山東省の教師・許文龍さんが不当拘禁 生徒たちは許先生の帰りを切望
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 【明慧日本2022年12月23日】山東省済南市の教師で法輪功学習者・許文龍さん(36歳男性)は、今年10月4日に法輪功を修煉したとして連行されて以来、司里街派出所に50日以上隔離拘禁されている。許さんの生徒たちは、温かく思いやりがあって、責任感が強い先生がいなくて寂しいと言い、先生の帰りを待ち望んでいる。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

授業中の許文龍先生

 許さんは2022年4月、ネット封鎖を突破するためのQRコードを配布したとして連行され、6カ月間の住居監視を言い渡された。それ以来、警察は許さんを数回召喚し、許さんに有罪を認めさせようとした。 許さんは従うことを拒否し、警察に迫害に参加しないよう促した。

 10月4日、6カ月の住居監視期間が満了に近づいたとき、警察は許さんを再び拘禁した。彼らは許さんに手錠をかけ、重い足枷をつけた。彼らはまた、血液サンプルを採取し、許さんを殺すと脅した。その後、許さんは司里街派出所に50日以上隔離拘禁されていた。しかし最近、許さんは別のところに移送され、拘禁されている模様。

 許さんが不在だった2カ月間、生徒たちは許さんがいなくて寂しい思いをした。ほとんどの教師は授業中に何かを教えることはめったになく、授業後に質問を受けることもなかったが、許先生は常に生徒にできるだけ多くの知識を教えようとした。許さんは生徒たちの質問に答えるために早く来て、授業の後に遅くまで残っていた。

 許さんはかつて学校を移ったが、許さんの生徒たちは許先生の生徒になるために、同じく許先生の学校に転校した。ある生徒はこう回想した。「許先生は、すべての生徒を公平かつ公正に扱い、すべての生徒を教育する必要があると言いました」。許さんのような高潔な道徳を持った人は、多くの親や子供たちから好評を博してきた。

 許さんは、2010年7月に北京の中央美術学院を卒業した。許さんは熱心に働き、学校で多くの賞や奨学金を獲得し、教師やクラスメートから高く評価された。

 卒業してわずか1年後の2011年6月17日、当時25歳だった許さんは北京で連行され、朝陽区裁判所から懲役 8年の不当判決を言い渡された。許さんは 2012年12月26日、黒竜江省チチハル市泰来刑務所に移送され、刑務所では拷問を受けた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/12/9/452902.html)
 
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