【明慧日本2002年12月20日】ドイツの法輪功学習者(以下、学習者)は「国際人権デー」の12月10日、ドイツのニュルンベルク旧市街でパレードを行った。学習者たちは、法輪功の素晴らしさを伝えるとともに、中国共産党(以下、中共)による23年にわたる学習者への迫害の実態と、学習者に対する生体臓器狩りの犯罪行為を暴露した。
12月10日の「国際人権デー」に参加した学習者 |
有名なニュルン・ベルクのクリスマス マーケットは、疫病発生後、初めての再開となったが、旧市街は観光客でいっぱいだった。学習者によるパレードの隊列は、ヨーロッパ天国楽団が先頭になって、法輪功の紹介、中共の迫害により死亡した学習者を追悼、そして「中共を解体し、迫害を終焉させよう」などのスローガンを持った隊列がその後に続いた。パレードはハル広場を出発して、旧市街の白い塔、聖エリザベス教会、ヤコブ教会などの名所を通った後、人権街広場とヤコブ広場で法輪功迫害の真実を人々に伝えた。
人権街道広場で観光客に法輪功迫害の真実を伝える |
ニュルンベルクは、ドイツ・バイエルン州の2大都市であり、第二次世界大戦後にナチス戦犯のニュルンベルク裁判で有名である。1988年、ニュルンベルクに「人権の道」が設置されており、27本の大きな柱全てにドイツ語と世界の別の言語で、「世界人権宣言」の30項目の概要が刻まれている。人権を尊重し、歴史の教訓を忘れず、二度と罪を犯さないように人々に伝え注意喚起している。
ジェイコブ広場で法輪功迫害の真実を観光客に伝える |
学習者に質問する市民 |
最後にパレード隊列は出発地点のハル広場に戻り、中共に迫害されて亡くなった学習者を偲びキャンドルナイト追悼活動を行った。
「真・善・忍の修煉を禁止するのはドン・キホーテの風車と闘うようなものである」
ベルント・デカントさん「学習者のイベントはとても平和的で素晴らしい」 |
ベルント・デカントさんは定年退職前は銀行員で、今は不動産業を経営している。デカントさんはヤコブ広場で、学習者のスピーチや天国楽団の演奏を聴いていた。
デカントさんは、「中共が23年もの間、人々に真・善・忍を禁止していたことにショックを受けました。これは残念すぎます。なぜ『真・善・忍』という理念を禁止するのでしょうか? これらは人類が人間になれる原則だからです」と話した。またデカントさんは、「署名して法輪功学習者の迫害に反対の声援を送ります。人権は普遍的な価値だからです」と述べた。
観光客「真、善、忍を禁止するのは間違っている」
娘を連れて学習者のパレードを見学するマリア・ライマーさん |
会社員のマリア・ライマーさんと娘は、人権道路の近くで学習者のパレードの隊列に合った。
ライマーさんは、中共が真・善・忍を修煉する法輪功学習者に対して迫害を実施していると聞いて、「私はこれら『真・善・忍』を禁止するのは間違っていると思います。誰もが、自分の信念で生きていることを許すべきです。自分の感覚、生活方式、生きたいように生きるべきです。誰もが自分の意見を持っており、誰もに頭があり、どのように正しく生活していくかを決めるのです。誰もこれに干渉してはならないものです」と述べた。