陝西省の張喜維さん 不当な判決に直面
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 【明慧日本2022年12月4日】陝西省の法輪功学習者・張喜維さんは、西安市雁塔(がんとう)区公安支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)に身柄を拘束され、現在まですでに1年4カ月拘禁されている。11月23日、弁護士は家族に「雁塔区裁判所は張さんに懲役4年6カ月、罰金1万元(約20万円)の不当な判決を宣告しようとしている」と告げた。

 張喜維さんは礼泉県の出身で、西安市に在住。2021年7月21日夜10時ごろ、十数人の警官が張さん宅に侵入した。そのうちの人がいわゆる「捜索令状」を見せた。張さんは関係者の写真を撮ろうとしたが、携帯電話を奪われた。それから家宅捜索で『轉法輪』1冊、メモリカード数枚、ラジオ1台、MP3一個、パソコン1台などの私物を押収された。家宅捜索の途中、張さんは水分を補給したかったが、動くなと言われた。

 当日夜、張さんは市の昆明路派出所に身柄を拘束され、23日にPCR検査と健康検査を受け、23日の午後6時ごろ、留置場に送り込まれて現在に至る。

 同年8月18日昼1時過ぎ、張さんの実家も身分不明の者に押し入られ、張さんの母親は「協力」を強要された。これらの者は身分を明かさず、市局のものだと自称し、協力しない限り張さんの母親も連行すると言った。張さんの母親はどんな法律に違反したのかと問い詰めた。関係者らは、誰が張さんが連行されたことをインターネットに暴露したのか、誰が弁護士を雇ったのか、弁護士は何を言ったのかについて質問したが、張さんの母親は、張さんの後見人が弁護士を雇った、迫害の実態をインターネットにアップしてはいけないことはつまり秘密裏でやっていることでしょうと応えた。最後に、彼らは雁塔支局の国保、礼泉国保に指図された者だとわかった。

 張さんの案件は雁塔区検察庁に起訴され、雁塔区裁判所に提出された。

 2022年5月30日、雁塔区裁判所は張さんに対してオンラインで裁判を開いた。家族が雇った弁護士は無罪弁護をした。裁判所は証拠不足で案件を検察庁に戻し、検察庁も案件を雁塔支局に戻した。

 雁塔支局は新しい証拠が見つからなくても、張さんを罪に陥れようとした。8月16日、雁塔区裁判所は張さんに2回目のオンライン裁判を開いた。前のいわゆる証拠を新しい証拠とした、弁護士はそれは証拠にならないと指摘した。法廷は裁判をいい加減に終わらせた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/27/452405.html)
 
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