河北省の崔秀珍さんが迫害死
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 【明慧日本2023年1月29日】(河北省=明慧記者)河北省深沢(しんたく)県の法輪功学習者・崔秀珍さん(以下、学習者)は、中国共産党(以下、中共)の労働教養所や留置場で「便所にしゃがむ」「スタンガンで電撃」、「殴打」、「ねじり」、「唐辛子スプレー」、「足焼き」、「乳房ねじ切り」などの拷問を受けたため、脳の萎縮、麻痺、言語喪失に至った。2023年1月10日に冤罪が晴れないまま死亡した。享年80歳。

 深沢県北白庄村出身の崔さんは、1996年に法輪功を学び始めた。当時、彼女は重病で何年も薬を服用していたが、法輪功を学んだ後、全快し、それから薬を服用したことがない。法輪功は彼女に第二の人生を与え、家族の医療費も大幅に節約した。

 1999年7.20、中共が法輪功を迫害した後、崔さんは法輪功の恩恵を受け、法輪功のために陳情したとして、不当に家宅捜索・拘禁・拷問され、約1万8000元(約36万円)を強要された。

 2000年12月、崔さんは北京で陳情したとして、深沢県留置場に拘禁され、その後、労働教養3年を宣告され、石家荘市労働教養所第五大隊に送られ迫害を受けた。

 2001年4月8日、崔さんと多くの学習者は、悪名高い労働教養所第五大隊に移送され、迫害がエスカレートした。ここでは邪悪の勢力が集中している。江沢民一派は学習者に対しては「名誉を汚し、経済的に破綻させ、肉体を消滅させる」、「殴り殺しても気にせず、死んでも自殺とする」、「死んでも原因を調査せず、直接火葬せよ」と中国全土の政府機関に密命した。また、法輪功を弾圧するために多額の資金が割り当てられ、隊長の給料、昇進、ボーナスはすべて学習者の転向に結びつけられ、学習者への迫害をさらに激化させた。

 「便所にしゃがむ」(靴と靴下を脱いで便器でしゃがむように、両腕をまっすぐ両側に強く伸ばし、地面に固定する)という拷問が常に使用される。時間が経つと背中や足が痛み、しびれ、あざができ、赤く腫れ上がった。毎晩、学習者は引きずり出され「便所にしゃがむ」という拷問を受けた。学習者が数人の警官に囲まれ、一人ずつ、十数本のスタンガンで電撃され、スタンガンの電気が切れるまで拷問を受けた。学習者が保証書(法輪功を放棄する)を書かないと、殴られ、蹴られ、ベルト・縄・棒で叩かれ、びんたを食らわされ、スタンガンで電撃される。学習者の中には拷問で死亡した人もいれば、記憶を失うほど電撃された人もいて、まさに地獄絵図だった。

中共酷刑示意图:多根电棍电击

拷問イメージ図:スタンガンで電撃

 崔さんは警官の非人道的な拷問を受け、ガリガリに痩せ細った。歩く時は2人で支えなければならなかった。4カ月早く2003年3月22日に労働教養所から解放された。

 非人道的な迫害の結果、崔さんは記憶を失い、手足も不自由になり、失語症を患い、小脳も萎縮してしまった。2014年夏、全身不随になり、8年半後の2023年1月10日に死亡した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/1/19/455355.html)
 
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