【明慧日本2022年12月10日】（前文に続く）
5、繰り返し迫害を受けてきた孟祥富さんは死去
吉林市舒蘭（じょらん）市の学習者・孟祥富さん（70）は、2022年中に4回にわたって吉舒派出所の警官に家に侵入され、嫌がらせと家宅捜索をされた。妻の陳慶蘭さんは、吉林市留置場に2カ月以上拘禁されており、衝撃を受けた夫・孟さんは精神的なダメージを受けて、今年10月24日に死亡した。陳さんは夫との最後の別れを派出所に許可されなかった。
孟さんの息子は日本に居住しており、コロナウィルス期間中で帰国できず、父の遺体と対面することができなかった。親友たちが孟さんの遺体を埋葬した。
陳さん、孟さん夫妻は、法輪功を修煉して恩恵を受け、社会にも良いことをもたらしており、称賛されるべきなのに、中共当局に何度も嫌がらせをされ、家宅捜索を受けて拘禁された。2007年11月19日、孟さんは資料拠点の引っ越しを手伝ったとして不当に連行され、その後、懲役8年の実刑判決を言い渡された。陳さんも2回にわたり労働教養を強いられ、洗脳班に拘禁され、迫害を受けた。
8月23日朝、舒蘭市国保の警官らは孟さんの家に押し入り、家宅捜索を行った。妻の陳さんは留置場に連行された。刑務所で迫害されて身体が弱り、年金もストップされ、妻も拘禁されており、幾重もの打撃の末、孟さんは10月24日に死亡した。
6、ハルビン市の葛振華さん 呼蘭刑務所で迫害され死亡
黒竜江省ハルビン市阿城区の学習者・葛振華さんは、2016年6月、法輪功迫害の実態が書かれた資料を配ったとして裁判所に懲役7年の判決を宣告され、ハルビン市呼蘭刑務所に拘禁された。その後、同刑務所で迫害を受け、葛さんは脳出血を起こし、今年10月22日に死亡した。享年67歳。
家族が刑務所側から通知されたとき、葛さんはすでにハルビン医科大学第二病院の集中治療室に搬送されていた。刑務所側は「入院費用は1日1万元」で、家族に支払うように言った。家族は貧困でその費用を払えなかった。刑務所側は家族に治療を放棄するという同意書にサインをさせた。
葛さんは失業してから、火磨胡同で電話ボックスを設置し、その収入で生活を維持した。
2001年2月16日、葛さんは民主派出所の警官と元勤め先の関係者によって、洗脳班に送られた。強制洗脳を80日間受けた後、さらに16日拘束された。その間、葛さんは人身の自由を奪われ、体罰、暴力を加えられた。
2002年9月中旬のある日、民主派出所の警官は葛さんの家に押し入り、葛さんを連行した。葛さんは妥協しなかったため、留置場に送られた。その後、長林子労働教養所に送られた葛さんは、ひどい迫害を受けた。
2016年6月20日、葛さんは、学習者・蘇坤さん、王翠娥さんと一緒に、車に乗って、尚志市亮河鎮に行き、法輪功の横断幕をかけたり、法輪功の資料を配ったりした。その際、法輪功を理解していない人に通報されため、帰宅途中で、3人とも警官に連行され、車も押収された。葛さんは尚志市に拘禁された。
2016年12月2日、尚志市裁判所は葛さんに懲役12年、罰金5万、蘇さんに懲役10年、罰金4万元、王さんに懲役5年、罰金1万元の判決を下した。判決を不服として、葛さんたちは控訴した。2017年3月17日、二審で葛さんに懲役7年、罰金3万元、蘇さんに懲役6年、罰金2万元、王さんに懲役2年、罰金5000元の判決に改めた。
それから、ハルビン市呼蘭刑務所に拘禁された葛さんは、迫害により脳出血を引き起こし、2022年10月22日に亡くなった。
大慶市の学習者・呂観茹さんは2019年7月1日、同市譲胡路区裁判所に懲役7年、罰金4万元の判決を下され、呼蘭刑務所に収容された。その後、泰来刑務所に移され、迫害により脳出血を起こし、死亡した。享年69歳。
牡丹江市の学習者・戴啓鴻さんは、2019年に連行され、5年の懲役を言い渡された。呼蘭刑務所で迫害を受けた戴さんは、胆嚢が破裂するまで殴打され、危篤状態になっているという。
7、洛陽市の孫耀亭さん 13年6カ月不当拘禁され死亡
河南省洛陽市の学習者・孫耀亭さんは、20年以上中共当局による迫害を受けた末、今年10月11日に亡くなった。享年63歳。
孫さんは1997年に法輪功を学び始め、真・善・忍の基準に従って自らを要求し、心身ともに恩恵を受けた。1999年7月20日、中共による法輪功への迫害が始まった後、孫さんは何度も不当に連行され、3年間の労働教養を強いられ、二度にわたって計10年6カ月の実刑判決を言い渡された。また、何度も拘置所や留置場に拘禁され、迫害で数回生命の危険に晒された。ある時、責任の追及を恐れた警官らが、車で危篤状態の孫さんを自宅まで運んで玄関の前に放置したまま、家族が出てくるのを待たずに慌ててそこを去った。
8、親子ともに迫害を受け 母・王蓮双さんは死亡
二十数年来、河北省三河市の学習者・王蓮双さんと家族は、法輪功の教えの「真・善・忍」に従って自分を要求したが、中共当局に迫害を加えられた。王さんは数回も鎮政府や派出所、留置場、洗脳班に拘禁され、殴打や侮辱を受けた。王さんは労働教養処分1年と懲役1年の判決を言い渡されたことがある。王さんの息子・王占青さんも鎮政府や派出所、留置場、洗脳班に拘禁されたことがあり、労働教養処分2年と懲役6年の判決を下された。
王さんは絶えず、鎮政府の職員、派出所の警官から嫌がらせをされた。繰り返し迫害を受けてきた王さんは心身ともにダメージを受けた末、2022年10月9日に死亡した。享年71歳。
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王蓮双さん |
法輪功を学ぶことで、王さん本人にも家族にも社会にも有益なことをもたらしたが、江沢民グループは1999年7.20、法輪功迫害を開始してから、王さんは穏やかに暮らすことができなくなった。
9、10年あまり刑務所に拘禁され 李民さんは死亡
ハルビン市通河県の学習者・李民さんは、拘束、殴打、労働教養処分を受けたうえ、2005年7月に懲役5年、2013年に懲役5年6カ月、計10年6カ月の判決を受けた。黒竜江省呼蘭刑務所と泰来刑務所に残酷な迫害を10年余り加えられた李さんは、2022年7月6日に死亡した。享年52歳の若さであった。
通河県留置場に拘禁されていた間、李さんは同県国保の警官2人に靴で、数えられないほど顔を殴られた後、手錠と足枷をつけられた。殴打された王さんはその後、歯が全部抜けてしまったという。
（続く）
