【明慧日本2022年11月19日】遼寧省丹東市在住の法輪功学習者・潘晶さん(女性)は、法輪功を実践しているとして当局に連行され、不当に拘禁された。10月19日、潘さんに対する裁判が不当に開廷された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
2021年9月3日、潘さんは89歳の母親の誕生日パーティーを開いていたところ、突然、丹東国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)、振興公安分局、永昌派出所、頭道派出所の7人の警官が押し入り、潘さんを連行した。また、潘さんの自宅に招かれてきた法輪功学習者4人も連行された。警察が振安区検察庁に潘さんの案件を提出した直後、検察庁は証拠不十分として潘さんの案件を差し戻した。9月17日、潘さんは保釈された。
1年後の今年9月16日、潘さんは、警察が再び振安区検察庁に案件を提出したことを知らされた。その4日後、潘さんは振安区裁判所から起訴されたことを知らされた。
そして、10月19日に審理が開かれることになった。当日、潘さんは午前9時に裁判所に到着するなり、警察に小部屋に拘束された。その後、病院に連れられ、身体検査を受けた。
午後、潘さんは再び裁判所に連れて行かれ、裁判官と面会した。潘さんは裁判官に、なぜ法輪功は世界中で称賛され、中国だけ迫害されるのかと質問した。
裁判官は潘さんの弁護を遮ってこう言った。「私にそんな馬鹿なことを言わないで、中国では許されないだけです。実践したら逮捕しますよ。法輪功を放棄すれば、刑を軽くしてあげます。そうしますか?」
潘さんは、「法輪功は私に健康を与えてくれて、社会にも有益です。それのどこが悪いのでしょうか?」と答えた。
審理の後、裁判所の職員は潘さんの家族に尋ねた。「もしあなたが裁判所の罰金を払うことに同意すれば、潘さんの刑期を数年短縮することができますよ。どうですか?」。家族は「考えておきます」と言い、電話番号を裁判所の職員に伝えた。
潘さんは審理後、丹東市拘置所に再び連行された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)