【明慧日本2022年12月15日】(明慧記者・章韻)国際人権デーの12月10日、トロントの法輪功学習者(以下、学習者)と民衆は州政府庁舎前で反迫害集会とパレードを行い、中国共産党(以下、中共)による23年間の法輪功への残酷な迫害を譴責した。カナダの多くの要人も現場に駆けつけ、支持を表明した。国会議員で保守党副党首のメリッサ・ランツマン氏は応援のビデオメッセージを送ってきた。
その後、一行は午後2時から在トロント中国領事館前まで行進し、集会を続けた。警察車両はデモ隊のために中国領館前の両側の道路を封鎖した。集会の講演者は中共による学習者への迫害を糾弾し、中共の弾圧に抵抗する中国国民の努力を支持することを表明した。
途中、パレードに同行していた華人が衝撃を受け、真実を知った後、その場で三退を選択した。多くの民衆は法輪功学習者が自らの権利を守り、中共を非難し、迫害に反対することを支持した。
トロントの学習者と民衆は州政府庁舎前で大規模な反迫害集会とパレードを行った |
一行は午後2時からトロント中国領事館前まで行進した |
現場に駆けつけた政府要人が学習者と記念写真 |
保守党副党首がビデオメッセージで法輪功の反迫害を声援
国会議員で保守党副党首のメリッサ・ランツマン氏 |
保守党副党首、湯山選挙区の国会議員メリッサ・ランツマン氏はビデオメッセージを通じて、法輪功の反迫害を応援した。
「もうすぐ国際人権デーです。この日は、中共による法輪功団体への迫害が続いていること、そしてそれがまだ法律で制裁されていないことを思い起こさせる日です。中共は未だ適正な手続きを経ずに学習者を拘束しています。私たちは、学習者が良知と正しい信念を守るために払った犠牲を忘れません。また、数百万人もの学習者が、暴政が生み出した恐怖と苦しみの中で示した勇気と毅然さに尊敬と称賛の意を表します。中共による学習者への迫害は中国本土にとどまらず、カナダをはじめ世界各国でも発生しています」
「信念の放棄を強要されるなら、自由がないに等しいのです。カナダでは、私たちがすべきことはすべての人のためにこの自由を守ることです」
最後に彼女はこう述べた。「今こそカナダ政府が立ち上がり、中共の人道に対する犯罪を阻止するために具体的な行動を起こすべき時です。学習者が恐怖のない環境で生活できるように努めることをお約束します。まだ実現には至っていませんが、私たちが力を合わせれば、その日は近いと思います」
「真・善・忍の価値を守り抜く皆さんの妥協しない精神に感謝します。脅迫されても、皆さんは誠実な人でいることを堅持しました。皆さんの努力も報われました。世界が最も良い処方箋を必要としている時、あなたたちは世界を変えています。私は就任初日から皆さんを応援しており、これからも応援し続けます」
元上院議員「皆さんは闇の中の星の光で、人々に中共の悪行をはっきりさせる」
上院議員コンシリオ・ディ・ニーノ氏 |
カナダの引退した上院議員ディ・ニーノ氏は、学習者の長年の支持者である。彼は現場を訪れ、こう話した。「私は長年、皆さんを応援してきました。皆さんは暗闇の中の星の光で、人々に中共の悪行をはっきりと見させました。皆さんの継続的な努力は素晴らしいもので、大きな役割を果たしました。皆さんの声により、全世界の人々は中共の行いをより深く認識することができました。今日、これほど多くの人が中国人民のためにこの集会に参加しているのを見て、安らかな気持ちになりました。中国本土でも、度胸と勇気を持った数多くの中国人が、中共の恐喝に立ち向かっています」
「皆さんは20年以上にわたって、中共による迫害と闘ってきました。皆さんは中共政権の人道に対する罪を公にし、世界中の注目を集めました。ますます多くの人があなたたちの支持者となりました。成功の日はそう遠くありません。そのとき、またここで集まることができればと思います。そして中共の崩壊とともに、人権の剥奪と人民への迫害も終わるでしょう。この点について私は確信しています。なぜなら、多くの中国人は自分たちの使命を知り、行動を起こしているからです」
最後に、彼はこう述べた。「私は、勇気と決意を持った学習者の皆さんと一緒に立ち、中共が犯したすべての罪を非難できることを光栄に思います。私が生きている限り、あなたたちを支持し続けることを保証します」
元国会議員「正義が邪悪に勝つ日はじきにやってくる」
元カナダ国会議員のワディスラフ・リッソン氏 |
カナダの元国会議員であるワディスラフ・リッソン氏が現場で発言した。「中国大陸の学習者にお伝えしたいですが、あなたたちは忘れられていません。皆さんに力を与えたいです。あなたたちが強権に屈しないとき、私たちも各国で、あなたたちとともに中共に立ち向かっています」
「中共政権に伝えたいです。『あなたの終わりは近いです』。私は共産主義のポーランドで育ちました。その国では共産主義政権がすでに打倒されました。今、私たちは中共を終わらせるために力を合わせています。勝利の日がまもなくやってくることを知っています。そして、私たちは正義が邪悪に勝つことを祝うために、再びこの場に集まることを心から願っています。それが私たちの目標です。一方、私はすべての民主主義国家の政府にこう言いたいです。『中共に対して、断固とした立場と強硬な姿勢で臨んでください』」
「法輪大法が広く伝え出されて30周年に際し、心よりお祝い申し上げます。日々の努力の末、勝利の瞬間を迎えることを心から期待しています」
マイケル・モスティン氏 |
カナダのユダヤ人コミュニティ人権団体「ブナイ・ブリス・カナダ」のマイケル・モスティンCEOは集会で、同団体のデービッド・マタス上級法律顧問が、中共による学習者の臓器狩りに関する調査に参加したことを誇りに思い、同団体が臓器狩りを暴露するドキュメンタリー映画『痛ましい真実:法輪功ジェノサイド』の製作に協力できたことに安堵したと述べた。
また、モスティン氏は、学習者がカナダに中共の本性と、それがカナダにもたらす脅威を認識させるために努力したことに感謝の意を表した。
トロント市長候補「あなたたちは自分たちのためだけでなく、私たち皆のために行動しているのだ」
集会で発言しているトロント市長候補のサラ・クリメンハガ氏 |
トロント市長候補のサラ・クリメンハガ氏は集会で、「私は今秋のトロント市長選に立候補した時に学習者に出会い、彼らが成し遂げようとしている使命、および彼らが経験してきた苦難の歳月を知りました」と述べた。
また彼女は、多くのカナダ人が信教の自由や言論の自由を当然のことと考えており、中国でこれほど深刻な人権迫害が起こっているとは想像できないと考え、集会に来たという。
クリメンハガ氏は発言の中で、「皆さんが耐えてこられたことと払った犠牲に感謝したいです。あなたたちは自分自身のためだけでなく、私たちみんなのために行動を起こしているのです。言論の自由、人身の自由、集会の自由など、誰もが自由を必要としているからです。中国やカナダだけでなく、世界中に自由を守るために強権と戦っている人がいることを知っています。なぜなら、自由は誰にとっても不可欠なものだからです。私たちの心に信念がある限り、誰もが私たちの権利を奪うことで私たちを変えることができません」とも述べた。