累計判決12年6カ月の南昌市の厳精華さん、4月に刑期満了
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 【明慧日本2023年2月26日】江西省南昌市の法輪功学習者・厳精華さん(62歳女性)は2018年に身柄を拘束され、懲役5年の実刑判決を宣告された。息子も連座を受けて理想の仕事を失った。厳さんは2023年4月12日に刑期満了で出所する予定である。

 厳さんは「真・善・忍」の教えに従い、法輪功迫害の真実を伝えたとして、何度も中国共産党の関係者に身柄を拘束され、3回とも江西省女子刑務所で拘禁され、累計12年6カ月の不当な判決を宣告されたことがある。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来中国共産党によって迫害されている。

 厳さんが受けた迫害の実態は下記の通りである。

 1回目:懲役3年の実刑判決

 2005年、警官らは何ら合法の手続きのないまま、厳さんを連行し、ポケットから鍵を奪い、自宅に押し入った。厳さん宅にあったパソコン、機材、現金などの私物を押収した。

 2006年5月12日、厳さんは南昌市西湖区裁判所に懲役3年6カ月の実刑判決を宣告された。同年6月、江西省の女子刑務所に拘禁され、転向を強いられた。警官・羅撫英、任淑珍、王娟は囚人の任桂芳を指図し、厳さんに対して、睡眠禁止、少量しか食べさせない、早朝6時から翌日の夜明け2時まで走らせるなど苦しめ、転向させようとした。

 2回目:懲役4年6カ月の実刑判決

 2011年4月19日の8時ごろ、警官らは一連の行動として南昌市の第一留置場、江西省の女子刑務所、江西省の豫章刑務所の近くで発正念をしていた学習者30人以上(60代〜70代)の身柄を拘束した。厳さんも連行されて殴られ、家財を押収された。厳さんの夫は留置場に行き、面会を求めたが、拒否された。

 同年9月15日、厳さんは南昌市の新建県(現在の新建区)裁判所に懲役4年6カ月の不当な判決を宣告され、2015年2月18日に出所した。

 3回目:懲役5年の実刑判決

 2018年4月3日、厳さんとほかの学習者2人は市西湖区里洲巷内で「法輪大法は素晴らしい」「真・善・忍は素晴らしい」などの内容が書かれた横断幕を掲げた時、待ち伏せた警官に身柄を拘束された。厳さんは途中で脱走できた。4月13日、厳さんは自宅で連行され、自宅にあった『轉法輪』、メモリカードなどの私物も押収された。5月10日、厳さんは不当に逮捕された。

 2019年8月16日、南昌市西湖区裁判所は厳さんに対して裁判を開いた。厳さんは無罪を主張し、無罪解放を求めた。同年9月19日、当裁判所は5年以内の再犯、いわゆる累犯を理由に厳さんに懲役5年、罰金2万元(約40万円)の不当な判決を言い渡した。厳さんは控訴したが、2020年の新年の前、南昌市中級裁判所に原審維持を宣告され、江西省の女子刑務所で拘禁された。

 南昌市第一留置場で21カ月間拘禁された厳さんは、白髪になり、痩せこけていた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/2/22/457033.html)
 
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