2022年9~10月、2054人の学習者 連行、嫌がらせを受ける(二)
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 【明慧日本2022年11月28日】(前文に続く)

 二、1395人の学習者が嫌がらせを受ける

 明慧ネットの報道によると、9~10月、警官は1395人の学習者に嫌がらせをした。

 ◎迫害事例

 1、成都市の王曉玲さん、警官の暴力で指を骨折

 四川省成都市に住む学習者・王晓玲さん(65歳女性)は、2015年12月、当局の警官に連行された後、地元の裁判所に懲役4年の不当判決を言い渡された。王さんは出所後、退職金口座が空っぽであることを知り、ショックを受けた。年金の支給がなくなったため、低所得者向けの補助金として月に数百元が支給されることになった。しかし、それをもらうには、毎月、コミュニティで書類にサインをしなければ、支給されない。

 王さんは9月20日夜、コミュニティの職員から電話を受け、翌日に低所得者補助金の書類にサインするため、事務所に来るようにと言われた。

 翌日の午後1時30分頃、王さんが行くと、そこにいた政法委の職員6人に法輪功を放棄する声明書にサインするよう強いられた。4人は名前を明かさず、2人の女性職員は苗字を「張」と「李」だと言った。

 職員は、「この行動は第20回党大会を前に安定を確保し、政府に学習者を徹底的に調査することを要求されたためだ」と話した。王さんが拒否すると、職員は新津洗脳班と派出所の警官らを呼んできて、王さんを洗脳班か派出所かに連れて行くと脅した。また、王さんのカバンを奪い取り、法輪功の資料を所持しているか探した。

 午後7時まで、このようなことを繰り返した。結果的に、王さんは手を掴まれ、調書に拇印を強要された。抵抗する中で、王さんの中指が骨折し、あざができた。それでも王さんは書類にサインすることを拒否したが、午後8時ごろに釈放された。

'图1:王晓玲右手中指淤伤'

王さんの右手の中指にあざ

'图2:王晓玲右手手指变形'

王さんの右手の指が変形

 王さんが受けた迫害

 四川省地質環境総合観測総站の元職員である王さんは、過去20年間、信念を守るため度重なる迫害に耐えてきた。

 2006年9月28日に初めて連行され、郫都区留置場に拘禁された。

 2011年4月中旬、王さんは新津洗脳班に連行された。友人が王さんを探しに職場に行くと、上司は「王さんは仕事の研修会に参加している」と言った。

 2016年9月、当局の裁判所は王さんに懲役4年の不当判決を言い渡し、龍泉女子刑務所に送った。

 2、冤罪で拘禁した夫婦に 今も嫌がらせと経済迫害

 河北省淶水県淶水鎮に住む張東生さん、劉金英さん夫婦は、もともと公務員である。張さんは淶水県地税局の元主任で、劉さんは淶水県陳情局副局長だった。「真・善・忍」を修め、心身ともに健康にな「法輪功」を学び続けている夫婦は、23年来、中共によりひどい迫害を受けた。張さんは懲役15年、劉さんは懲役5年の判決を言い渡された。 現在もなお、地元の警官や村の幹部から絶え間ない嫌がらせや経済的な迫害を受けている。

'刘金英'

劉金英さん

 今年9月27日午前11時過ぎ、淶水鎮派出所の警官3人は、村の幹部と一緒に、義安鎮の張さんの家に行った。張さん夫婦は畑で農作業をしていて、家には誰もいなかった。そのため、警官らは張さんの家のドアの写真を撮って、立ち去った。

 同日の午後2時過ぎ、午前中に来た警官3人は再び、張さんの家に行った。張さん夫婦は家にいた。劉さんが警官らに「午前に来ましたか」と聞くと、「いいえ」と警官1人が返答した。警官は「質問がある」というと、「いいですよ。罪は犯してしていないので、回答しなくてもいいですよね」と言った。警官は「法輪功をまだ学んでいるのか」と聞くと、「法輪功を学ぶことは自由です」と夫婦は答えた。

