上海市の李文娟さん一家3人、迫害死
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年12月12日】(上海市=明慧記者)上海市の法輪功学習者(以下、学習者)・李文娟さん(女性)は、20年以上にわたって中国共産党(以下、中共)から数え切れないほどの迫害を受けた。洗脳班に拘禁され、不当な判決や拷問を受け、家族が崩壊するまで迫害された。2021年12月10日、李さんは迫害の中、71歳で逝去した。

 法輪功は法輪大法とも呼ばれ、心身を健康にする伝統的な修煉法である。しかし中共は1999年7月以来、この修煉法を迫害している。そうした迫害にもかかわらず李さんは信念を貫いたため、2001年から2002年にかけて上海青浦洗脳班で繰り返し拘禁され、迫害を受けた。李さんはその都度、親切に法輪功の真実を洗脳班の担当者に説明し、堂々と帰宅した。

 2009年6月5日、李さんは学習者の家を訪れた際、近くで待機していた上海国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)と610弁公室の警官に地元の派出所まで連行された。夫の厲玉欽さんはその夜、李さんに会いに行き、連行された。警官は李さんの自宅の鍵を奪い、ドアを開けて家に侵入し、プリンターやMP3、携帯電話、書籍、資料など大量の私物を押収した。

 翌朝、十数名の私服警察官が李さんの婿・侯亜剛さんを連行した後、再び侯さんの自宅に侵入し、パソコンや携帯電話、プリンター、書籍などの私物を押収し、さらに李さんの娘・厲莉さんも連行した。

 李さんを転向させるため、上海市松江女子刑務所の第一監区は残酷な精神的、肉体的な迫害を加えた。例えば、李さんは一晩中、4日間から6日間にわたり連続して立ちっぱなしの状態にされ、3度目は8日間続いた。

 獄中集会で、李さんは「法輪大法は素晴らしい! 真善忍は素晴らしい 迫害は罪だ!」と叫んだ。看守たちは彼女を地面に押さえつけ、会議室から引きずり出し、手錠をかけてベットに縛り付け、3日昼夜吊るした。

酷刑演示:吊铐

拷問の再現:手錠での吊るし上げ

 60kg以上あった李さんの体重は35kgまで落ちたが、受刑者たちも李さんへの迫害をやめなかった。この間、李さんは6カ月間厳しい管理を受けた。例えば表に出て運動もできない、定期的に水も飲ませない(水道水も飲めない)、家族の面会もできないなどである。

 2015年6月29日、李さん、娘の厲莉さん、婿の侯さんは、法輪功を迫害する元凶である江沢民に対して、最高検察庁と最高裁判所に刑事告訴を行った。

 2016年1月19日午前10時過ぎ、上海市嘉定区の国保警察は、娘と婿を呼び出すと称して李さんの家に押し入った。厲玉欽さんと李さんは警官に協力せず、ドアを開けなかった。

 警察は、水道と電気を止めるという不当な手段をとり、合同警備隊のメンバーをドアの外に見張らせるように手配した。2016年1月20日未明、厲玉欽さんは冤罪を晴らせないまま死亡した。享年68歳。合同警備隊が李さんの家を出たのは、1月20日の午前だった。

酷刑演示:

拷問の再現:スタンガンで電気ショック

 2020年の旧暦大晦日、侯さんは車で仲間の家に車で出かけた。 その日、厲莉さんのもとに警官から電話があり、侯さんが運転中に突然急病で倒れ、病院に運ばれて救助されているという。しかし、家族が病院に到着した時には、侯さんはすでに亡くなっていた。生きていた人が、わずか数時間で愛する家族と永遠に別れることになった。その時、何が起こったのかは、いまだに謎である。

 わずか50歳の侯さんの死は、家族を悲しみに陥れた。李さんも迫害の中、2021年12月10日にこの世を去った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/17/452024.html)
 
関連文章