遼寧省の李洪軍さん夫婦に不当判決
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 【明慧日本2022年12月13日】遼寧省本渓市在住の法輪功学習者・李洪軍さん(男性)と任桂芬(女性)さん夫婦は6月、当局に懲役3年の不当判決を言い渡され、11月2日、任さんは遼寧省女子刑務所12区に拘禁された。任さんの家族は、任さんと面会したり、現金預金をすることができない。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 昨年12月8日、任さん夫婦、任さんの姉・任桂娥さんと妹が、本溪市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と本溪市明山区公安分局、卧龍派出所の警官らに連行され、妹は解放されたが、任さんと姉は本渓市拘置所に拘禁された。

 姉妹は今年6月22日、南芬裁判所でオンラインによる審理を受けた。任桂芬さんは自ら弁護し、無罪を主張した。任さんは、中国では法輪功を犯罪とみなす法律はなく、中国出版局は2011年に法輪功の書籍の禁止を解除したと主張した。

 裁判官はその後、任さんに懲役3年の不当判決を言い渡した。任さんの姉が有罪判決を受けたかどうかは明らかではない。

 一方、李さんは本渓市留置場で重篤な高血圧を発症し、本渓市中医病院に運ばれた。南芬区裁判所は同病院で李さんの案件のオンライン裁判を行っていた。李さんも懲役3年の不当判決を宣告された。

 過去の迫害

 李さん夫婦が信仰のために迫害されたのはこれが初めてではない。李さんは法輪功を実践する権利を訴えるために北京に行ったとして、2000年に本渓市労働収容所に3年間拘禁された。李さんは2001年9月に釈放され、残りの時間を自宅で服役したが、当局は李さんに嫌がらせを続け、3カ月後に家を離れて暮らすことを余儀なくされた。

 李さんは2002年5月12日、遼陽市で法輪功迫害の事実に関する情報資料を配布しようとしたとして再び連行された。宏偉区裁判所は2002年8月、密かに李さんに懲役10年の不当判決を宣告した。李さんは2カ月後に瀋陽第一刑務所に拘禁され、その1カ月後に別の刑務所に移送された。李さんの家族は李さんを面会することを許されず、李さんがどこに拘禁されているかさえ教えてもらえなかった。

 任さんはまた、迫害の初期に馬山家労働収容所に3年間入れられた。任さんは絶え間ない殴打と集中的な洗脳を受けた。任さんはまた、少なくとも1日16 時間無給で働くことを余儀なくされた。

 2003年7月、任さんは再び当局に連行された。同年11月初旬、平山区裁判所によって懲役12年の不当判決を宣告された。任さんを「転向」させるため、看守は、毎日任さんを午後10時から午前2時以降まで立たせていた。受刑者たちは交代で任さんを見守った。任さんが居眠りをすると、彼らは任さんを殴った。受刑者は、任さんが働いている日中も任さんを監視し、眠くなると任さんを殴った。

 任さんは釈放された後、警察から身を隠すために家を出ることを余儀なくされた。 未成年の娘と70代の母親は生活に苦労していた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/20/452137.html)
 
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