基準に達した大法子ども弟子になる
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文/中国の子ども弟子

 【明慧日本2023年3月12日】私は、11歳の大法の子ども弟子です。幼い頃から病弱でした。小学校に通うようになると、すぐにお腹が痛くなり、症状もだんだん重くなってきました。母に連れられて、いくつかの病院で診てもらいましたが、最終的に胃潰瘍と診断されました。注射を打ち、薬を飲み、点滴も打ちましたが、少しも良くなりませんでした。そんな時、法輪功を修煉していたおばさんが「この子はもしかして法を得るべきなんじゃない?」と言いました。それを聞いた母は、すぐに私に薬を飲ませるのをやめ、私に法を読んでくれました。学法を始めて三日目のお昼頃、母が私に「まだ胃は痛い?」と聞きました。私は「もう痛くない」と答えました。母はとても喜びました。私が真に法を得たと分かったからです。こうして、私は修煉の道を歩み始めました。

 最初に法を学び始めた時は、まだ幼かったので母が読んでくれました。私は遊びながら、母が読んでくれているのを聞いていました。しかし、聞いても聞いても忘れてしまいました。最近になって、やっと自分から学法するようになりました。最初は気が進まなかったのですが、学んでいくうちに、法を学びたくない気持ちがなくなりました。時には、法を学びたくないという良くない状態を正念で否定して、学法を続けました。

 私には、生まれつき強い虚栄心がありました。母はいつも学校での私の様子や、法を覚えたかどうか、学校の友達と喧嘩してないかなどと聞きました。すると私は「法を覚えた」「年下の同級生と喧嘩していない」と嘘をついていました。その後、私の嘘を知った母は「一人の修煉者として、真、善、忍に従わなければいけません。あなたは「真」すら守っていないのに、なにが修練者ですか?」と言いました。しかし私は虚栄心に駆られ、やはり多くの嘘をつきました。最近になってようやく、嘘をつくという考えが浮かぶとすぐに「修煉者がまずすべきことは『真』である」と考え、正念をもって嘘をつく心を否定するようになりました。

 法輪功への迫害を伝える資料の配布を始めたばかりの頃は、道中で遊べるので私は配布に行くのがとても好きでした。しかし、資料を配布するうちにとても怖くなり、時には足に力が入らず、立てなくなることもありました。迫害についてたくさん伝えるにつれ、だんだん恐怖心も薄れていきました。

 ある日、母と一緒に資料を配りに行った時のことです。母が資料をある家のドアのところに配ると、家から男性が出てきました。その時私は「私たちに気づかないで! お母さんが捕まってしまう!」と考えました。すぐにこの考えが間違っていると気づき、その考えを否定しました。そして、その男性がこちらの方に来たので、「ついてこないで!」と恐怖心が出てきました。すぐに正念を発すると、恐怖心はまた無くなりました。迫害について伝える過程で私は恐れを抱きましたが、それを抑え、正念でそれらを否定することができました。

 私は、迫害について伝えるときの基点が定まりました。衆生を救い、済度するためです。

 また私は幼いときからとても闘争心が強く、どんなことでも誰が正しくて誰が間違っているのかを言い合っていました。自分が勝てないと平穏でなくなり、心の中で人を罵りました。学法してからも年下の子と喧嘩することがあり、反論できないときは、とても悩みました。心の中で間違っていると分かっていても、闘争心のせいで自分を制御出来なかったのです。そんなある日、ふと『轉法輪』の「一歩引き下がれば世界が広々と開ける」という言葉が頭に浮かびました。それからは、年下の子との喧嘩でも、この言葉を思い出しました。すると心が穏やかになりました。今では喧嘩しても、基本的には我慢できるようになりましたが、心はやはりとても辛いので、正念を発して闘争心を否定しています。

 今、学校で時間があると法を覚えています。少しだけ覚えて外へ遊びに行ってしまうのですが、私はとても嬉しいのです。なぜなら、以前は学校で全く法を暗記していなかったからです。何かトラブルに遭遇した時、自分を制御して同級生と争わないようになりました。良くない考えが浮かんでも、それらを否定するようになりました。まだたくさん良くできていないところがありますが、きっとこれから良く行うことができると確信しています。

 私を救ってくださった師父に感謝致します。これからは必ず師父のお言葉を聞いて、三つのことをしっかり行い、着実に修め、基準に達した一人の大法子ども弟子になります。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2007/4/28/153703.html)
 
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