2022年11月、17人の学習者が迫害で死亡(一)
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 【明慧日本2022年12月9日】(中国=明慧記者)明慧ネットが報道した情報の統計によると、2022年11月、17人の法輪功学習者(以下、学習者)が迫害で亡くなったことがわかった。死亡した学習者は、上海市の李文娟さん、ハルビン市の葛振華さん、太原市の羅保俊さん、大連市の劉紅霞さん、黒竜江省の李民さんであった。

 遼寧省の孫桂花さんは生前、蓋州市社会保障局に年金を停止された。江蘇市南通市の陸徳泉さんは刑務所に5年間拘禁され、出所したとき、定年を迎えたが退職の手続きをしてもらえなかった。吉林省舒蘭市の孟祥富さん(70)は年金をストップされ、河南省の李愛萍さん(63)も年金の支給を停止され、以前の年金を還すように要求された。

 11月、迫害により死亡した学習者の人数の統計

 黒竜江省5人:葛振華さん、劉峰さん、孟祥柏さん、劉鳳芹さん、李民さん

 遼寧省3人:劉紅霞さん、孫桂花さん、周紹堂さん

 河南省2人:李愛萍さん、孫耀亭さん

 内モンゴル2人:劉暁欣さん、張麗梅さん

 河北省1人:王蓮双さん

 吉林省1人:孟祥富さん

 江蘇省1人:陸徳泉さん

 山西省1人:羅保俊さん

 上海市1人:李文娟さん

 ◎迫害事例

 1、遼寧省盤山県の周紹堂さんは迫害されて死亡

 遼寧省盤山県の東郭鎮尹屯村の学習者・周紹堂さん(82)は、2021年12月に2回にわたって、自宅で不当な裁判を受けた。居住監視1年の処分を受けた周さんは、2022年11月17日に死亡した。

 周さんは1999年7.20以前から、法輪功を学び始めた。2000年に2回も北京へ行き、法輪功への迫害停止を求めた。同年12月31日、周さんは天安門広場で法輪功迫害停止を求める長さ99メートルの横断幕を広げたため、天安門広場派出所の警官に連行された。その後、北京市東城区裁判所に懲役4年の実刑判決を宣告された周さんは、凌原第一刑務所に収容された。

 2、大連市の劉紅霞さんは迫害されて死亡

 大連市の学習者・劉紅霞さんは昨年10月28日、警官に尾行されて連行され、拘禁された。劉さんは極度に衰弱し、座ることもできない状態であるにもかかわらず、今年7月13日、甘井子区裁判所は劉さんに不当な裁判を行った。その後、懲役4年、罰金4万元の判決を宣告された後、劉さんは危篤状態に陥り、病院に運ばれ、集中治療室に入れられたが、それでも、甘井子区裁判所は劉さんの「仮釈放」の申請を拒否した。そして、11月8日朝、劉さんは冤罪を晴らせないまま、47歳の若さでこの世を去った。

 劉さんはロシア語を専攻し、大連外国語大学を卒業した。中国共産党(以下、中共)の法輪功弾圧により、2007年10月、大連市公安局の警官に連行された。その後、労働教養所外での労働教養処分1年を科された。そして、また2014年8月8日、劉さんは大連市西岡区公安分局の警官に連行された。その後、裁判所は劉さんに懲役3年の判決を下し、遼寧省女子刑務所に送った。刑務所で劉さんは小さな独房に入れられ、両腕を背中に回されて手錠をかけられ、殴打され、手のひらサイズの椅子に座らせるなどの迫害を加えられた。

酷刑演示:码坐

拷問の再現:手のひらサイズの椅子に座らせる

 劉さんを尾行してきた警官は2021年10月28日午後、劉さんを連行した。劉さんは大連市留置場に拘禁された。今年2月14日、迫害に抗議するため断食を始めた劉さんは、その後、大連大学附属新華病院の総合第二病区に移送された。病院で劉さんはベッドに縛られ、強制灌食をされ、不明の薬物を注射された。家族は劉さんとの面会を要求したが、拒否された。

酷刑演示:野蛮灌食

拷問の再現:強制的灌食

 劉さんは甘井子区検察庁から同区裁判所に起訴された。7月7日、劉さんは留置場に戻された。裁判所は劉さんの家族に、劉さんに対する開廷が7月13日の予定だと伝え、家族の傍聴は許可しないと告げた。弁護士は劉さんの健康状態から、開廷の延期を求めたが、拒否された。

 7月13日、劉さんは椅子にも座れないほど衰弱し、弁護士1人も欠席のままで、オンラインで裁判にかけられた。裁判官は劉さんに懲役4年、罰金4万元の判決を言い渡した。

 当時、劉さんは断食して5カ月で、衰弱した体重は三十数キロしかなく、入院の間の記憶がなくなっていた。判決を受けた後、さらに迫害を受けた劉さんは危篤状態になり、新華病院のICUに搬送され、2週間救急手当を受けた。判決を不服とし、上訴した劉さんは10月、原判決維持の結果を下された。そして、11月8日の朝、新華病院で死亡した。

 3、自宅で開廷され 懲役3年の判決を下された孫桂花さんは死亡

 遼寧省営口市蓋州市の学習者・孫桂花さんは、2021年9月、裁判所に自宅で不当に開廷され、懲役3年の判決を言い渡された。そして、冤罪を晴らせないまま、2022年11月3日、死亡した。

 2020年9月3日昼、孫さんは蓋州市清河市場で人々に法輪功迫害の実態が書かれた資料を渡した。しかし、中共の法輪功に対するでたらめな宣伝を信じた人に通報され、同市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に連行され、家宅捜索をされた。

 翌日午後、警官は孫さんを紅十字会病院へ連れて行き、身体検査をさせた後、市の留置場に送った。孫さんの身体検査の結果を見て、留置場側は孫さんの入所を拒否した。その後、家族が「保釈」手続きをし、孫さんは帰宅した。

 その後、国保の警官と検察官が次々と孫さんの家に行き、証拠の収集、取り調べをした。絶えず嫌がらせや脅迫を受けた孫さんは健康状態が悪化した。

 2021年9月10日、営口市駅前区裁判所の職員3人が孫さんの家に行き、「2021年9月22日に自宅で裁判を行う」という通知を孫さんに渡した。その後、3年の判決を受けた孫さんは健康問題から刑務所の収容条件を満たさないとして、家で執行された。

 今年1月、蓋州市社会保障局が孫さんの年金を停止し、11月3日、孫さんはこの世を去った。

 4、5年間不当に拘禁された陸徳泉さんが死亡

 江蘇省南通市の学習者・陸徳泉さんは、法輪大法の真・善・忍の信念を堅持し続けたとして、裁判所から二度にわたって計5年の不当な判決を言い渡された。陸さんは刑務所から出所した後も経済的な迫害を受け、今年10月29日に死亡した。

 2016年6月21日、陸さんは崇川区裁判所で不当な裁判を受け、7月30日に懲役2年の実刑判決を言い渡された。

 2019年11月、陸さんは崇川区裁判所に懲役3年の実刑判決を言い渡された。 陸さんは留置場で脳梗塞を起こし、重い後遺症が残った。そして行動が困難にもかかわらず、蘇州刑務所に移送された。

 陸さんは帰宅した後、また中共による経済的な迫害を受けた。陸さんは定年を迎えたが退職の手続きをしてもらえず、年金の申請もできなかった。そこで後遺症が残った身体を引きずって働かざるを得なくなった。さらに嫌がらせを受け続けて倒れた陸さんは、二度と目を覚ますことはなかった。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/12/2/452629.html)
 
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