山東省の于春強さん、冤罪の13年間晴らせず死亡
■ 印刷版
 

 【明慧日本2023年1月23日】(山東省=明慧記者)山東省萊陽市(らいようし)の法輪功学習者(以下、学習者)・于春強さんは2006年に連行され、その後、不当に懲役13年の実刑判決を言い渡された。刑務所で残酷な迫害を受け、出所後も中国共産党(以下、中共)による度重なる嫌がらせを受けていたため回復できず、2022年11月1日に冤罪を晴らせないままこの世を去った。享年66歳であった。

 于さんは山東省萊陽市譚格庄鎮西河北村に住んでいた。1999年に法輪功を修煉し、その後、健康になり「真・善・忍」の教えに基づき、より良い人になるよう努力した。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中共によって迫害されている。
 
 2006年7月4日、萊陽市「610弁公室」の工作員が突然、于さんの自宅に押し入り、于さんの妻と当時家にいた学習者の趙瑞香さんを理由もなく強制的に連行した。2人は萊陽市「610弁公室」の尉海波に殴られ、苦しめられた。于さんの妻は1年半の労働教養を言い渡され、趙さんは萊陽市留置場に拘禁され、その後懲役12年の実刑判決を宣告された。このことにより、于さんは住居を追われた。

 2007年9月21日午前11時頃、秋の収穫を手伝うために帰宅した于さんは、ピーナッツを収穫中に萊陽市の警官によって連行された。パトカー2台と警官6、7人が于さんの自宅に踏み込み、携帯電話とMP3を押収した。于さんは萊陽市留置場に拘禁された。

 2008年、于さんは地元の中共裁判所から密かに懲役13年の実刑判決を宣告され、山東省刑務所に拘束され、11管区で迫害されていた。刑務所で糖尿病や高血圧を患い、脳出血を起こすほど迫害されたこともあった。

 2020年9月20日に出所した後も、于さんは中共から嫌がらせを受け続け、回復することができなかった。2022年11月1日に冤罪が晴れないまま亡くなった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/1/19/455365.html)
 
関連文章