【シンガポール法会】生活と仕事において着実に修める
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文/シンガポールの大法弟子

 【明慧日本2023年2月10日】

 尊敬なる師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 私は2015年12月から修煉をし始めました。その時は、オーストラリアに住んでおり、皮膚病のために自然な治療法を探していたのが修煉のきっかけでした。大法を修煉してから、真・善・忍の原則に従って自分自身を律して、心性を向上したため、私の健康状態が大幅に改善され、周囲の人々との関係も円満になりました。

 しかし、修煉の道は常に平坦ではなく、特に修煉者の立場でいかに物事を見るか、常人のレベルに自分を落とさないかという、この方面での試練が人心を修めるのです。

 一、修煉者の立場で物事を見る

 新型コロナウィルス感染拡大以降、人々は感染することを心配していました。その時、これらのウィルスは私と関係ないと思ったのは、師父が「しかし、今の『中共ウイルス』(武漢肺炎)のような疫病は目的と目標を定めています。中共ウイルスは邪党の党員、中共邪党の支持者を淘汰するためにやってきたのです」 [1]を教示してくださったからです。

 そして、修煉してからは、私の健康状態や精神力が大幅に向上し、病気にもかからなくなりました。ですから私は、周りの人に心配されないように、マスク着用など政府が定めた感染防止対策を守って、普通に生活を続けています。

 一方、このウィルスの大流行は、同僚や友人、親族に真相を伝える機会を与えてくれました。私は、修煉することで免疫力が高まり、流行を効果的に防ぐことができることを伝えました。修煉をしていない人には、「心からの九文字」を真摯に唱えれば、それも効果があると勧めました。場合によっては、現地の同修が作ったお守りやカードを衆生に贈ります、そのカードに大法や「心からの九文字」のあるQRコードがついています。

 受け取った多くの方々からは「ありがとう」という声が聞かれました。誠意と心配りがあれば、人々は私たちの善意を感じ取り、反感が生じないのだと感じています。

 その後、政府がワクチン接種を推し進めるようになったため、私はずっとこれについてのニュースを見て、有効性や安全性がよく分からないので、自分も接種しなければならないのではと心配していました。私にとってウイルスのことはどうでもよくて、なぜ自分の体を汚染し、危険を冒す必要があるのか? と思いました。

 日に日に接種者が増え、ある時、会社の経営層が開いた反ワクチン接種の会議で、接種していない数少ない一人として、私の名前が挙がったと同僚が教えてくれました。社会では、ワクチンに対して概ね肯定的な見方がされており、政府首脳らもワクチン未接種者に対してますます厳しい対応をするようになったのです。

 2021年11月18日、師父の経文「目覚めよ」が明慧ネットに掲載されました。読んでいて衝撃を受けました。「ワクチン接種を頑なに拒む人もいます」[2]と書かれており、それは正しく私なのです! これは本当に棒喝されました。常人という立場からではなく、修煉者という立場から物事を見るべきだということに気づいたのです。

 修煉者として、何よりもまず相手のことを考え、自分の行動が相手に与える影響を考えなければなりません。予防接種を拒否することで、同僚に迷惑をかけたり、周囲に不安を与えたりすることになるからです。同時に、ワクチンを接種していないことで、日常生活にも影響が出ています。師父は既にご教示してくださったので、私が大法修煉者で、大法がウイルスや細菌、ワクチンなどを含め、宇宙の万事万物を創造しているのですから、なぜ、この件に動揺したのでしょうか?

 結局、ワクチン接種を行い、家族も喜んでくれましたし、同僚も安心してくれました。そして、私の体も大きな反応はありませんでした。

 二、内に向けて探し、抜け穴を見つける

 2022年後半に、渡航制限が緩和されたあと、私たち夫婦は妹夫婦と一緒にマレーシアの親戚を訪ねる計画を立てました。これは新型コロナウィルス感染拡大後の初めての海外渡航で、親族に妻を会わせたいと考えたからです。

 ちょうど旅行の準備をしているときに、妹が「万が一のために、海外旅行保険に新型コロナウィルスが含まれているか確認したほうがいい、マレーシアで感染したら、少なくとも補償は受けられる」と言ったので、私はあまり深く考えず、彼女の言うことも一理あると思いました。しかし、通常の海外旅行保険では「中共ウイルス」は含まれないので、わざわざ新型コロナウィルスに関する特約に入りました。

 8月3日の水曜日に出発する予定でしたが、出発の1週間前の金曜日に体調が悪くなったのです。翌日、私は熱を出してPCR検査を受けたら、陽性反応が出ました。その後、すぐ妻も陽性となりました。結局、旅行はキャンセルせざるを得ませんでした。

 今回の感染は、私たちを驚かせました。私も妻も修煉者で健康で、修煉してからの7年間、一度も熱を出したことはありません。1年前も、自宅のテナントが感染したとしても、私たちは無事でした。どこに抜け穴があるのかわからなかったのです。

 自宅隔離中に、じっくりと法を学び、内に向けて探し、煉功発正念に励むようにしました。

 最初、私は39.2度の熱がありました。いつもより煉功が難しかったのですが、煉功が終わったあとに体温は下がりました。また、学法や発正念をした後にも、気持ちが楽になりました。数日後、熱は下がりました。

 その後、妻と交流して、この問題は私が出発前に新型コロナウィルスに関する保険を購入したことが主な原因であるという結論に達しました。私の根底にあったのは、ウイルスに感染することへの恐怖心でした。この恐怖心は執着ではないのでしょうか? 中共ウイルスが私たちに関係ないのであれば、なぜ検討する必要があったのでしょうか?

