山東省東営市の白興文さん 懲役3年6ヵ月の不当判決
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 【明慧日本2022年11月22日】山東省東営市東営区の裁判官・紀鵬輝は11月8日、法輪功学習者・白興文さん(70歳近く女性)に懲役3年6カ月の実刑判決を不当に宣告した。白さんは法廷で上訴すると言った。

 白さんは市河口区の孤島鎮の協作二村に在住。2021年から警官に身柄を拘束され、不当判決を受けた経緯はは下記のとおり。

 2021年5月8日、孤島鎮で「5.13世界法輪大法デーを祝う」という横断幕が掲げられた。河口区山東省濵海公安局海濵支局の警官は交差点の監視カメラから対象を絞り出し、法輪功学習者に2カ月以上にわたって盗聴、監視、尾行を行い、「7.15連行行動」を計画した。

 同年7月15日、白さんと次女の季英萍さんは自宅で海濵支局の警官に身柄を拘束された。白さんの長女も同時に自宅で身柄を拘束され、家財を押収された。その後、娘は家に帰されたが、白さんは区留置場で拘禁されたが、健康の問題により一時出所した。

 9月16日、海濵支局の警官・劉録英と朝陽派出所の警官・宋銘軒は白さん宅を訪ね、白さんを朝陽派出所に連行した。白さんの娘3人はすぐに派出所に駆けつけ、母の解放を求めたが、長女の季英梅さんはその場で派出所に拘束された。

 10月19日、白さん親子は法律に基づき、公安及び検察庁、政府関連部門に文書を提出し、案件を撤回して2人の冤罪を晴らすことを求め、警官の違法行為も訴えた。

 11月6日、朝陽派出所は白さんの以前の起訴の仕返しとして、再び白さんを連行し、13日間行政拘束した。その時、白さんの血圧が高すぎたため、拘置所に受け入れ拒否され、婿が家に連れて帰った。

 2022年1月17日、白さんは市東営区裁判所に行政訴訟を提出し、海濵支局による行政処罰の違法性を訴えた。2月24日、東営区裁判所はショートメッセージで行政訴訟が立件され、3月23日に区裁判所で開廷されることを知らせた。3月14日、白さんは区裁判所からの電話を受け、訴訟の案件が撤回されたと知らされた。

 3月22日前後、白さんは海濵支局に区検察庁に起訴された。

 7月29日午前9時、白さんは区裁判所に裁判を開かれた。

 9月19日、白さんは再び市公安局に身柄を拘束され、市留置場に拘禁された。

 11月8日、区裁判所の裁判官・紀鵬輝はオンラインで白さんに対して開廷し、懲役3年6カ月、罰金2万元(約40万円)の不当な判決を宣告した。白さんは無罪を主張し、その場で上訴すると言った。

 白さんは1995年に法輪功を学び始め、半年も経たないうちに全身の病気が完治した。それからずっと法輪功を学ぶことを決心した。白さんは生活において、「真・善・忍」に従い、自らを律し、善意を持って周りと付き合い、和気藹々の暮らしを送っていた。法輪功を学んでからの二十数年来、元気で病院に通うこともなく、国に対して大量の医療費の節約ができた。

 白さんの長女・季英梅さんも最初母と一緒に法輪功を学んでいた。1999年7.20以降、一時期法輪功を諦めたが、2019年に子宮頸がんの末期と診断されたことをきっかけに、法輪功を学び直した。わずか半年で健康を取り戻した。しかし、季英梅さんは2021年7月15日に身柄を拘束されてから1年3カ月の間、身体、経済、精神において大きなプレッシャーを受けて迫害をされた。その結果、2022年10月9日の早朝に他界した。享年45歳。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/15/451939.html)
 
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