唐山冀東刑務所で迫害された楊建録さん 極度に痩せる
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 【明慧日本2022年12月18日】河北省張家口市宣化区の法輪功学習者・楊建録さんは昨年3月16日、懲役8年の不当な判決を宣告され、7月19日に秘密裏に唐山市冀東支局第二刑務所に送り込まれた。今年9月、家族は楊さんとビデオ通話をした時、楊さんが極度に痩せて見る影もなくなり、声も変わってしまったことに気づき、楊さんの健康状態を心配しているという。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 家族は刑務所に確認したところ、楊さんは確かに病気に罹ったと言われた。しかし、何の病気なのか、治療を受けたか、今の状況などについては何も教えてもらえなかった。家族は刑務所に「保釈申請書」を提出したが、刑務所側に「保釈するほどではない」との理由で拒否された。

 楊さんは刑務所でどんな目に遭ったのかは分からないままだが、入所前に太って若く見えた人がわずか1年で見る影もなくなるまで痩せこけて、老けて元気がなくなったという。

 楊さんは張家口市宣化区に在住。法輪功の理念である「真・善・忍」に従い、誠実に人と接し、他人のことを優先的に考え、人助けをしたことがたくさんあった。あるトラックのドライバーは楊さんのレストランで食事をして、帰りに財布を忘れた。数日後、そのドライバーは再び楊さんのレストランで食事し、楊さんは確認してから財布を返した。ドライバーは大金が返されると感激したという。

 2019年12月3日午後、楊さんと妻の王恵君さんは出かけた時に尾行され、宣化区公安支局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官・張佃宏などに身柄を拘束され、自宅にあった私物も押収された。2日後、王さんは帰宅したが、楊さんはずっと宣化留置場で拘禁されている。

 2020年4月、楊さんの案件は検察庁に起訴された。同年9月4日、宣化区裁判所は楊さんに裁判を開いた。楊さんは自ら弁護し、所持のものは国のいかなる法律を犯していないことを主張し、法輪功を学んでから心身に恩恵を受けた実体験も話したという。

 弁護士は楊さんが住む村の計415人の村民の署名と母印が押した次の内容を読み上げた。「私たちは半坡街の村民です。楊建録さんが身柄を拘束されたことを聞き、とても驚きました。私たちはみんな楊さんが良い人だと知っています。困ったときは、いつも楊さんに助けられています。楊さんは間違っていません。早く解放して家族と団らんさせて欲しいです」。

 2021年3月16日、宣化区裁判所は楊さんに懲役8年、罰金1万元(約20万円)の不当な判決を宣告した。楊さんは上訴したが、2021年7月19日、関係者は市中級裁判所の再審を待たず、楊さんを秘密裏に唐山市刑務所に移送した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/28/452448.html)
 
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