【明慧日本2022年12月1日】(明慧ネット豪州記者が報道)豪州各地の法輪功学習者(以下、学習者)、人権組織の代表らは11月22日、首都キャンベラの国会議事堂前に集会し、オーストラリア政府に中国で23年間も続いている法輪功への迫害をやめさせるよう呼びかけた。地元住民は足を止めて耳を傾け、中国共産党(以下、中共)を非難した。
2022年11月22日、豪州各地の学習者及び人権組織の代表らはキャンベラの国会議事堂前で集会 |
豪州法輪大法学会のスポークスマン・ジョン・デラー氏が集会で発言 |
豪州法輪大法学会のスポークスマン・ジョン・デラー氏は「私たちはオーストラリアの議員らに法輪功が迫害されている実態を伝えています。法輪功の「善」を理解することは中国を理解することの助けになります。さらに中共の邪悪さに対して、より認識できます」と集会で発言した。
人権弁護士は、オーストラリア人が、中国へ臓器移植のために渡航することを禁止する法律を制定するよう政府に要請
デービッド・マッタス氏が集会で発言 |
著名な人権弁護士デービッド・マッタス氏は、集会で発言し、オーストラリア政府に法律を定め、オーストラリア人が臓器移植のために中国へ行くことを禁止し、中共による法輪功への迫害をやめさせ、臓器移植のために法輪功学習者、ウィグル人などの良心犯を虐殺することをやめさせることを呼びかけた。
現住民の長老「中共は『真・善・忍』に反対しているだけではなく、人類を壊滅することを企んでいる」
アナウォール地区の原住民の長老グレンダー・メリット氏は集会で発言 |
アナウォール地区の原住民の長老グレンダー・メリット氏は集会で「法輪功学習者たちは『真・善・忍』という、人類の基本の原則に従っています。中共は『真・善・忍』に反対しているだけではなく、最終的に人類を壊滅することを企んでいます」と発言した。
メリット氏は次のように述べた。「中共は学習者だけの脅威ではなく、私の脅威でもあります。十数億の中国人の脅威だけではなく『真・善・忍』を実践しようとする人類の脅威です」
「政府は過ちを犯した時、正義感のある人は危険を冒し、ひいては生命の代価を払わなければなりません。正しいことを実践するには大きな勇気が必要です。私たちは「真・善・忍」という人類の礎石(そせき:土台石)に従わなければなりません。もちろん、私たちの人間性にも従わなければなりません」
チベット代表「一緒に中共の臓器狩りの蛮行をやめさせよう」
ドリング氏(Mr Tenzin P. Doring)は集会で発言 |
チベット亡命政府の豪州議会代表ドリング氏は、自分と家族は医療に従事した経験があるという。彼は「生体の臓器狩りは本当のことです。衆人環視の中で行っています。中国での生体狩りは最も邪悪です」と話した。
ドリング氏は数年前に初めて法輪功が迫害されている実態を知ったという。原因はこれらの情報が検閲され、隠されているからである。「心から生体臓器狩りを暴露してやめさせるべきです。本当に行動しなければなりません。それが、私がここに立っている理由です。みなさまのためにここに来ました。とても誇りに思います」
最後に「一緒に中共の臓器狩りの蛮行をやめさせよう」と呼びかけた。
人権活動家「私たちは最終的に中共滅亡の立会人になる」
人権活動家アンドルー・ブッシュ氏が集会で発言 |
オーストラリア自由党のメンバー、人権活動家のアンドルー・ブッシュ氏は「中国には民主がなく、独裁しかありません。中共は命を疎かにし、任意に臓器を採っています。中共は人民に自由を与えず、コントロールしようとしています。われわれは人権自由を支持しています」
「私たちは中国人に真実を伝え続けなければなりません。民主と人権には同情心が含まれて、同情心は全ての人に適応しています。われわれは必ず成功し、中国の変化と中共滅亡の立会人になります」と発言した。
迫害の経験者が中共の迫害を暴露
数人の学習者が、自分及び家族が中共により迫害された経験を話した。
学習者・熊琦さんが集会で発言 |
数年前に娘を連れて中国から亡命し、メルボルンに在住する法輪功学習者・熊琦さんは妻・姜永芹さんが法輪功を学んでいるとの理由で、中共に残酷に迫害された、一家の遭遇を話した。
熊琦さんの妻・姜永芹さんは、浙江理工大学の元講師である。何度も中共により身柄を拘束され、拘禁されたことがある。今年6月12日、吉林市竜潭区新安派出所の警官らは昌邑区通江コミュニティーにある姜さん宅に侵入し、姜さんとの娘(8歳)、母親(86歳)の身柄を拘束し、取り調べをした。そのため、姜さんの母親はショックのあまり、精神認知になってしまった。姜さんは連行されてから尋問を受け、自白を強要されて拷問を受けた。
熊さんは最後に「オーストラリア政府に『真・善・忍』を修める学習者が受けた迫害を通じて、中共の本質を知り、中共と距離を置いてもらいたい」と呼びかけた。
学習者・陳さんが集会で発言 |
学習者・陳暁さんも集会で発言した。彼女は中国で拘禁された期間、採血されたことがある。彼女の母親・譚沢楨さん(74歳)も法輪功を学んでいるとの理由で、2022年12月から四川省で拘禁されて家族との面会を禁じられ、安否が不明である。
オーストラリア人が、中共による臓器狩りを非難
キャラムさんは迫害停止を応援 |
キャラムさんは、平和的な抗議活動に惹かれ、学習者が中国で受けた迫害の実態を聞いた彼の最初の反応は「驚くと同時に緊張した」という。キャラムさんは中共が人類に対し、気が狂うほどのコントロールに恐怖を感じたという。彼は「人間は自分の信仰に従う自由があります。本来であれば、迫害にされる心配はないはずです」と話した。
アラーさんは学習者が受けた迫害を聞いてこれは人権侵害だと認識し「どんな人もこの世に生きる権利があります」と中共による学習者への生体臓器狩りに反対した。
大使館に勤務するリーアムさんは「生体臓器狩りの罪悪にとても驚いています。中共の人権侵害は私の認知をはるかに超えています。どうしてこんなひどいことができるのか、全く理解できません」と話し「真・善・忍」は人間の基本の原則であり、どんな信仰であれ、他人に対する善は基本であると話した。