【明慧日本2022年12月27日】法輪功迫害の元凶・江沢民(法輪功への大量虐殺・臓器収奪の首謀者)の死亡が公表された後も、中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害は依然として続いている。ロサンゼルスの一部の法輪功学習者(以下、学習者)は12月13日、現地の中国領事館前に集まり、江沢民と中共による法輪功迫害の実態を暴露し、今も不当に拘禁されているすべての学習者の解放と迫害の停止を呼びかけた。
中国領事館前で活動に参加するロサンゼルスの学習者たち |
江沢民は歴史上の大罪人
アメリカ西南法輪大法学会の会長・李有甫氏は「江沢民は歴史上の大罪人です。 彼の奸悪、淫乱、腐敗のほかに、さらに邪悪なのは、宇宙大法である真・善・忍を迫害したことです。江沢民は権力の及ぶ限りのあらゆる手段、人類の歴史上に存在したことがある、および存在しなかった残酷で邪悪な方法を用いて、精神、肉体、経済において全面的に、真・善・忍を実践するすべての人たちを迫害または消滅させ、甚だしきに至っては生きたまま臓器を摘出するという、この地球上でかつてなかった邪悪な犯罪を犯しました」と述べた。
呉英年教授 |
ロサンゼルスの法輪大法団体のスポークスマンである呉英年教授は「1999年7.20、中共の独裁者だった江沢民が法輪功に対する迫害を発動しました。現在に至るまで、海外の法輪大法明慧ネットの不完全な統計によると、過去23年間、すでに名前を確認でき、迫害されて死亡した学習者は少なくとも4876人おり、多くの学習者は洗脳班、労働教養所、刑務所などで拷問によって致死されました。これは氷山の一角に過ぎません。中共が隠蔽しているため、私たちが知らない事実がたくさんあります。また、生きたまま臓器を収奪された学習者の数は、さらに驚きものです。全国で幾千万人もの学習者が失踪しています」と述べた。
同教授は「江沢民は死亡しましたが、彼は真・善・忍を基準とする学習者を迫害し、腐敗の先頭に立ち、中国社会の道徳を堕落させました。彼の罪は歴史上、永遠に忘れることができないと思います」
また「12月10日は国際人権デーです。この機会に、社会の各界が引き続き法輪功学習者への人権迫害に注目していただき、共にこの邪悪な迫害を制止するよう呼びかけます」と述べた。
証人による迫害を暴露 家族が身内の釈放を求める
中国で迫害を受けた吉林省の元優秀教師・丁暁霞さんは、集会でスピーチをして迫害を暴露した。丁さんは法輪功を放棄しないとして、中共の関係者に繰り返し連行され、労働教養所と吉林省女子刑務所で9年間拘禁され、高圧電気棒で電気ショックを与えられ、5頭の馬によって体をバラバラに引き裂かれるような拷問を受けたことがある。
丁さんは「私がいた厳重管理チームは拷問室の隣にあり、毎日朝から晩まで電気棒による電気ショックの音が聞こえ、肉の焼ける匂いが廊下に充満していました。私も数万ボルトの電気棒による電気ショックを経験したことがあります。2人の警官が、2本の電気棒を持って、私に電気ショックを与えました。特に首や脇の下などの敏感な部分に電気ショックを与えられたため、私の首は焦げてしまいました。また、虎の椅子、凍えさせる刑、冷水をかける、左右の平手打ち、扇風機の強い風を鼻先に当てる、薬を注がれる、渇き刑などの拷問も受けました。虎の椅子から降ろされた時、私は歩けなくなり、2人の警官に支えられて監室に戻りました」
「私が受けた最も残酷な拷問は『伸ばし刑』でした。『伸ばし刑』はとても残酷で、四肢がそれぞれ縄でしっかりと縛られ、その縄をベッドの四隅にそれぞれ限界まで引き伸ばすと、縄が直ちに4本の鋭いナイフとなり、四肢の縛られた部分から血が滴り落ちました。11日間連続して伸ばされた私の手足は、皮膚が裂けてボロボロになり流血して化膿しました。その苦痛は言葉で言い表せないほど強烈なもので、地獄のような拷問でした。あの苦痛を思い出せば今でもぞっとして、まるで5頭の馬が体をバラバラに引き裂いているような感覚でした」と語った。
