【明慧日本2022年11月18日】(台湾=明慧記者・孫柏、蘇容、瀋容)青空が洗われたように澄み渡る心地よい日となった11月13日、台湾の法輪功学習者(学習者)6千人余りが台北の平和バスケットホールに集まり、「2022年台湾法輪大法修煉体験交流会」(交流会)を開催した。
11月13日に台北の平和バスケットホールで開催された交流会 |
ステージの中央には、李洪志先生の写真と、「真善忍」、「法輪が常に回っている」、二枚の法輪図形と、李洪志先生の詩「慈悲は天地の春を溶かし 正念は世中の人を救う可べし」(『洪吟二』「法は乾坤を正す」)の文字が高く掲げられた。会場内の周りには李洪志先生の『洪吟』にある詩の垂れ幕が掲げられ、とても殊勝で厳かな雰囲気に包まれた。総勢19人の学習者が、修煉の中で自分の内に向けて探し、確実に心性を修め、そして心を込めて人を救う体験について語り、その場にいた学習者の心を深く感動させた。
交流会で発表する学習者 |
利己的だった状態から全体の円融に変わる
純粋さを求め、自分の中に閉じこもることを好んだ高校教師で桃園市の学習者・瑞芬さんは、修煉を始めてから20年間、補導員や様々なプロジェクトの責任者を任された。今年、地区の協調人を打診されたとき、最初は積極的に引き受けようとせず、言い訳を考えて丁重に断ろうとした。彼女はこの考えから自分の恐れる心、心配する心と安逸心を見つけ、そこで彼女はこれが自分の「独りよがり」という私心を取り除くためではないかと気づいた。そして、彼女は平然としてその責務を引き受けた。
瑞芬さんは自分に言い聞かせ、補導員は指導員ではなく、自分を学習者の中に置き、同修とともに高め、学習者の上に立つ考えがあってはならない。同修の強い指摘に対して心を動じることなく、穏やかな気持ちで耳を傾け、そうすることで師父から知恵を与えられ、同修の考えをはっきりと聞き取り、落ち着いて法理に基づいて交流することができると考えた。
同時に、人を不快にさせることへの恐れの裏には、自分が傷つくことや、物事の是非に関わりたくない私心があったことに気づいた。瑞芬さんは、最大の努力を払って口を修め、慈悲を持って他人を寛容し、人情のために心が動いてはならず、人情のために交流を恐れてはいけないと自分に言い聞かせた。物事が過ぎ去った後、心の中によくない考えを取り除くスイッチを入れ、同修の一時的な試練を乗り越える状態の現れでその同修を見てはならず、そして私たちは皆、同じ大法を修めており、皆が法の中で高め続けていると気づいた。
彼女は、神韻のアーティストが一体、無私無我になった場面に感動した。彼女が悟ったことは、法を正す必要に応じて、私たちはどの位置に置かれようと、いるかどうかではなく、必要であるかどうかを考え、すべての弟子が果敢に担うことができれば、師父が私達に切り開いた修煉の道を見て取れ、大きな師父のご恩の慈悲深い内包を悟ることができるという。
心性を昇華する中で舞踊の技術を高める
芸術高校舞踊クラス2年生の妤蓁(よしん)さんは、幼い頃から母親と一緒に修煉を始めたが、芸術高校で舞踊を習い始めてから、「修煉」とは何かを理解した。彼女は、修煉とはただ毎日法を学び、煉功をするだけではなく、師父に言われたことを真に行い、確実に修めることだという。
妤蓁さんは、かつて落ち込んだ時期を経験し、舞踊の動作が上手にできず、長い間劣等感に付き惑われ、他人の意見を受け入れようとしなかった。表面的には受け入れても、自分の欠点を改善する努力はしていなかった。先生からどこに問題があるのかと言われても、理解できていないのに質問もしない。その後、妤蓁さんは、他人の意見を聞きたくないのは強い執着心であることに気づいた。そして彼女は、言われると爆発してしまう心を徐々に放下した後、心性も舞踊の技術も迅速に向上したという。
