吉林省で数十人の法輪功学習者が不当連行
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 【明慧日本2023年3月23日】今年の2月下旬、中国共産党の両会が開催される前、当局は法輪功学習者(以下、学習者)に対して迫害を企てていた。吉林省長春市の農安、徳恵、楡樹県などの警官らは学習者を連行したり、家宅捜索をしたり、嫌がらせをしたりした。

 2月19日、楡樹市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官は、新立鎮派出所の警官らと結託して双于村に駆けつけ、学習者・王秀芝さん、劉淑敏さん、馬玲熙さんを連行した。派出所で尋問し自白を強要した後、馬さんを帰宅させたが、王さんと劉さんを拘留所に入れた。

 2月末、同国保と派出所の警官らは新荘郷に行って学習者・大侠さんの家に押し入って連行、嫌がらせ、家宅捜索を行った後、大侠さんを公安局に2日間拘束し、その後帰宅させた。

 2月末、楡樹市五か樹鎮の学習者たちの少なくとも5人が嫌がらせを受け、口腔内の唾液を採取され、DNA検査を行うと言われた。

 3月2日午後5時、楡樹市の年配の学習者・黄玉茹さんは家に押し入ってきた現地の派出所の警官らに連行され、市拘留所に10日間身柄を拘束された。

 3月6日午前9時、八号派出所の所長は5、6人の警官を率いて、李艶輝さんの家に押し入り、法輪功の書籍と携帯電話を押収したうえ、李さんを連行して病院に送り込み、身体検査とDNA検査を行った。警官らは李さんを派出所に一晩拘束した後、拘留所に7日間拘束した。

 3月8日、培英派出所の複数の警官らが2台の車に乗ってトン麗花さん、トン麗栄さん2姉妹の家に駆けつけ、大門をこじ開け、ビデオカメラを持ちながら室内に押し入り、物を乱雑に散らかして家宅捜索を行った。ある警官は「もし必要なものを見つけ出したら、お前達2人をどう片付けるか見てやろう」と脅した。結局、何も見つけなかった。

 3月11日、紅星郷派出所の警官らは胡軍山さんの家に押し入り、胡さんを連行した。当日、胡さんを帰宅させたが、代わって胡さんの妻を連行して計14日間拘束した。

 この間、鄭立珠さんが連行されて拘留所に入れられた。妹の鄭立艶さんも連行されたが、その後、身体的理由で解放された。

 3月14日まで、楡樹では計9人の学習者が不当に連行され、拘留された。嫌がらせを受けた学習者は39人いた。

 以上の情報は、明慧ネットで報道された限られた情報だが、もっと多くの情報は中国共産党の封鎖で海外に伝えられず隠されている。情報を知る人によって、楡樹公安局の警官らは1,000人以上の名前リストを持って一人ひとりを順番に捜索し、確認し、追跡し、写真を撮り、強制的に唾液を採取してDNA検査を行ったという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/3/16/457788.html)
 
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