瀋陽市の張玉蘭さん 迫害されて死亡
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年12月24日】(遼寧省=明慧記者)遼寧省瀋陽市の法輪功学習者・張玉蘭さんは、長年にわたって中国共産党(以下、中共)による精神的、肉体的、経済的迫害を受けており、留置場や労働教養所、刑務所で計8年以上不当に拘禁された。そして2020年12月17日、張さんは迫害により死亡した。享年71歳。

 法輪功は法輪大法とも呼ばれ、心身を健康にする伝統的な修煉法である。しかし1999年7月以来、中共はこの修煉法を迫害している。

'张玉兰遭迫害前'

迫害前の張玉蘭さん

'遭受迫害后'

迫害後の張玉蘭さん

 かつて張さんは、瀋陽変圧器工場の品質検査員として勤めていたが、体が弱く、よく会社を休んでいた。何年も薬漬けの入院生活を送っていたが、1995年に親戚の紹介で法輪功を学び始めたところ、やがて健康を回復し気持ちも楽になり、薬を飲む必要がなくなった。以来、張さんは真・善・忍を基準にして物事に対処するようになり、困っている人を積極的に助けた。

 1999年7月、中共の江沢民集団が法輪功を迫害し始めたが、張さんは法輪功を堅持し続けた。そして迫害の実態を伝えたとして何度も不当に連行され、洗脳による迫害を受け、労働教養や実刑判決を言い渡された。不当に拘禁されたのは計8年以上。2017年、張さんは冤罪による刑を終えて帰宅したものの、社会保険サービスセンターに年金を差し止められ、心身ともにダメージを受けた。苦しい3年間の闘病生活を経て、2020年12月17日、張さんはこの世を去った。

 以下は、張玉蘭さんが受けた迫害の履歴である。

 1999年7月22日、張さんは省政府部門に陳情したとして鉄西区体育館に連行され、拘束された。

 2000年7月5日、張さんは于洪区政法委、610弁公室の関係者と警官らに連行された。そして于洪区福祉施設で1カ月以上拘禁され、食事代として900元を強要された。

 2001年3月、張さんは連行され、家宅捜索を受けた。2年6カ月の労働教養を強いられ、遼寧省の馬三家労働教養所に拘禁された。

 2007年3月14日、張さんは瀋陽市小津橋派出所の警官らにより連行され、瀋陽張士教養所の洗脳班に送られた。

 2009年8月31日、張さんは瀋河区の警官に連行され、11月27日に瀋河区裁判所で不当な裁判を受けた。そして懲役4年の実刑判決を宣告され、遼寧省女子刑務所に拘禁された。

 2015年4月29日、張さんは大東区で迫害の実態を人々に伝えていたところ、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官に連行された。その後、大東区裁判所から懲役2年の実刑判決を言い渡され、遼寧省女子刑務所に拘禁された。刑務所で迫害を受けた張さんは、身体に病症が現れた。

 2017年8月、瀋陽社会保険サービスセンター鉄西支社が、張さんの年金を不当に差し止めたため、張さんの苦境に拍車をかけた。そして張さんは2020年12月17日に死亡した。

 張さんの息子は、「長年の迫害で、母と一緒に過ごした時間は1年も超えていないような気がします」と語ったことがある。孫娘は尚さらで、祖母の記憶がなく、どこにいるのかわからないと言った。張さんが亡くなった後、社会保障センターは家族に葬儀費用を一銭も渡さなかった。悲しみに憤った家族は「必ず正義は取り戻せます」と語った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/12/21/453392.html)
 
関連文章