 ほかの警官1人は盗撮しようとしたが、張さんに制止された。もう1人の警官は「もう帰ろう」と言った。そのとき、劉さんは「法輪功への迫害に加担しないようにしてください。法輪功が名誉回復されたら、あなたたちはどうなるか、考えてください」と言うと、3人は慌てて家を出て行った。

 劉さんはかつて、5年の実刑を下され、石家庄第二刑務所と太行刑務所に拘禁された。刑務所で劉さんは拷問を加えられ、長期にわたって薬物投与の迫害を受けた。そのため、大量の髪が抜け落ち、歯がぐらぐらになり、皮膚も変色した。

 張さんはかつて、15年の重刑を受け、保定市第一刑務所に拘禁された。2016年、出所したとき、張さんは極度に痩せ、ぐらぐらの歯2本しか残っていなかった。

 張さん夫婦はともに仕事を失った。張さんの母親が2009年に亡くなった後、貧困に陥った張さん夫婦は生活維持のため、家の畑の農作業を始めた。2015年秋、張さん夫婦は、当時の村の書記に2ムーの畑を奪われたが、補償金はなかった。

 三、洗脳班での迫害

 明慧ネットの報道によると、9~10月、50人の学習者が洗脳班に強制連行され迫害を受けた。

9~10月、中国各地で学習者が洗脳班に拘禁された人数

地域

洗脳班に拘束された人数

四川省

19

湖北省

7

重慶市

6

浙江省

5

貴州省

4

吉林省

3

安徽省

2

山西省

2

北京市

1

湖南省

1

合計

50

 ◎迫害事例

 1、延吉市の如家ホテル1階に洗脳班を設ける

 今年9月上旬から下旬にかけて、十数日間、延吉市の如家ホテルの1階で学習者を迫害する洗脳班が開かれ、多くの学習者が拘禁され、強制的に洗脳された。延吉市610弁公室の副主任・李永春と延吉610弁公室の協調課長・楊安文は、この洗脳班で学習者を迫害する具体的な実行者になった。

 延辺州委員会の書記・胡家福は延辺州の法輪功迫害の黒幕である。

 洗脳は、中共が何十年も前から中国人を毒害するために使ってきた常套手段であり、「洗脳班に入れる」という言葉を聞くと、中国人は恐れるのである。洗脳班は、刑務所や労働教養所などの暗黒の巣窟と同じくらい邪悪なものである。洗脳班の主な機能は、肉体的拷問と過酷な精神的拷問を組み合わせ、真・善・忍を修める学習者に強制的な手段で信念を放棄させ、道徳の向上と身体の健康を追求することを断念させることである。

 洗脳班は学習者の人身自由を剝奪し、家族との面会をすべて許さない。独房に拘禁し、携帯電話などを押収し、24時間監視して、外との連絡を一切とれない状態にする。学習者は強制的に入れられるのに、費用は個人や会社に負担を要求する。かかる費用はホテルと同じくらいで、家族や学習者の給料から天引される。

 洗脳班で学習者を迫害する方法は極めて邪悪で、高圧的な洗脳で学習者に修煉を放棄させ、ユダを操って法輪功創始者を中傷し、大法を歪曲し、学習者たちに仲たがいをさせる。食事と睡眠の時間以外、学習者に大法を中傷するビデオを見せたり、他の法門の呪文、邪悟者が作った歌などを強制的に聞かせる。また、「転向授業」に学習者を強制的に出席させる。しかも、授業のメモを取らせ、体得を書かせる。体得が洗脳班の要求を満たしていなければ、毎日精神的な拷問を繰り返されることになる。また、「転向しなければ、判決を下す、給料をストップするなどの脅迫を行い、さらに拷問で服従させることもある。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/16/451698.html)
 
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