【明慧日本2022年12月14日】河北省保定市在住の11人の法輪功学習者・李素梅さん(50代女性)、臧永建さん(52歳女性)、王亜民さん(80代男性)、張淑芳さん(70代女性)、李秀芝さん(女性)、張喜梅さん(54歳女性)、楊仙香さん(80代、張喜梅さんの母親)、孫淑玲(67歳女性)、康淑平さん(70歳女性)、黄春愛さん(63歳女性)、張金平さん(女性)が、中共に連行され、家宅捜索された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
2022年9月初旬、保定市公安局竟秀支局といくつかの派出所は、地元の法輪功学習者(以下、学習者)に対する大規模な嫌がらせを行った後、地元警官らも9月26日午後7時頃、京秀区で 11人の学習者の家を家宅捜索し、9人の学習者を連行した。
学習者の書籍、法輪功の創始者の写真、コンピューター、プリンター、DVD バーナーが押収された。警官らが学習者を派出所に連行した時、すでに多くの書類に記入されていた。学習者の家族は、警察が学習者の電話を監視して突き止め、すでに連行する準備をしていたのではないかと疑っている。
介護福祉士の李素梅さんは、勤務中に連行された。警官らは李さんを自宅に連れ帰り、法輪功に関連するものを2つの箱に詰めた。その時、もう1組の警官らは、李さんの隣人、臧さんの家の家宅捜索を終えていた。
臧さんは、夫が迫害のために離婚した後、一人暮らしをしている。臧さんは、今でも元義母を頻繁に訪ねて面倒を見ていた。警官は、臧さんから押収した品物を2台の車に満載にして立ち去った。臧さんは連行される前に数回嫌がらせを受けていた。
李さんと臧さんは現在、清苑拘置所に拘禁されており、逮捕は決定されている。
十数人の警官が王さんの家に侵入した後、彼らは歩行困難な王さんをテーブルの後ろにつないで動きを封じ、その後2時間かけて家宅捜索した。王さんが警官に名前を尋ねると、彼らは「王二小、王小軍、李孫樹」と答えた。しかし、「王二小」は中国でよく使われている偽名である。
十数人の警官が張淑芳さんの家に押し入ったとき、張さんと夫はまだ夕食中だった。狭い自宅は警官の存在で大変な混雑となった。家宅捜索の後、警官は張さんを派出所に連行して取り調べを行い、押収リストにサインをするよう命じた。そして、9日間の拘留を命じられたが、高齢であるため、拘留は免除された。張さんは派出所に2時間拘禁された後、家に帰った。翌日、張さんは再び派出所に行き、10冊以上の法輪功の書籍と法輪功創始者の写真を取り戻した。
張さんは、法輪功を修煉するために3年半服役した後、2022年3月に釈放されたばかりだった。張さんは富昌派出所の警官らに連行され、2日間拘束された後、保定市の留置場に連行され、そこで3日間拘留された。
張さんの母親である楊さんは、同じ日に家宅捜索をされた。楊さんのコンピューター、携帯電話2台、法輪功の書籍数冊が押収された。
孫さんも、警官らが押し入った後、家宅捜索された。夫が強く抗議し、孫さんは高血圧を患っていたため、警官は孫さんを連行しなかった。
康さんは、警官に長期拘留されると脅された。康さんの息子が夕方遅くに康さんを家に連れて帰ったとき、警察は康さんに翌日報告するように命じた。康さんはおびえ、病状を発症した後、入院した。
李秀芝さんの家も当局に隅々まで家宅捜索された。黄春愛さん、張金平さんは、東風路派出所の警官らに連行されたが、深夜に釈放される前にいくつかの書類に署名することを余儀なくされた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)