河南省輝県市の裁判所 弁護士を不当に退廷
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 【明慧日本2023年3月2日】河南省新郷市の輝県(きけん)市の法輪功学習者・張素琴さんは昨年6月、法輪功が迫害されている真実の状況を伝える活動を行ったとして、警官に連行された。その後、一時保釈されたが、今年の2月17日、不当に起訴された。張さんの弁護士は法廷で張さんの無罪を主張をしたが、裁判官によって退廷させられたため、張さんは自己弁護せざるをえない状況に陥った。

 2022年6月14日、張さんは北雲門郷で法輪功迫害の実態を伝えた際、当局による法輪功への誹謗中傷の宣伝に騙された村人によって通報され、派出所の警官に不当連行された。警官は張さんの身体検査を行い、張さんの家を家宅捜索したが、何一つ証拠は発見されなかった。警官は張さんを一時保釈し、帰宅させたが、住居は警察の監視下に置かれ、自由を制限された。

 今年2月上旬のある日、輝県市の裁判所は張さんを召喚し、同日、新郷市の留置場に勾留した。

 そして、2月17日午前、張さんの裁判が開かれた。検察側は、張さんが「法律の執行を妨害した」「邪教を信仰した」という罪で、不当な起訴を行った。弁護士は法律に基づき、検察の訴えが事実無根であると反論し、張さんの無罪を主張したが、その発言は何度も裁判官に中断させられた。最終的に、裁判官は強制的に弁護士の発言を打ち切り、廷吏に弁護士を法廷から連れていくように命じた。

 弁護士による弁護を受ける権利を奪われた張さんは、自己弁護をせざるを得ない状況となった。それでも張さんは、法輪功を学んで良い人になるようと努力したこと、健康になったことなどを話し、裁判官に裁判の正義と憲法で認められた信仰の自由を守るようにと訴えた。さらに、張さんは検察官に、起訴事実についての具体的な法的根拠を示すように要求した。しかし、その場にいる誰もが答えられなかった。そして、張さんは「法的根拠がなければ、犯罪は成立しないのです」と言った。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/2/24/457101.html)
 
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