【明慧日本2022年11月23日】山東省青島市の法輪功学習者で退役将校・公丕啓さんは、2017年10月17日、当局に連行され、2018年7月20日、青島市市北区検察庁に懲役7年6カ月の実刑判決を言い渡され、同省済南市刑務所に拘禁された。2021年4月12日夜、刑務所の迫害により、公さんは死亡した。享年66歳。公さんの遺体の頭部は、腫れて濡れている状態で傷があり、耳から血が流れだしていた。
公丕啓さん |
公さんは大佐で、退役する前は山東省予備役砲兵師団副参謀長だった。公さんは2018年10月に山東省刑務所に拘禁された後、山東省高等裁判所に再審議を申し立てようとしたため、看守はより過酷な扱いの対象とし、受刑者を唆して24時間監視させた。
凄まじい精神的プレッシャーの結果、公さんは高血圧(260/100mmHg)を発症した。血圧が高すぎて測定不能になることもあった。また、トイレの使用も禁止され、長時間、小さな椅子に座らされた。さらに、食べ物を買うことも禁止された。刑務所は、常に法輪功学習者を迫害するために、いつでも規定を変更可能にした。
2019年10月に11区の責任者である孫鲁光が刑務所を去った後、指導員・張偉が臨時責任者になった。張は、自分がいる限り、公さんを「転向」させるために全力を尽くすと主張した。
李峰と王勇の両受刑者は、常に公さんを言葉巧みに罵倒していた。公さんは法輪功の無実を明らかにしようとすると、拷問はエスカレートするばかりだった。監視カメラには、受刑者が公さんを罵倒している様子が記録されていたが、看守は見て見ぬふりをしていた。
1年後の2020年10月、張偉も退職し、後任に王傳松が引き継ぎをした。昇進するために、王は公さんにさらに圧力をかけた。他の受刑者たちは午前1時半まで働き、4時間眠った後、午前5時に起きてまた働かなければならない。虐待に耐え切れず、2021年4月2日、1人の受刑者が自殺した。
10日後の2021年4月12日午後7時半、公さんは洗脳ビデオを見ているうちに気分が悪くなった。就寝を命じられた。後に家族に提供された監視カメラの映像によると、午後8時32分頃、公さんはベッドから落ち、動かなくなった。救急車が到着したのは午後9時で、病院に運ばれたが死亡が確認された。