高校一年生の時、彼女が振り付けた舞踊は最終選考の舞台に残らないと先生に言われ、彼女はすぐに泣き出した。悲しみの中、彼女は師父の説法を思い出し、その過程で向上することが最も重要であり、面子や名利の心に縛られていては進歩が限られてしまうと悟った。当時、準決勝まで1日を切っており、妤蓁さんは自分の踊りを選び直し、振り付けを繰り返して練習し、最大の努力で舞台と観客に敬意を払う姿勢を全力で示した。
考えもしなかったことに、希望を持ったなかった選択が、先生方に選ばれ、舞台に立つことができた。 舞台に上がり、役になりきった瞬間、妤蓁さんは、師父から授けられた才能は、自分を実証するためではなく、伝統文化を広め、人々の善念を啓蒙するためにあると悟った。
自我を実証する心を放下して人を救う
長年来、大紀元時報に勤務している明訓さんは、新聞購読の推進に携わる中で、ここ2、3年、多くの衆生と接触している。彼がよく聞かれるのは、「今でも新聞を読んでいる人はいるのか?」、 「このように販売していつまで続くのか?」。そして衆生のさまざまな反応に、面目をつぶされ、喜捨をさせられたという思いが残り、苛立ちが募るのである。
かつてある時期に、肩に重い物質があるとしばしば感じるようになり、労苦で疲れて、時には心性を守れず、かんしゃくを起こしていた。責任感や使命感、払った努力は、名声を重んじ、それを守っていることで各次元に浸透させ、それが常人の真面目さと責任を負うこと中に隠れて、自我を守り名声の追求を醸成していることに気づいた。
しかし、自分は大法の基準から逸脱し、法の力を失った後、心身の疲労を感じる物質に妨害されていると分かった。彼は、この長年の執着を認識でき、深く内に向けて探すことを教えてくださった師父に感謝した。彼は、自分をより良く修め、大法の弟子としての正念の場を広げてこそ、よりよく真実を伝え、師に手伝い人を救うことができると発表した。
聖なる縁を大切に 真実を理解した雇用主が恩恵を受ける
介護士として働くベトナム人学習者ファン・ティ・ハウさんは、以前は家族について焼香し佛を拝んでいたが、佛を拝む本当の意味を知らなかった。弟から李先生の説法を紹介され、修煉とは何かを理解した。彼女は、これこそ自分が探して求めていた佛法であると思ったという。
修煉を始める前のハウさんは、副鼻腔炎、頭痛、背骨ヘルニア、手首の腫れで手が曲がっているなどの病気を患っていた。ある時、夢の中で3、4人が彼女の手、腰、背中に触り、 目が覚めた彼女は、それは師父の法身が自分の体を調整してくださっていたと感じた。今、彼女の曲がった手はまっすぐになり、手首の腫れも治った。
また、ハウさんは昨年突然、足の指に小さな水泡がたくさんでき、常に出血とかゆみがあり、掻くと腫れてしまい、靴を履くことができず、歩く時とても痛かったという。 しかし、彼女は煉功をする人は病気がないことを知っていたので、毎日仕事をこなし、法を学び、煉功をし続けた。 1週間後、彼女の足は完治していた。彼女が介護しているおばあさんは、彼女の体の変化を目の当たりにし、法輪大法が良いものだと理解したことで、おばあさんも心身ともに恩恵を受けた。おばあさんの息子さんは、「あなたが法輪功を修煉しているから、手術後の母の体がこんなに早く回復できました」と言ってくれた。
ベトナム語の『轉法輪』を開いて師父の写真を見ると、いつも感動の涙を流すハウさんは、「昔は生活の苦しさや故郷を離れていることに不満を持ち、長い間、佛を修めよと思っても、本当の修煉法がどこにあるのか知りませんでした。『轉法輪』を読んでから、多くの疑問が解け、人生の因縁関係、失と得が理解できるようになり、それまであった不幸な気持ちがすべてなくなりました」と話した。 今、彼女は毎日、法を学び、煉功を行い、充実した有意義な生活を送っているという。
