武漢市の宗明さん 洗脳班の迫害で死亡
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 【明慧日本2023年1月10日】武漢市の法輪功学習者・宗明さんは半年前、同市礄口(きょうこう)区の「法制教育学習班」(洗脳班)に連行された。洗脳班で宗さんはひどい迫害を加えられたため、極度に痩せてしまい、話すことも困難になった。2022年12月26日、洗脳班側が宗さんの家族に連絡をとり、宗さんは家族に付き添われて家に帰った。その後、家族は宗さんを病院に搬送したが、今年の元旦に死亡した。

 「610弁公室」が法輪功学習者を「転向」させるために開設した洗脳班は、「法学教育教室」、「転向学習教室」、「法学教育センター」、「法学教育機関」と偽っている。表面上は「法制教育」の名目だが、実際は「610弁公室」が法輪功学習者に信仰を放棄させるために設置した闇の刑務所である。洗脳班は法的手続きを経ることなく、随意に国民の自由を奪い、善良な人々を拘束し、拷問、強制洗脳、神経を破壊する薬を乱用して迫害を与えている場所である。

 2021年、武漢市政法委と610弁公室は、当局の法輪功学習者に対する「ゼロ行動」を執行するために、洗脳班を利用する迫害プログラムを計画した。その結果、市内のすべての地区で洗脳班が復活してしまい、さらに新たに10カ所の洗脳班を開設した。

 2022年4月18日午前、武漢市礄口区公安分局漢水橋街派出所の警官により、漢水橋街営南社区にある生鮮食品スーパーの横で、宗さん、唐越南さん、李明さん、江群娣さん、丁さん、邵さんなどの法輪功学習者8人が連行され、8人は派出所に送られた。

 連行された学習者たちは60~80代の女性であるが、4月19日朝、礄口区額頭湾洗脳班に送られた。

 2022年12月26日、洗脳班側が宗さんの家族を呼んで、迫害によって極度に痩せ、白髪だらけで、話すことも困難になった宗さんを家に向かえるようにさせた。今年の元旦、家族は宗さんを病院に搬送したが、入院を拒否された結果、宗さんは救急外来で死亡した。

 宗さんはかつて、同じ洗脳班で迫害を受けたことがある。

酷刑演示:吊铐

拷問の再現:吊るし上げる

 2003年、宗さんは礄口区裁判所に懲役4年の判決を宣告され、武漢女子刑務所に拘禁された。

 刑務所で宗さんは3回も「反省する独房」に入れられ、毎回15日間だった。独房で両腕を背中に回されて鉄のドアに吊るし上げられ、睡眠をはく奪され、食事の時もトイレの時も手錠をかけられたままだった。その結果、宗さんの両足が爛れ、黄い液体が出ていた。監視する人は宗さんの服の中に蟻を入れたり、冷水を浴びせたりした。宗さんは2回目に独房に拘禁されたとき、8日間断食して迫害に抗議したが、強制灌食された。

 明慧ネットの不完全な統計によると、2022年1月から6月まで、武漢市で少なくとも142人の法輪功学習者が迫害を受けた。そのうち4人が不当判決を言い渡され、5人が不当裁判を受け、9人が拘留され、39人が洗脳班に拘禁された。また、2人が年金の配給を停止され、63人が連行され、17人が嫌がらせを受け、3人は保釈されたという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/1/5/454532.html)
 
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