遼寧丹東の張明さんと李全臣さん、不当な裁判に直面
■ 印刷版
 

 【明慧日本2023年2月21日】遼寧省丹東市の法輪功学習者(以下、学習者)である張明さんと李全臣さんは、丹東寬甸留置場に9カ月近く不当に拘束された。張明さんの血圧は一時最高で200以上、最低血圧が140に達し、頻脈性不整脈が現れ、命が危険にさらされた。李全臣さんは病院で深刻な肺結核と診断された。家族は何度も2人の釈放を求めたが、事件捜査担当者は許可しなかった。また、2人が今後不当な裁判にかけられるという情報も入ってきた。

 法輪功は、人々に真・善・忍を教え、人々の身体を健康にし道徳を高めて、幸福にする事ができる佛家の修煉法である。江沢民は嫉妬心から、法輪功に対し20年にも及ぶ非人間的な迫害を発動した。学習者はそれに怯むことはなく、法輪功は世界中に広まり、多くの国の人々の心に根を下ろしている。

 2018年6月29日、張さんと李さんは、丹東寬甸の道路で飲酒運転検査をしていた交通巡視員に止められた。車内から法輪功を紹介する冊子等が発見されたため、不当に連行された。張さんの自宅に誰もいない時に家宅捜索をされ、大量の私物が持ち去られた。李さんが経営する店の従業員は尋問され、恐喝も受けた。

 2人が不当に拘禁されている間、寬甸の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の王金海警官は、2人に不当な尋問や脅迫を繰り返し、張さんを言葉巧みに騙し(法輪功を放棄させる書類などに)サインを強要した。しかし張さんと李さんが所持していた法輪功を紹介する冊子は完全に合法である。

  寬甸公安局と検察庁は法的根拠がない状況で7月12日、彼らを不当に逮捕した。公安は何とかして罪名をでっち上げようと、8月、丹東市東港市(張明さんの実家)の警官に張さんの家族を調査するよう命じた。警官は、不動産と戸籍の国勢調査すると言う口実で、張さんの父親の住宅について何度も質問した。しかし、地方政府がこの種の国勢調査を行っていなかったため、家族はおかしいと感じた。その後、警官は本当のことを言い、張明さんの父親に直接、法輪功を学んでいるかを尋ねた。父親はすでに90歳過ぎで、自分で身の回りのことができない上、うまくしゃべれず、耳が聞こえない状態だった。90歳の年配者さえ見過ごさない中国共産党(以下、中共)の警官の行為に対して近所や親せきは憤慨した。

 一、夫・張明さんは不当に逮捕され、妻は冤罪で死亡

 張明さんは今年(2019年)ですでに60歳で、元々、東港市中国銀行に勤務しており、周囲の人が認めるほどの善良な人だ。2013年9月5日、張明さんの妻、修金秋さんは法輪功迫害の実態を人に話したとして、罪に陥れられ通報され、丹東臨江派出所に不当に連行された。丹東国保は3人の警官を連れ、張さんを職場から不当に連行した後、丹東臨江派出所の警官と一緒に修さんの娘の職場に押し入り、彼女を不当に連行した。

 修金秋さんは、丹東市振興区臨江派出所の警官によって暴力的に連行されて、鉄の椅子の上で拷問を受けた結果、血圧が230にまで達し、全身が腫れ上がり、激しい痙攣を起こした。体は極度に衰弱し、失禁があったことから、拘置所は受け入れを拒否した。警官は修さんがもたないと見ると、責任を免れるために、一家3人を家に帰した。

 張明さんは2005年以降、職場から解雇された。2つ目の勤務先は丹東市振興区裁判所だったが、妻が法輪功を紹介したという理由だけで、市の政法委員会は直接、区の裁判所に、張さんを解雇するよう命じた。この突然の境遇により、修さんは心身ともに大きなダメージを受け、帰宅後体調が悪化し、2013年11月28日に冤罪で亡くなった。張さん一家は中共の迫害により、肉親を失い、一家が離散した。

 二、李全臣さん、不当に懲役7年

 中共による法輪功に対する20年以上に及ぶ迫害の中で、李全臣さんは不当に連行され、2002年に懲役7年を言い渡された。李さんは刑務所で刑務官に蹴られたり、スタンガンで撃たれたり、トラの椅子に座らせられたりするなどの拷問を受けた。李さんをいわゆる「転向書」にサインさせることは成功しなかった。

 長期的な迫害により、李さんは心身ともにひどく傷つけられ、重い肺結核を患い、瀕死の状態だったが、刑務所は李さんを釈放しなかった。李さんは「法輪功だけが健康を回復できるから、煉功させてほしい」と刑務官に求めたところ、刑務官はしぶしぶ承諾した。そこで李さんは毎日、想像を絶する痛みに耐えながらも、煉功を堅持したところ、たった数日の間で、体は急速に回復し、数カ月後には肺が完全に正常に戻った。刑務所の医師は驚き、刑務官と受刑者は皆、法輪功の驚くべき力を目の当たりにした。

 天網恢恢疎にして漏らさず(天の神が地に巡らした網は、ゆったりして粗いようであるが、決して漏らすことはなく、それに搦め捕られる)と言われるように、学習者への不当な連行や裁判に関与した数えきれない警察官、検察官、裁判官は報いを受けている。丹東振安区裁判所のすべての案件捜査関係者は、目の前の利益のために江沢民の集団に利用されないでください。あなた自身と家族の将来のために、学習者に対し優しく接しください。裁判当日は、張明さんと李全臣さんを無罪で釈放し、学習者の潔白を晴らしてください。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/3/13/383831.html)
 
関連文章