河北省の王文傑さんが不当裁判に直面
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 【明慧日本2023年3月25日】河北省秦皇島市青竜県の法輪功学習者・王文傑さん(女性)は近年、県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)及び鎮派出所の警官らに頻繁に嫌がらせをうけ、迫害から逃れるため放浪生活を余儀なくされた。しばらく前に帰宅した王さんは3月10日、自宅で県国保及び鎮派出所の警官に身柄を拘束された。

 王さんは同日、市公安局に連行されて取り調べを受けた。その後、市拘置所に移送された。家族の情報によると、王さんは現在、昌黎県留置場で拘禁され、4月6日に裁判を開かれる予定だと知らされたという。具体的な情報はさらに調べる必要がある。

 2018年12月23日午前10時過ぎ、王さんとほかの学習者・郝麗芹さんは鎮の山東村で話をしていた時、鎮派出所の警官に県拘置所に連行された。2019年1月5日、一時出所で帰宅した。それからの3年間、2人とも何度も県検察庁に取り調べを強いられた。

 2020年1月22日、県国保の隊長・李印卿と副大隊長の呂振東は王さんと郝さんにそれぞれタクシーで昌黎検察庁に行くよう強要した。そして、2人にすでに準備したいわゆる立件資料に署名、拇印を押させた。2月9日、県公安局は郝さんに電話をかけ、昌黎検察庁に行くようにと命令したが、郝さんは応じなかった。

 同年3月18日午前、呂振東ら3人は王さんと郝さんの自宅に押し入り、昌黎検察庁に連行した。王さんは途中で脱走したため、郝さんもその後家に帰された。翌日の3月19日、呂振東らは再び2人を昌黎検察庁に連行し、取り調べをしたうえで署名させた。

 その後、昌黎検察庁は2人を呼び出したが、2人は迫害から逃れるため、一時期放浪生活を余儀なくされた。

 2021年10月27日、郝さんは鎮の山東村の縁日で生活用品を購入する際、県派出所の所長・譚軍ら警官3人に逃亡犯という名目で身柄を拘束され、県拘置所に連行された。その後、秦皇島留置場に移送された。同年11月18日、昌黎県裁判所は家族と弁護士に知らせないまま、郝さんの裁判を開き、わずか30〜40分程度でいい加減に終わらせた。一方、王さんは同時期に放浪生活を余儀なくされていた。

 2022年8月23日の朝6時、譚軍ら警官は学習者・李学さん、王文平さん夫婦の自宅に侵入し、各部屋の収納、穴蔵、トランクなど全ての場所を捜索した。王文平さんの妹である王文傑さんを探し出すためであった。さらに2人に法輪功を止めることを命じた。午前12時ごろ、警官はもう1回家宅捜索をし、ソファに置いてある携帯電話を見つけ、自分の携帯電話で連絡先を撮影した。

 王文傑さんが帰宅してしばらく経った今年3月10日午後、木頭凳鎮派出所の警官らは自宅に侵入し、身柄を拘束した。目撃者の情報によると、パトカー3台が止まっていたという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/3/20/457925.html)
 
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