中共による薬物迫害と人体実験 今なお続いている(二)
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——善良な人が毒殺され、精神病院に収監される時代は直ちに終わらせるべき

 【明慧日本2023年3月7日】(前文に続く)

 三、中共の刑務所、労働教養所、留置場は薬物迫害と人体実験に関与

 1、山東省の18歳の郭雪蓮さん 不明の薬物により心神喪失

 郭雪蓮さん(女性、1982生まれ)は、山東濰坊昌邑市丈岭鎮郭家上疃村に在住。小さい時から聡明で、純真でかわいく、成績はずっと優れていた。学校で先生とクラスメートからいつも好評を得ていた。1998年両親と周囲の人が法輪功を学んで心身とも恩恵を受けたのを見て、雪蓮さんは法輪功を学び始めた。

 2000年10月、雪蓮さんは再び北京へ陳情に行った。当時、北京の学習者・趙昕さんは迫害され危篤状態に陥ったため、雪蓮さんは他の学習者と一緒に趙昕さんの世話をしていた。趙昕さんは2000年12月11日に冤罪が晴れないまま死亡した後、雪蓮さんは北京の街頭で資料を配り、趙昕さんが迫害され死亡した事実を人々に伝えた。間もなく雪蓮さんは連行され、北京大興県新安女子労働教養所に送られた。

 労働教養所で、警官は雪蓮さんに法輪大法を中傷するビデオを見るよう強要した。雪蓮さんはそれを拒否し、「法輪大法は素晴らしい」と大声で叫んだ。直ちに数人の警官が雪蓮さんを殴り倒し、縛り付けた後、4本の電気棒で同時に電気ショックを与えた。雪蓮さんの頭は電気ショックにより2カ所を負傷して出血し、傷口が化膿し二年かけてやっと治癒した。

 その後、警官は強行して雪蓮さんに不明の薬物を注射し、また彼女の食事に錠剤を投入した。数カ月後、雪蓮さんは精神異常となった。

 雪蓮さんの父親が山東省昌邑から遠路はるばる労働教養所に迎えに来たとき、目の前の悲惨な光景に驚いた。雪蓮さんは顔に表情がなく、話もせず、目の動きが鈍く、足首が腫れていた(足かせをつけられたせいだと考えられる)。家に帰る道中、雪蓮さんはずっとぼんやりとして話もしなかったが(安定剤を注射されたかもしれない)、家に帰って間もなく発作を起こし、大声で叫んだり、みんなの前で服を脱いだりした。

 ここ数年来、雪蓮さんはいつもむやみに走ったり跳んだり、話もしどろもどろであった。ときどき服を全て脱いで真っ裸になったり、他人を殴ったり罵ったりして、両親にさえ殴ったり罵ったりする。両親は雪蓮さんの世話をしながら、耐え難い日夜を過ごし、毎日涙が止まらなかった。

 2、黒龍江省33歳の鞠亜軍さん 不明薬物を注射され帰宅して2日後に死亡

 黒龍江省阿城市玉泉鎮の鞠亜軍さん(33)は、身体が健康で皆が認める良い人であった。鞠さんは「真・善・忍」の信念を貫いたとして、ハルビン長林子労働教養所に監禁された。2001年10月21日午後、鞠さんは長林子刑務所の診療所に運ばれ、無理やりに不明の薬物を注射された。それ以来、鞠さんは頭を持ち上げることができなくなり、意識がぼんやりとして、口をいつも大きく開けながら喘ぎ、話をすることは困難になり、腕を指しながら「注射を打たれた、注射をうたれた……」と絶えず言っていた。

 労働教養所は責任を逃れるため、2001年10月24日に鞠さんを帰宅させた。しかし、2日後の10月26日に鞠さんは死亡した。 

 3、 36歳の林鳳さん 薬物迫害により腎臓が壊死し帰宅して2カ月後に死亡

 林鳳さん(36歳、女性)は、四川省南充市順慶区舞鳳鎮四村九組に在住していた。2002年12月30日、林さんは順慶区馬市鋪で迫害の実態を暴露する資料を配っていたところ、警官に連行された。その後、3年の労働教養を強いられ、四川省成都龍泉驛女子労働教養所に拘禁された。労働教養所で、林さんは法輪功を放棄せず煉功を続けたとして、不明の薬物を注射されたため、腎臓が壊死し、意識がぼんやりし、体中がむくみ何度も意識不明になった。2005年5月18日、林さんは迫害により息をすることも困難になったため、労働教養所は林さんを地元の南充市に送還した。

 昏迷状態に陥り治療を受けていた林さんは、たまに目が覚めると、「私は病気ではない、警官に迫害された」と言った。また、「四川省成都龍泉驛女子労働教養所は邪悪な場所だ。そこでは警官は意志の堅い学習者を地面に引っ張り回し、学習者の服がすりきれ、全身が傷と血だらけになり意識不明になった」と林さんは目撃した迫害を暴露した。 

 林さんは2005年7月26日朝、林さんは36歳の若さでこの世を去った。

 4、元副県知事・張方良さん 不明の薬物を注射された翌日死亡 

 張方良さん(47歳男性)は、重慶市栄昌県広順鎮の出身で、栄昌県副知事を務めていた。「真・善・忍」を修める学習者として、張さんは賄賂を受けず、外食の時も自らのお金で支払い、公正かつ清廉な人柄で栄昌県の幹部と一般県民にも認められていた。