拷問のイメージ図:伸ばし刑 |
丁さんは何度も引き伸ばされ、ベッドから下ろされた時、体が変形し、直立すると75度前に傾き、今でも後遺症が残っている。両腕は木のようになり、持ち上げることができず、拷問時のマットレスは汗で濡れ、綿が人の形に大きく凹み、指や足の裏が今でもしびれる感覚があるという。
丁さんは、中共による23年間も続いている『真・善・忍』および学習者への迫害を直ちに停止させるよう強く求めた。
集会で弟の董怡然さんの釈放を呼びかける董欣華さん |
ロサンゼルスの学習者・董欣華さんは、集会で中共による家族に対する迫害を暴露した。董欣華さんによると、1999年、中共による法輪功への迫害が始まって以来、幸せだった家庭は引き裂かれた。兄の董欣然さんは公職を解雇され、洗脳班、精神病院、労働教養所、刑務所で拷問を受け、前歯が2本折れ、胸と背中にはタバコの火傷の痕がいっぱい残され、手首を骨折し、毒薬を注射され殴打された結果、記憶を失い危篤状態に陥り、亡くなったという。
董欣華さんは「他の身内も次々と洗脳班に連行され、脅迫と圧力の下で、苦痛の中、母親は早く亡くなりました。今、弟・董怡然はまた不当に連行されました。弟は労働教養、実刑判決を受け、累計10年6カ月の判決を言い渡され、現在も瀋陽刑務所で迫害されています。この間、睡眠を剥奪され、暴力を振るわれるなどの非人道的な拷問を受けた結果、弟は重度の腎不全に陥り、生命の危険に晒されています」
「2004年1月20日、弟は瀋陽市皇姑区怒江派出所で、所長・宋鉄軍らに一晩中ひどく殴られました。彼らはマイナス28℃の真冬に、窓を開けたまま弟の頭から足まで冷水をかけ、皮のベルトで弟を殴り、力を入れ過ぎてベルトがちぎれてしまいました。また、数本の電気棒で同時に電気ショックを与えたりして、睡眠を許さず、ちょっと居眠りをすると左右に平手打ちをしました。暴力を振るわれた弟は、顔の半分が青くなり、目がうっ血し、顔が腫れ上がりました」と語った。
強制臓器奪取に反対する医師連盟の米西代表「人類史上未曾有の邪悪——生体臓器狩り」
強制臓器奪取に反対する医師連盟の米西代表ダナ・チャーチル医師は集会で「中共は、法輪功迫害の首謀者である江沢民の命令により、20年以上にわたって学習者の臓器を収奪している。江沢民の命令は、司法部門、警察庁、移植病院、法輪功を迫害するための専門機関「610弁公室」などの国家機関に出された。その後すぐに、数百万人もの法輪功学習者が非常に残忍な方法で殺害され、現在に至っている」と述べた。
同医師はまた、「いずれ真実が明らかになり、中共と江沢民は人道に反する罪、ジェノサイド罪、拷問罪でハーグの国際裁判所によって裁かれ、懲罰を受けることになるだろう」と述べた。
脱党サービスセンターの責任者 迫害者に「直ちに停止するよう」にと忠告
集会で、ロサンゼルスの脱党サービスセンターの李海論さんは「江沢民は手中の権力と中共の国家機器を利用し、法輪大法と真・善・忍を実践する国民を残酷に迫害し、社会の道徳を急速に低下させて社会の混乱を引き起こし、中華民族を滅亡の道へ追いやりました」と述べた。
李さんは、「善良な人々は、平和と健康を待ち望んでいます。道はどこにありますか? それは、法輪大法を尊重し、真・善・忍を受け入れることです」
「中共の関連部門で、今も迫害に関与している人たちに、状況を認識し、瀬戸際から直ちに引き下がるよう忠告したいと思います。さもなければ、江沢民のように地獄の刑罰を受けることになります」と述べた。