四川省の羅傳さん、信仰を理由に3カ月間不当な拘禁
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年11月28日】四川省成都市在住の法輪功学習者・羅傳さん(女性)は、法輪功を実践しているとして、2022年8月9日に金牛区分局九里堤派出所の警官らに不当に連行された。以来、3つの拘置所を転々として3カ月近く拘禁されている。羅さんの家族は、この不当連行について正式な拘留通知書などを受け取っていない。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 その8月9日午前10時、九里堤派出所の警官らが羅さんの家に押し入り、羅さんと娘を連行した。羅さんの法輪功の本、パソコン、タブレットなどの所持品は押収された。その後、2人は九里堤派出所に連行され、取り調べを受けた。

 羅さんの娘は午後には解放されたが、羅さんは2日間にわたって派出所に拘束され、警官らに殴られた。8月11日、羅さんは新都拘置所に連行された。羅さんは入り口で保護服の着用を拒否したため、3人の看守に殴られ、足と肘に怪我をした。

 羅さんはその後、双流区拘置所に移された。警察は、10月12日に羅さんを地元の精神病院に連れて行き、羅さんの精神状態を鑑定した(精神病院は、正体不明の薬物を注射して法輪功修煉者を迫害し、拘禁する拠点)。羅さんは精神鑑定に強く抵抗したが、医師は強制的に鑑定した。

 羅さんは、新都区拘置所、成都市拘置所、双流区拘置所を転々として、3カ月近く不当に拘禁されているが、羅さんの家族は、この不当連行について、正式な拘留通知書などを受け取っていない。

 羅さんの家族もこの3カ月間、絶え間ない嫌がらせに遭った。警察は娘に圧力をかけ、精神鑑定結果にサインさせ、羅さんのために雇った弁護士を解任しようとした。

 以前に羅さんは、法輪功迫害の事実について人に話したことを通報され、2019年10月2日に連行されたことがある。警察は羅さんが滞在していた母親の家を家宅捜索し、羅さんの法輪功の本、ノートパソコン、メディアプレーヤー、法輪功迫害に関する情報資料を押収した。そして羅さんは、成都市拘置所に拘束された。

 金牛区裁判所は2020年6月29日、羅さんの案件のオンライン審理を行った。裁判官は頻繁に羅さんの弁護士と羅さん自身の弁護を中断した。羅さんは懲役1年の判決を受けた後、成都市中級裁判所に上訴した。中級裁判所は8月21日、審理を行うことなく、羅さんの原判決を維持する決定を下した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/3/451448.html)
 
関連文章