73歳の陳明さん 楽山嘉州刑務所で拷問を受ける
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 【明慧日本2022年12月19日】四川省の法輪功学習者・陳明さん(73)さんは、楽山嘉州刑務所に拘禁されている。2022年9月のある日の朝、陳さんがベッドで法輪功の煉功をしていたと巡回の囚人に通報された。

 法輪功は法輪大法とも呼ばれ、心身を健康にする修煉法である。しかし中国共産党は1999年7月以来、この修煉法を迫害している。

 陳さんは誰もいないところに連れて行かれ、警官2人、李家陽と陳明(同名の別の囚人)に殴られた。陳さんは平手打ちされ、拷問帽子(ボクシングのヘッドギアのようなもの)を被らされ、唐辛子の水を浴びせられた。そして口にベアリングボールを入れられ、両手を後ろで縛られ、足枷をかけられるなどの拷問を受けた。

中共酷刑示意图:殴打

拷問イメージ図:足蹴等の暴行

 その結果、陳さんは両手が腫れて出血し、意識を失うところだった。それから10月下旬まで長時間にわたって立たせられ、毎日口にベアリングボールを入れられる等の拷問を受けたという。その後、陳さんはいわゆる「四書(法輪功の修煉を放棄させるために強制的に書かされる書類)」を書いていないにもかかわらず、転向(法輪功を放棄)したとねつ造された。

 2019年9月、陳さんは楽山嘉州刑務所の第9区に拘禁された。ある日の午後3時、陳さんは第9区の区長・李丹、教育課課長・邵林に指図された囚人・康燿雷など3人に1階の階段付近の部屋に連れて行かれ、「四書」を書くことを強いられた。陳さんは書かなかっため、康燿雷にお湯を頭からかけられた。陳さんはまるで無数の針に刺されたかのようだったが、妥協しなかった。翌日の午前9時すぎ、康燿雷と数人は陳さんを3階の監視カメラに映らないところに連れて行き、再び「四書」を書くことを強要した。陳さんは拒否し、康燿雷に水筒(845mlサイズ)2本分のお湯を頭からかけられた。

 四川省楽山嘉州刑務所は、旧四川省五馬坪労働改造農場と旧楽山沙湾刑務所が合併したものである。楽山の全福鎮に位置し、看板に晨馬グループ有限会社と掲げてある。多くの法輪功学習者はここで拷問を受け、長時間にわたって働かされ、利益を搾取された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/12/4/452686.html)
 
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