不当に拘禁された十数人の学習者が再び迫害を受ける(二)
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 【明慧日本2023年3月14日】(前文に続く)

 7) 陝西(せんせい)省の趙西娟さんに懲役7年の不当判決

 陝西省咸陽市武功県の学習者・王平創さんと妻・趙西娟さんは、西安市で連行された。そして、2021年12月16日、西安市雁塔区裁判所は妻・趙さんと王さんにそれぞれ懲役7年と懲役9年の重刑を宣告し、5万元(約100万円)の罰金を科した。夫妻は控訴したが、西安市高等裁判所は不当な判決を維持した。妻・趙さんは2023年1月に西安女子刑務所に、夫・王さんは、2022年9月26日に渭南刑務所に拘禁された。

 かつて、王さんは3回迫害され、労働教養を2回受け、棗子河労働教養所で檻に閉じ込められ、夏には炎天下の太陽にさらされ、真冬には冷たい水を浴びせられ、強制労働、殴打などの拷問を加えられた。その結果、王さんは一時、危篤状態に陥った。その後、警官は何度も家に行き嫌がらせをしたため、王さん夫妻は家を離れ、放浪生活を余儀なくされた。

 趙さんは、咸陽市武功県の普集鎮義老村に住んでいる。夫・王さんは法輪功を学んだ後にタバコと賭博をやめ、人のために考えるようになった。王さんの変化を目にした村の人々は、誰もが王さんを認めるようになった。

拷問のイメージ図:鉄の檻に閉じ込められる

 8) 累計16年6カ月拘禁された大学教師・劉一濤さんは再び刑務所に

 最近の情報筋によると、2022年に不当に懲役3年6カ月を言い渡された江西テレビ放送大学の元教師・劉一濤さん(50歳女性)は、江西省女子刑務所に拘禁された。これは、劉さんが2008年に連行され懲役13年の不当な判決を言い渡された後、再度受けた不当な判決である。

 劉さんは江西テレビ放送大学の元教師で、法輪大法を学んだ後、真・善・忍の原則に従って良い人を目指し、法輪大法の恩恵を受けた。

 2008年5月8日、劉さんは法輪大法の素晴らしさと迫害の実態を人々に伝えたとして、警官に連行され家宅捜索を受けた。留置場で9カ月間拘禁された後の2009年2月、劉さんは南昌市青雲譜区裁判所に懲役13年の実刑判決を言い渡された。江西省女子刑務所で6年間の迫害を経て、2015年に釈放された。

 9) 天津市の郭徳有さん 再び迫害される

 天津市河西区友誼路派出所の警官が今年2月13日、学習者・郭徳有さん(86)の自宅に押し入り、「保証人を立てて裁判を待つ」と告げ、天津市から出ることを禁止した。

 郭徳有さんは定年前、天津市の特別労働模範に選ばれた。郭徳有さんと妻・韓玉霞さん、娘・成茹さんは、法輪大法の真・善・忍の信念を貫いたとして、20年以上も残酷な迫害を受け離れ離れになっており、3人に言い渡された労働教養と実刑判決の累積期間は31年を超えた。

 2022年10月15日午前10時頃、妻・韓玉霞さんは、用事で他の学習者の家を訪問した際、侵入してきた警官に見られ、2人とも河西区挂甲寺派出所まで連行された。午後、挂甲寺派出所の警官十数人が韓玉霞さんの家に行き、すべての家財を押収した。

 10) 計12年間不当に拘禁された柳徳玉さん さらに懲役4年の実刑

 最近、湖北省荊門市の学習者・柳徳玉さん(67)は、東宝区裁判所に不当に懲役4年の実刑判決を宣告され、現在も荊門市留置場に拘禁されていることが判明した。

 荊門市衛生防疫所の幹部であった柳さんは、1999年7月以降、何度も連行されて拘禁され、計12年間拘禁された。また、放浪生活を余儀なくされ、橋の下、蓋をしている水路、道端で寝たこともある。

 2022年7月8日、柳さんは街頭で人々に迫害の実態を伝えていたところ、再び東宝区泉口派出所の警官らにより連行され、現在に至るまで荊門市留置場に拘禁されている。

 11) 13年間不当に拘禁された羅長雲さんは不当な裁判に直面

 陝西省安康市漢濱区の学習者で優秀な教師であった羅長雲さん(69)は、2022年5月30日、安康市公安局漢濱支局の警官に再び連行されて拘禁され、現在、不当な裁判に直面している。

 羅さんは、安康市の漢濱高校の教師を退職した。法輪大法を学ぶ前、羅さんは十数種類の病気に苦しんでいたが、1997年12月に法輪大法を学んでから、健康になり、家族も幸せに暮らせるようになった。

酷刑演示:打毒针(注射不明药物)

拷問の再現:詳細不明な薬物を注射される

 法輪功を堅持し続けたとして、羅さんは中共当局に3回労働教養を科され、陝西省女子労働教養所で様々な拷問を受けた。2008年、羅さんは広州で連行され、懲役5年の実刑判決を宣告され、陝西省女子刑務所で薬を飲まされ、薬物を注射された。2013年2月1日に釈放された時には、羅さんは意識が朦朧としていて、極度に弱り、目がかすみ、手の指が変形していた。

 12) 13年間拘禁された雲南文山州の李群さんに再び懲役6年

 雲南省文山州硯山県の学習者・李群さんは、2021年に文山州文山市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに不当に連行された。最近の情報によると、李さんは不当に懲役6年の実刑判決を言い渡され、引き続き拘禁されているという。

 李さんは元硯山県電信局の職員であり、法輪大法の真・善・忍に基づいてより良い人を目指し、心身ともに恩恵を受けた。1999年7月20日、中共による法輪功への迫害が始まって以来、李さんは何度も実刑判決を下され、拘禁された年数は累積して13年を超えた。

 13) 四川省の楊太英さんは長年拘禁され、さらに実刑判決

 情報筋によると、四川省瀘州市納溪区裁判所は2022年12月30日午後、学習者・楊太英さんに懲役3年6カ月の実刑判決と罰金5千元(約10万円)を宣告した。これで楊さんは2回も実刑判決を下されたことになる。

 元納溪区農機管理局の公務員だった楊さんは、かつてネフローゼ症候群、慢性腸炎、高脂血症などの病気に罹り、長年にわたって漢方薬と西洋薬を常用していたが、効果がなかった。1997年に法輪功を学んで間もなくして、病気だらけの症状が奇跡的に消えた。

 法輪功の修煉を堅持したとして、楊さんは不当に2回にわたって併せて3年6カ月の労働教養を強いられた後、2013年にまた懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡された。長年にわたって拘禁された楊さんは、様々な拷問を受けた。

 14) 累計11年間拘禁された劉全旺さんに、再度懲役5年

 最近の情報によると、遼寧省葫芦島市南票区の学習者・劉全旺さん(59)は、連山区裁判所の張亮裁判官から不当に懲役5年の実刑判決を言い渡された。以前、劉さんは真・善・忍の信仰を堅持したとして、不当に労働教養3回を強いられ、1回は実刑判決を言い渡されて計11年の冤罪を被り、様々な拷問を受けた。

 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/3/7/457493.html)
 
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