 これには、自慢などの他の要因もあるかもしれません。回復して間もないある日、兄と話していると、兄が家庭教師をしている生徒が、問題に正解すると自己満足と慢心に陥るという話をしていました。兄はそれを「いい気になる」という言葉で表現していました。 これは、師父が『轉法輪』で使われた言葉です。面白いことに、兄は普段は英語でコミュニケーションをとっているのですが、今回は中国語の慣用句を選んで表現していました。

 ですから、この一見偶然のような言葉が心に響いたのです。これは、師父が兄の口を使って私の不足を指摘されたのでしょうか? 周りの人が中共ウイルスに感染していて、自分は感染していないのを見たとき、私は自分を誇りに思うのではないでしょうか?

 また、今回の体調不良をきっかけに、病気に苦しむ人を見下すのではなく、もっと共感し、理解してあげなければいけないと思うようになりました。

 三、仕事において修煉者の基準で自分自身を律する

 日常生活で起こる事に偶然がないのは、『轉法輪』をはじめとする師父の教えを読んで、学んだことです。修煉者である私たちの人生の道は、師父が新たに段取りしてくださったもので、あらゆる執着心を見つけ出して取り除くためなのです。ここ数年、仕事でもそれを痛感しています。

 昨年の8月、私は今の会社にやってきて、もう一人の同僚と一緒に、会社の事業活動を地域で拡大するためのサポートの仕事でした。私が採用された主な理由は、私があるコンピュータ言語に詳しく、会社がそのコンピュータ言語を使用する別のプラットフォームへの移行を準備していたからです。

 パートナーである同僚はロンドンから転勤してきた人で、2人体制のチームのリーダーでした。しかし、彼は私が詳しいコンピュータ言語について知らず、別の言語を得意としていました。会社は、私たち2人がお互いに補い合いながら、ユーザーのために役立つことを望んでいます。

 仕事を始めてからは、パートナーよりも私の仕事がどんどん増えて、問題を抱えたユーザーが私のところに来るようになったからです。ある同僚からは「不公平だ」と言われましたが、私はユーザーの手助けをするのが好きで、忙しくてもかまわないと思っていたので、それでいいのだと思いました。それに、会社が私に働いてもらうために給料を払っているのであって、怠けるために給料をもらっているのではありません。さらに、宇宙の理は公平です。もし、私が利用されたとしても、その代わりに徳で補償されるのです。私の態度は、修煉者としての水準に達していると感じました。

 しかし、私が休暇を取った日に技術的な問題があり、ユーザーがパートナーに相談したのですが、それをパートナーがある同僚にお願いしたので、その同僚は動揺しました。なぜなら、その技術的な問題はすでに発生済みで解決策もあり、私は過去にそれを解決したことがあるのですが、パートナーは全く知らなかったからです、とその後、お願いされた同僚から聞きました。

 この出来事から、私はこれまで、できるだけ多くの仕事を引き受け、こなすことに注力するあまり、それが他人に与える影響を全く考えていなかったことに気づかされました。問題解決や新しい技術の習得をパートナーに教えることなく、自分の仕事だけをやっていたのです。このことは、パートナー自身や他の同僚にも影響を与えました。

 公平を期す為に、パートナーには私が関与していない他の責任や仕事もあったのです。年末、その年の会社の事業評価が終わると、パートナーは私たちのチームが引き継いだ案件をより積極的に処理するようになりました。

 修煉は本当に真剣です。これらのことから、今まで気づかなかった、あるいは十分に注意できなかった部分が浮き彫りになってきました。

 会社では、一部の同僚から「我慢強く、親切で、仕事熱心だ」と感心されることもありました。私が42歳だと知って驚かれ、大学を出たばかりと思われる方もいれば、20代、30代と言われる方もいます。私は、法輪功を修煉しており、それは性命双修の功法なので、身体を養い長寿に導くことができると話しました。功法に興味を持つ人もいたので、資料やリンクを送り、法輪功を学ぶように勧めました。

 さらに、それ以外の執着を取り除くために取り組んでいます。例えば、食べ物への執着、真相を伝える時に目的を達成するためではなく、善意や慈悲を持つべき、また、社会的地位の低い人を軽んじてはいけない、などなどです。

 とにかく、幸運にも大法に出会い、修煉の道を歩むことができたことに感謝しています。

 師父に感謝いたします! もし師父が私に大法を教えてくださらなかったら、私はまだ人間の幻想に迷い込んでいて、決して抜け出すことができなかったでしょう。

 師父、ありがとうございます!

 同修の皆さん、ありがとうございます!

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『理性』
 [2] 李洪志師父の経文:『目覚めよ』

 (2023年シンガポール法会交流原稿)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/1/11/454668.html)
 
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