 2001年10月6日、張さんは法輪功の資料を配っていた時に連行され、相前後して重慶市公安局、銅梁県留置場に拘禁された。2002年7月8日、張さんは銅梁県病院に運ばれ、不明の薬物を注射された。家族が病院に駆けつけた時、張さんはすでに意識がぼんやりとして、自分の妻さえ分からなくなった。帰宅した後、呼吸が困難になりますます悪化し、翌日の午前7時に張さんは永遠に呼吸が停止した。

 5、大学1年生の郭宝陽さん 人体実験によって自殺を誘発された

 郭宝陽さん(当時19歳)は、山東省青島職業技術学院の1年生だった。2010年4月2日、郭さんは法輪功を学んでいるという理由で警官に連行され、拘束された。その間、強制的に採血をされ、食事や水に薬物を入れられ、不明の刺激ガスや騒音、目を刺激する眩しい光(臓器提供者として抗拒否反応の実験かもしれない)などを与えられた。7日間の拘留を終えて解放された郭さんは薬の影響で、精神異常、失禁、頭脳混乱、頭痛などの症状が現れ、自分の体を壁にぶつけたり、建物から飛び降りるといった行動も頻繁に発生した。

 情報筋によると、青島610弁公室は、郭さんの発狂と自殺を計画し、事前にメディアの記者に知らせており、法輪功に罪を転嫁しようとしたことが分かった。彼らは、郭さんの近隣住民に監視するよう指示し、郭さんの同級生に心配していることを名目にスパイをさせ、自殺をするように仕向けたという。

 意識を取り戻した郭さんの回想によると、大山留置場は人体実験室のようで、被拘禁者に薬物を投与し、部屋に不明なガスなどを放出して実験し、被害者の反応を観察していたという。

 6、河北省の公務員を退職した柳立生さん 北京の留置場で薬物を投入される

 河北省の公務員を定年退職した柳立生さんは、2011年6月23日に北京博興路派出所の警官に連行され、留置場に拘束された。留置場でピンク色の糖衣錠を飲まされた柳さんは、30分後に発熱やめまい、ふらつきなど体が激しく反応し、しばらくすると薬があっという間に腸に広がり、内臓に激痛が走った。刑務官はパソコンで柳さんの様子を詳しく記録した。各種の状況から見ると、柳さんは騙されて中枢神経を破壊する薬物を飲まされ、人体実験に使われたような状態であった。

 7、黒龍江鶴岡市の宋慧蘭さん 薬物を注射され障害を負った

 黒龍江鶴岡市新華農場に在住の宋慧蘭さんは2010年12月、樺川県横頭山派出所の警官に連行され、湯原県留置場に拘禁された。留置場で、宋さんは床に押し倒されて、不明の薬物を注射されたことによって、全身に激痛を感じ、懸命にもがき、話すことができなくなり、大脳の反応が鈍くなり、身体が思う通りに動かなくなった。また、宋さんは右足のひざから足まで黒くなって潰爛し、しかもひざ下からの感覚を失ったことに気づいた。家に帰った後、宋さんは心臓も依然として異常に辛く感じ、体が硬く、目はぼうっとして話せず、手足は曲がらず、右足全体が完全に剥離し、一生治らない障害を負った。

 8、刑務所で迫害された丁恵さん 精神障害に

 成都市の丁恵さんは2015年12月21日、警官により連行され、新都区留置場に拘禁され激しい暴行を受けた。丁さんは手錠と足かせをつけられて死人ベッドに固定され、薬物を注射された。その種の薬を1回注射されると、3日間続けて昏睡状態に入るという。

 2016年12月、丁さんは不当に懲役3年の実刑判決を言い渡され、成都女子刑務所で「隔離」迫害を受けた後、骨と皮ばかりに痩せこけて、強制的に薬を飲まされて精神障害になった。

 9、江西省の殷進美さん 薬物を投与される

 江西省九江市廬山区に在住の殷進美さんは2009年3月24日、1年の労働教養を科され江西南昌女子労働教養所に拘禁された。労働教養所では、殷さんは「転向」を拒否したため、警官は何度も殷さんの食事に薬物を混ぜた。ある日、薬を多く混ぜていたので非常に目立ったので、殷さんはその場で警官に聞いたが、警官は認めなかった。その後、警官らは殷さんの手足を押さえて2回薬を注入したことがある。当時、その場にいた心優しい警官は「彼女はまだ若いから、そんな薬を飲ませないで」と言ったが、その言葉に耳を傾ける者はいなかった。

 10、山東省の馬桂珍さん 薬物を注射され半身不随

 山東省昌邑市に住む馬桂珍さん(60代)は2005年1月17日の午後、自宅で料理をしていたところ、610弁公室の責任者・陳暁東および派出所の警官により王村労働教養所に連行された。1月18日から20日まで、馬さんは労働教養所で警官から繰り返し洗脳された。4日目、警官は馬さんがまだ「転向」しないのを見て、不明の薬物を注射した。数日後、馬さんは次第に力を失い、腕と足の感覚も失い始め、半身不随になった。

 610弁公室の関係者は、「必要であれば、薬物を介入させ、医学的手法や臨床実験的方針を用いて、転向を実現させるのだ」と言いふらしている。重慶の四川刑務所病院の職員は、迫害されている学習者に対し、「人体実験が行われているって、それがどうした? すべて国の政策で許可されたもので、上からの指示なのだ」と叫んだ。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/2/19/456860.html)
 
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