再度、懲役3年を宣告された宋玉勝さん(70歳)を拘禁
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 【明慧日本2023年1月30日】山東省青島市即墨区の法輪功学習者・宋玉勝さん(70歳男性)は2022年8月8日、即墨国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らに連行され、その後、秘密裏に懲役3年の実刑判決を言い渡された。今月13日、宋さんは秘密裏に済南刑務所に移送された。

 田横鎮東陸村出身の宋さんは、かつて深刻なB型肝炎を患ったことがあり、治療を受けたが効果がなかった。絶望の中で、宋さんは他人から法輪功を紹介してもらい、1カ月間試した後、病院で検査を受けた結果、B型肝炎がなくなったことが分かり、法輪功の奇跡的な効果を体験した。

 中国共産党による法輪功への迫害が始まって以来、宋さんは何度も連行されて拘禁された。

 2000年の冬、宋さんは北京へ陳情に行っていた途中に連行され、戻された後、即墨市田横鎮役場に20日間拘束された。家族は1000元(約1万9000円、当時30歳のサラリーマンの2カ月分の給料に相当)を強制的に取られた後、やっと解放された。

 2001年の春、宋さんは人々に法輪功迫害の実態を伝えたとして、田横派出所の警官らに連行され、即墨市留置場に1カ月間拘禁された後、3年の労働教養を強いられた。

 2010年1月1日、宋さんは法輪功迫害の実態を伝えたとして、田横の役人らと派出所の警官らに連行され、拘留所に拘禁された後、1年6カ月の労働教養を強いられた。

 2012年1月15日、宋さんは章丘市労働教養所に拘禁され、拷問を受けてわずか4カ月で、深刻な冠状動脈性心臓病、高血圧症、胆嚢炎、肝・腎症候群を患い、命の危険に晒された。家族が解放を求めに行き、説得した後やっと解放された。

 2012年6月19日、宋さんは田横鎮市場で法輪功迫害の実態を伝えたとして誰かに通報され、現地の派出所の警官らに連行され、留置場に入れられた。留置場の警官務が受刑者に指示して宋さんを昏睡状態になるまで殴らせた。それから宋さんは健康状態が悪化しつつあった。家族は裁判待ちという形の手続きをして宋さんを家に迎えた。

 2013年8月11日、宋さんは法輪功迫害の実態を人々に伝えたとして再度連行された。数日後、裁判を開廷しないまま懲役3年6カ月の実刑判決を宣告され、同月28日に済南刑務所に移送された。同年9月10日、家族は見舞いに行ったが、刑務所側に「身体が衰弱しすぎて歩行できない」という理由で面会を拒否された。家族は引き続き強く求めた後、やっと公安病院で宋さんに会えた。その時、宋さんは歩くこともできず、2人の支えで面会をした。家族が「どうして解放しないのですか?」と質問した際、刑務所側は「危篤になったら」と応えた。

 2021年6月3日、宋さん夫妻2人も不当に連行され、検察庁に逮捕された。身体検査の結果、深刻な高血圧であり、同年7月9日に解放された。

 2022年8月8日、宋さんは再度当局に連行され、派出所で2カ月間拘禁された後、普東留置場に移送された。家族は国保に電話して状況確認をしたところ、宋さんは懲役3年の実刑判決を下されたことが分かった。しかし、当局は宋さんの家族には知らせていなかった。

 家族はその後、宋さんが2023年1月13日に済南刑務所に移送されたことが分かった。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/1/24/456019.html)
 
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