吉林市の陳慶蘭さんは不当に拘禁され、夫は冤罪で死去
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 【明慧日本2022年11月17日】吉林市舒蘭(じょらん)市の法輪功学習者・陳慶蘭さんは、吉林市留置場に2カ月以上拘禁されており、衝撃を受けた夫・孟祥富さん(70)は精神的なダメージを受けて、先月24日に死亡した。陳さんは夫との最後の別れを派出所に許可されなかった。孟さんの息子は日本に居住しており、コロナウィルス期間中で帰国できず、父の遺体との別れができなかった。親友たちが孟さんの遺体を埋葬した。

 陳さんはかつて会社で窓のガラスを拭いていた際に落下して深刻な脳震盪になり、あちこち治療を求めても効果がなく、結局、大脳の反応が遅くなった。法輪功を学んだ後、陳さんは『轉法輪』の教えに従って、いつでも真・善・忍に従って自己を律し、善を持って人と接し、健康を取り戻した。陳さんの奇跡的な変化を目にして、夫・孟さんも法輪功を学び始めた。

 陳さん、孟さん夫妻は、法輪功を修煉して自らも恩恵を受け、社会にも良いことをもたらしており、称賛されるべきなのに、中国共産党に何度も嫌がらせをされ、家宅捜索を受けて拘禁された。2007年11月19日、孟さんは資料拠点の引っ越しを手伝ったとして不当に連行され、その後、懲役8年の実刑判決を言い渡された。陳さんも2回にわたり労働教養を強いられ、洗脳班に拘留されて嫌がらせをされるなどの迫害を受けた。

 2019年12月16日、孟さんは朝陽派出所の警官らに連行され、家宅捜索を受けた。多くの個人財産を押収された上、孟さん自身も留置場に送られた。しかし、身体検査の結果が基準に満たないとして、当日の夜帰宅した。

 孟さんは刑務所に収監されていた期間、現地の労働管理機関に給料を停止された。家族が交渉に行った後、半分の給料を受領できるようになったが、しかし、2020年、孟さんが年金を受け取りに行った時は、受領できなかった。その理由は、孟さんが拘禁されていた期間、受けたすべての給料(7万元以上=140万円以上)を当局に全部返却しなければならないという。経済的及び精神的な迫害を同時に受けて、孟さんは脳血栓の症状が現れ、歩くもことも、話すことも困難になり、その上、時には中国共産党の人員らに嫌がらせをされたり、脅かされたりした。

 2022年5月12日、吉舒派出所の警官ら6、7人は孟さんの家に押し入り、90歳になる高齢の陳さんの母の目の前で、3時間にわたって家宅捜索をし、多くの個人財産、法輪功の関連書籍、関連資料を押収した。翌日、2人の警官がまたやってきて、陳さんにサインを求めた。陳さんはサインせず、逆に優しく、ずっと法輪功についての真相を伝えようとした。

 7月26日、同派出所の警官は、また孟さん夫妻の家に押し入り、家宅捜索をした後、陳さんを連行した。当日午後5時、陳さんは解放され帰宅した。

 8月23日朝、舒蘭市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らは孟さんの家に押し入り、家宅捜索を行った。警官らは部屋をめちゃくちゃにし、ベッドの裏まで捜索をした。法輪功の書籍2冊、法輪功迫害の実態が書かれた5元の紙幣数枚を押収した。高齢の陳さんの母親はショックを受け、その後、親戚に迎えられて移動した。陳さんは留置場に拘禁された。警官は「裁判にかけて判決を下す」と言い放った。

 何度もショックを受け、さらに刑務所で迫害されて身体が弱り、年金も減り、妻も拘禁されており、幾重もの打撃の末、孟さんは10月24日に死亡した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/12/451807.html)
 
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