瀋陽市法庫県の劉憲勇さんに実刑判決が下る
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 【明慧日本2022年12月27日】瀋陽市法庫県の法輪功学習者・劉憲勇さんは2021年7月に不当に連行され、1年以上拘禁された後、現在遼中区裁判所に懲役2年4カ月の実刑判決を言い渡された。

 2021年7月22日夜8時過ぎ、瀋陽市皇姑区北行のあるレストランはまだ営業中だった。法輪功学習者・陳麗輝さんはレストランの従業員であり、陳新野さんは退勤する妻の麗輝さんを迎えに来た。陳新野さんが店に入った途端、20人以上の私服警官らが一斉に店に押し入っきて、すべての従業員を動かさず、顧客に返金させ、そしてすぐに店を離れるように顧客に命じた。警官らはまた、学習者である顧客・劉憲勇さんを地面に押し倒した。

 警官らは残りの14人に手錠をかけ、半分しゃがむ姿勢で体罰したり、店の中を捜索した。何も見つからなかったが、店内の監視カメラだけを撤去した。10時を過ぎた頃、警官らは全員の頭に黒のカバーを被せ、パトカーに乗せて連れ去った。皆はパトカーの中でもしゃがみむことを強制された。警官らはまた陳麗輝さんを護送しながら陳さんの家宅捜索を行い、パソコン、スマホ、法輪功創始者の写真、法輪功の書籍を押収した。

 14人は突然行方不明になり、従業員の家族たちは店内を探した。レストランのオーナーと従業員の家族にとって、あの夜はどれほどいらいらし、辛かったか想像できるだろう。翌朝、従業員の家族たちはスマホの現在位置情報(GPS)機能で、皆が法庫県のあるホテルにいることが分かった。あの夜、14人はそれぞれ単独に閉じ込められ、尋問された。警官らは法を執行しながら罪を犯し、自白を強要し、誹謗中傷し、皆を脅迫した。

 翌日の正午、11人は解放されたが、陳さん夫婦と劉憲勇さんは引き続き拘禁された。

 劉憲勇さんは法庫県叶茂台鎮閻荒地村の人で、1999年7.20以来、村の共産党幹部と派出所の警官らに何度も迫害された。劉さんは住所監視されていた際、父はプレッシャーの限界で当局の監視者の前で脳血栓で倒れ、10年にわたって寝たきりになった後他界した。劉さんが拘禁された日数は、累積して4年以上であり、飢餓や罵り、侮辱、酷く殴打、スタンガンでの電気ショックなどの拷問を受け、危うく命を失うところだった。

 2017年11月12日夜、劉さんはほかの学習者と共に、外で法輪功迫害の実態が書かれた資料を配布したとして連行され、殴打された。劉さんは断食して迫害に抗議したが、その後、寝たきりになったため、解放されて警官らに家に戻された。帰宅した劉さんは居住監視されていた。2018年1月18日から、法庫県公安局の警官5、6人が劉さんの家に滞在し、食事や就寝などすべて劉さんの家で行い、24時間劉さんを監視していた。親友の訪問などは禁止された。同月28日、傷だらけの劉さんは逃走し、それから放浪し始めた。

 2021年7月22日夜、レストランで劉さんが再度連行されたのは、恐らく以前逃げたことに関わっていたのだろう。連行された劉さんはまず他県で拘禁され、後に法庫県留置場に移された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/12/19/453295.html)
 
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