イタリア政府に署名用紙を提出、中共の迫害制止を呼びかける
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文/イタリアの法輪功学習者  

 【明慧日本2023年2月23日】イタリア法輪大法学会の代表は2023年1月26日、ローマのイタリア大統領府を訪れ、中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害、および法輪功学習者(以下、学習者)を対象とする生体臓器摘出の制止、ならびに生体臓器摘出の国際調査の許可を求める請願署名用紙をイタリア政府に提出した。同時に、イタリア政府が国連事務総長に、中共による学習者の生体臓器摘出の国際調査の開始を強く要望することを促した。

图1:意大利法轮大法学会向意大利总统府递交呼吁停止迫害和强摘法轮功修炼者器官的请愿签名集。

イタリア法輪大法学会、学習者への迫害および生体臓器摘出制止の呼びかけを求める嘆願書提出

 イタリアの学習者は、2019年にイタリア政府に初めての署名用紙を提出し、今回が2回目である。今回は、欧州拷問禁止委員会イタリア代表のエリザベッタ・ザンパルッティ女史(元イタリア国会議員)およびイタリア上院立法院議員ロベルト・ランピ氏による署名活動の支持を表明した。

图2:法轮功学员在首都罗马帝国大道举办的讲<span class='voca' kid='62'><span class='voca' kid='62'>真相</span></span>活动中,了解真相的行人在征签信上签名。

学習者が首都ローマのフォリ・インペリアリ通りで開催した迫害の実態を伝える活動で、真実を知った通行人が署名をした

 1999年以来、中国では少なくとも数十万人の学習者が、「真・善・忍」を実践しているがために中共に不当に逮捕され、刑務所や拘置所に送られ、世界最大の良心の囚人グループとなっている。

 イタリアの国会議員を含むイタリア国民は、中共による生体臓器摘出の証拠に衝撃を受けた。そして、学習者が主な犠牲者となっている生体臓器摘出は、人類に危害を加える前代未聞の犯罪であることを認識した。

 元国会議員:学習者を対象とした生体臓器摘出は、全人類に対する暴力である

图3:欧洲禁止酷刑委员会意大利代表伊丽莎白·赞帕鲁蒂(Elisabetta Zamparutti)女士

欧州拷問禁止委員会イタリア代表のエリザベッタ・ザンパルッティ女史

 イタリアの元国会議員で、欧州拷問禁止委員会のイタリア代表であるエリザベッタ・ザンパルッティ女史は、学習者の代表に対して次のように述べた。「わが国イタリアは、死刑のモラトリアム(死刑制度は1994年に廃止)で世界に知られています。私たちは、共産党政権が法輪功の良心の囚人の臓器を強制的に摘出している暴挙をさまざまな場面で制止する責任があります。『真・善・忍』を原則とする修煉者から臓器を摘出する行為の一つ一つが、人類社会全体に加えられた未曾有の暴力行為です」

 上院議員:イタリアは学習者を保護すべき

图4:意大利第十八届参议院立法院议员罗伯托·兰皮(Roberto Rampi)

第18代イタリア上院議員のロベルト・ランピ氏

 イタリア上院議員ロベルト・ランピ氏は学習者の代表に対し、次のように語った。「中共による学習者への迫害は絶対に既成事実であり、深刻で暴力的です。中国の歴史、文化、伝統が中国人に与えた権利を奪いました。そのため、イタリア政府と議会は明確な立場を取り、中国と世界各地でこの功法を修めている人々を保護しなければなりません。それが非常に重要です」

 複数のイタリア議員が欧州決議に署名し、中共の生体臓器狩りを非難

 数ヶ月前、複数のイタリア国会議員が欧州議会の決議案(2022/2657(RSP))に署名した。この決議案は、中国で頻発している生体臓器摘出を非難するとともに、各国の関係機関のメンバーに対し、中国の関係機関との協力条項(移植医療、研究、訓練)を再評価し見直すこと、観光分野での観光客として中国で臓器移植手術を受けることを防ぐために必要な措置を講じること、さらには中国を訪れる市民の意識を高めることを呼びかけた。

 2014年、イタリア特別委員会はイタリア上院人権委員会に対し、政府が臓器移植に関する中国との研修プログラムを再考することを約束するよう求める決議を全会一致で可決した。

 法輪大法は法輪功とも呼ばれ、古くから伝わる心身に利益をもたらす修煉功法であり、中国の伝統文化に深く根ざしている。法輪功は「真・善・忍」を基準としており、瞑想と座禅を組み合わせたこの精神修養は、人々の道徳水準を高めるのに役立っている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/2/18/456899.html)
 
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