【明慧日本2023年1月31日】河北省深州市公安局と傘下の派出所は2019年1月9日から11日まで、たびたび警官を出動させ、村幹部の引率の下、法輪功学習者(以下、学習者)の家に押し入り、何の身分証明書も提示せず不当に家宅捜索をした。
わずか3日間で、警官は15回も学習者の家を不当に家宅捜索し、学習者19人に嫌がらせをし、5人を連行した上、パソコン、プリンター、MP3、法輪功の書籍、法輪功を紹介する資料、用紙などの私物を奪い取り、ドアの対聯や年画も破り去って行った。
1月9日午前、深州市東安荘郷西陽台村の学習者・根深さん、彦菊さん、函林さん、東佔夫婦が不法に家宅捜索された。午後には、代鵬鵬さんが不当に家宅捜索され、東佔さんと代鵬鵬さんが市の留置場に拘禁され、東佔さんの妻は市の拘置所で15日間不当に拘束された。
1月9日午後、同市の学習者・孫麗さんの家に4人の警官が押し入り、パソコンとプリンターを強奪し、孫さんを連れ去った。1月10日、同市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と深州鎮派出所の警官は、孫さんを衡水市留置場で不当に拘束した。孫さんは同留置場で深州市公安局から尋問された時、事件を担当する警官に罪を認めるよう迫られたが、孫さんは法輪功を学ぶことは間違っておらず、ネットショッピングも市民の正当な権利であると言った。警官は孫さんの髪を引っ張り、携帯電話で額を叩き、精神的にも肉体的にも大きな傷を負わせた。現在、孫さんの親族が弁護士に依頼している。
1月10日、同市東安荘郷石槽位村の学習者・鄭蔵振さんが警官に不当に連行され、家宅捜索された。
この嫌がらせの過程で、積極的にまたは消極的に関与した警官、法律と良心の視点からみて迫害は間違っていると知り、関与したくない警官、迫害に加わりたくない村幹部は事前に学習者に情報を伝えていたという。
記録1、数人の警官が学習者宅に侵入し、「我々は公安局の人間だ、動くな」と叫び、家中をひっくり返し、不当に家宅捜索をした。
記録2、警官は法輪功学習者の家に掛けてあった年画を破いたところ、学習者は「私の物に手を出さないで下さい」と制止した。 警官は法輪功に濡れ衣をきせたが、学習者が関連する法律文書を持ってくるように言ったところ、警官は口をつぐんだ。続いて学習者が、2011年に国家新聞出版署が1999年から法輪功の書籍などの出版と配布を制限していた二つの文書を廃止したため、法輪功の書籍と関連資料が合法であることを説明した。その後、警官らに身分証明書の提示と氏名を尋ねた。彼らは自分たちが悪いと分かり、家宅捜索をせず、言い訳をして立ち去った。
記録3、警官は学習者の法輪功の書籍と創始者の写真を取り上げた時、ある学習者はそれを阻止し「これらは私の私物です。持って行ってはいけません」と言った。すると警官は、「お前は公務を妨害している。今度言ったら連行する」と激しく叱責した。
記録4、一部の村幹部は、警官が学習者を探しに来たのを見て、すぐさまこの事を学習者に伝えたため、一部の学習者は不当な家宅捜索や迫害を受けずに済んだ。
記録5、数人の警察官が学習者の家から法輪功の書籍と創始者の写真を持ち去ろうとしたとき、学習者は「持っていってはいけない!」と言って正念で制止したため、警官は諦めた。
内部情報によると、今回、深州市で発生した多くの学習者に対する嫌がらせ、不当な家宅捜索、不当な連行は、610弁公室が深州市東安荘郷に焦点を当て、事前にリストを作成し、地元の派出所の警官を出動させ、村幹部に学習者の自宅まで案内させたという。この間、衡水市公安局と深州市公安局の両方がこの犯罪行為に関与した。彼らが採った手段は、突然学習者の家に侵入し、何も言わずに家中を荒らし、プリンターが見つかった家は学習者を連行し、プリンターが見つからなかった家は法輪功の書籍、パソコン、プレーヤー、法輪功を紹介する資料を奪い去り、連行はしなかった。
深州鎮、東安荘郷、双井開発区、新区、魏橋鎮の5つの派出所が今回の嫌がらせと迫害に関与した。