【明慧日本2023年1月25日】遼寧省瀋陽市皇姑区の善良な女性・銭瑞香さん(60)は、2018年5月23日午後10時過ぎ、皇姑区・国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警察と地元の派出所の警察によって不当に連行された。同時に家宅捜索をされ、プリンタやパソコンなどの私物が奪われた。
銭さんが連行されるのはこれで2回目だ。当時、銭さんは手錠をかけられ、具体的にどこへ連れて行かれたかは不明で、家族にも知らされなかった。
銭瑞香さん |
法輪功を学ぶ前の銭さんは病弱で、足が不自由だった。法輪功を学び始めた銭さんは健康になり、ゆっくりと歩けるまでに回復した。彼女の夫は病弱で、自分で身の回りのことができなかったため、彼女は誠心誠意面倒を見ていた。家計は苦しく、彼女はアルバイトで生計を立てていた。また寝たきりの姑が亡くなるまで、彼女は嫌な顔ひとつせずに心を込めて介護した。
そんな善良な銭さんが、法輪功の理念である真・善・忍を信仰し、良い人になろうと努めただけで、あろうことか中国共産党からの迫害に遭った。
銭瑞香さんが初めて不当に連行されたのは、2009年8月13日だった。当日午前11時頃、皇姑区崇山路の楽購スーパーの近くで法輪功を紹介する資料を配布していたところ、法輪功の真相をよくわ分かっていない人に通報され、於洪区公安支局・柳條湖派出所の警官に連行された。午後3時過ぎ、警官らが銭さんの自宅下の車庫にやってきて「奥さんが車庫でたおれているから、早く見にいくように」と銭さんの夫に嘘の電話をかけた。夫が駆けつけると、警官は無理矢理自宅まで案内させ、家に押し入って家宅捜索をした。そしてパソコンやプリンター、本などの私物を奪い去った。その夜10時頃、銭さんの夫が柳條湖派出所に面会に行った時、運良く警官が瑞香さんをパトカーに乗せるところに出くわした。警官は「銭瑞香を於洪公安支局に連れて行くところだ」と夫に嘘をついた。瑞香さんは瀋陽市の留置場に不当に連行され迫害された。残酷な迫害により、高血圧や心臓病に罹り、足の中に装着していた金属が露出した。
銭さんは、不当に労働教養を強いられ、監視され続けた。2009年9月12日に帰宅することができた。帰宅後も銭さんは中共から嫌がらせを受けている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)