江蘇省の教師・潘緒軍さんが迫害死
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 【明慧日本2022年12月18日】江蘇省徐州市の法輪功学習者・潘緒軍さん(55歳男性)は、2015年5月19日に沛(はい)県の警官らによって不当に連行された。その後、2016年に沛県裁判所で懲役5年6カ月の実刑判決を宣告され、洪沢湖刑務所に拘禁された。不当な刑期が満了する10日前の2020年11月8日、潘さんは迫害により死亡した。享年55歳。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

潘绪军

潘緒軍さん

 洪沢湖刑務所の内部関係者によると、受刑者の李文華は看守にそそのかされて潘さんを拷問した。潘さんは毎日2時間しか眠ることが許されず、動かずに小さな椅子に座らなければならなかった。潘さんが眠りにつくと、李は潘さんに辛い水をスプレーし、顔を平手打ちした。潘さんは 2020年11月8日、刑期満了の10日前に李に殴られた後、脳損傷で死亡した。

酷刑演示:罚坐小凳子

拷問の実演:小さなスツールに座らされる

 潘さんの家族が潘さんの遺体を見るために地元の遺体安置所に呼び出されたとき、刑務所側は潘さんが脳出血で死亡したと主張した。潘さんの家族はその説明を受け入れず、同じ刑務所で拘禁中に頻繁に健康診断を受けていたことを考えると、潘さんが臓器収奪のために殴打されて死亡したのではないかと疑った。当局は最終的に家族に潘さんの遺体を火葬したと告げた。刑務所側は、潘さんの家族に賠償金を払うと提案した。家族は賠償金を受け取ることに同意せず、訴訟を起こすと言ったが、刑務所側が潘さんの所在地の県、市町村の幹部を通じて、家族と連絡を取り、脅迫や利益による誘惑を行った。

 情報筋によると、刑務所の第11区を担当する看守・蒋立功と、刑務所の政治法務委員会の書記・張建忠が、李を含む受刑者に潘さんを拷問するよう命令した責任があることを明らかにした。潘さんは刑務所の受刑者のほとんどが、潘さんの拷問による死について知っていたが、当局は彼らがそれについて話すことを禁じた。声を上げようとした人は誰でも、看守からの報復に直面する、地方検察庁も刑務所の犯罪を隠蔽した。

 潘さん以外にも多くの大法弟子が同様の拷問を受けた。 法輪功学習者・唐学勇さんは肉体的に拷問されただけでなく、ポルノを見せたり自慰行為を強要されたりした。他の学習者は拘禁され、法輪功を誹謗中傷するビデオを見たり聞いたりすることを余儀なくされた。看守はまた、他の受刑者に無給で残業を強要して虐待した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/12/2/452612.html)
 
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