メディアの仕事で嫉妬心を取り除く
大紀元メディアで7年間勤めている呂文馨さんは、最初はメディアで真実を伝えることに専念しようという心構えで臨み、遅くまで残業しても、朝の煉功は欠かさなかったという。しかし、労働時間が長くなるにつれて、取り除かれていなかった人心が次々と表に顕れた。週7日勤務で1日3時間しか眠れないという状況に直面し、労働時間よりも不公平な配分に嫉妬心を抱くようになった。
彼女は嫉妬にはいろいろなところから現れ、同僚が同じように仕事に打ち込んでいないと感じたとき、他の人を見下しているとき、自分が排斥を受けるとき、他の人が当時の自分と同じように苦しむべきだと思ったとき、他の人が彼女の貢献を当然だと思われたとき、嫉妬心はさまざまな形に変え爆発をしているという。
彼女は学法を続けるうちに、自分の利益に対する心が放下していないがために、彼女の様々な執着心に対するトラブルが生じたことに気づいた。 彼女は詳しく内に向けて探したことで、これらは師父の苦心なる按排であり、すべては弟子の名・利・情を取り除くためであることを悟った。彼女は落ち着いて自分の利己的な観念を見れるようになったと感じ、それを取り除きたいと思い、自分の体のある部分が死んでいくのが見えた。この30年間に形成された観念が自分でないことを認識した彼女は、それを切り捨てるようにしたとき、彼女の心の中にあったすべての怒りと憎しみが消え去ったのである。
修煉の道に戻り、自分を奮い立たして追いかける
20数年前、雷暁臻(ライシャオジエン)さんは家族とともに法輪大法の修煉を始めたが、忙しくなると修煉の環境から遠ざかってしまった。 修煉しているように見えても修煉していなかった数年間に、突然情と色欲の試練が現れ、彼女を完全に常人の生活状態に追い込み、乗り越えられない試練が次々に現れ、家庭や夫婦間のトラブルがエスカレートした。苦悩の中に置かれたシャオジエンさんは、しばしば師父や修煉のすばらしさを思い浮かべるが、自分を奮い立たせることができなかった。
ある時、同修から「発正念」をするように励まされた。この3文字を聞いて、シャオジエンさんは長年自分の体を覆っていた灰色の物質が一瞬にして撃ち落とされたように感じた。彼女は、同修と約束して一緒に法を学び、発正念を行い、グループの交流に参加した。 安定した修煉環境に戻ると、彼女の生活が好転しただけでなく、家族の雰囲気も良くなった。
数年前、シャオジエンさんは「台湾伝統な味フェルトパン」で知られる独創的なブランドを作り、短期間で数々の賞を受賞し、多くのメディアに取り上げられた。しかし、疫病の流行により収入が途絶え、3年間の商売は水の泡になった。彼女はこの時間を使って学法を強化し、自分には人を救う使命があることを思い出し、電話で真実を伝えることで恐怖心を突破し、次第に事業や利益の心を放下した。同時に、これも良い母親になるように師父が望まれていることを悟った。
彼女は、すべての執着を放下し真剣に自分を修めれば、師父は最もよい按排をしてしてくださると体得した。彼女の修煉状態が良くなるにつれ、彼女のワークショップの収入も徐々に良くなってきている。シャオジエンさんは、修煉の道に戻ることを許してくださった師父に感謝し、今ある一瞬一瞬を大切にして、自分を奮い立たせて追いつきたいと話した。
台湾交流会は午後4時半頃、円満に終了した。新旧の学習者たちは、同修の真摯なる交流に深く感動し、時間を大切にして誓いを果たし、比して学び比して修め、勇猛邁進することを誓った。