2023年1~2月、624人の学習者 連行、嫌がらせを受ける(一)
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 【明慧日本2023年3月27日】(明慧記者)明慧ネットの統計によると、明慧ネットは1月と2月、624人の中国国内の法輪功学習者(以下、学習者)が中国共産党(以下、中共)の警官により不当に連行され嫌がらせを受けたことを報道し、これらの事件は27の省・自治区・直轄市に及んでいることが分かった。うち、不当に連行されたのは380人で、2023年(234人)、2022年(144人)、2021年(2人)、嫌がらせを受けたのは244人で、2023年(136人)、2022年(108人)である。

 連行が最も深刻な地域は、吉林省66人、山東省54人、黒龍江省44人、四川省39人、湖北省25人、河北省23人、北京市22人、遼寧省20人である。 嫌がらせが最も深刻な地域は、山東省46人、四川省29人、河北省27人、黒龍江省25人、湖北省22人、吉林省18人である。連行や嫌がらせをされた60歳以上の年配学習者は109人で、うち60~70歳が32人、70~80歳が51人、80~90歳が25人、90歳以上が1人である。

 また、明慧ネットの報道によると、中共の関係者が1~2月に学習者から強要した現金の総額は16万7861元に上り、5人が年金を差し押さえられ、210人が家宅捜索を受け、4人が強制的に採血され、8人が家を離れざるを得なくなり、1人が洗脳班に送り込まれたことも分かった。

 上記のデータは、2023年1月1日から2月28日までの間に収集されたものである。

 一、1~2月、380人の学習者が連行される

图1:2023年1~2月明慧网报道中国各地区法轮功学员遭绑架骚扰迫害人次统计

2023年1~2月、連行、嫌がらせをされた学習者の延べ人数

 迫害の実例

 1、山東省泰安市の蘇金鳳さん 連行されるも家族が救出

 山東省泰安市の学習者・蘇金鳳さん(50代)は 2月8日、市公安局の岱岳区支局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の副隊長・許崇軍らに身柄を拘束された。

 蘇さんは泰安市の個人事業主で、市の光彩大市場で衣料品店を経営している。2月8日午前、店の営業時間中に警官・許崇軍と趙峰らがやってきた。許はわざとらしく服の値段を尋ねたが、蘇さんはすぐに見破り「値段はまだつけていない」と言いながら、2人を店から追い出して鍵をかけた。そして商店街から西へ向かって走ったが、許らに追いつかれてしまい、疲れ果てた蘇さんが地面に座り込んだところパトカーに押し込まれた。 

 家族は蘇さんが連行されたことを知り、娘と婿とその子供、蘇さんの姉2人とその家族9人が集まり、パトカーの後を粘り強く追跡した。家族は粥店派出所から泰安市留置場まで追跡し、関係する警官に法輪功の無実を伝え続け、解放を求めた。

 当時、蘇さんの血圧は220-240 mmHgまで上がったにも関わらず、警官らは無理に留置場に送ろうとした。蘇さんの甥の嫁は、蘇さんの手をしっかり掴み、どんなに脅されても手を離さなかった。家族は正念が強く、粘り強く抗議して警官と夜10時まで対峙し、蘇さんはようやく家に戻された。

 2、南陽湖街派出所の所長「お前をここに埋めてやる」

 瀋陽市の学習者・韓玉珍さんは1月29日午前10時頃、于洪区細河路南陽湖街である若い女性に、法輪功迫害の実態や三退のこと、および「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と心を込めて念じれば災難から免れることができると伝えた。 中共の洗脳に影響された若い女性は、携帯電話で韓さんの話を録音して派出所に通報した。韓さんはスーパーマーケットの交差点に通りかかった時、突然2人の警官に捕まえられパトカーに引きずられ、瀋陽市于洪区細河路南陽湖街の派出所に連行された。

 派出所で、新任の馬という所長がスプレーで韓さんの目、顔、頭に唐辛子汁を吹きかけたため、韓さんは目を開けられず、顔は火で焼いたような辛さを覚えたという。 馬所長はまた、韓さんに手錠をかけて、午後2時にもう一度唐辛子汁を吹きかけた。それから、韓さんをパトカーに引きずり込み、病院で身体検査を行い、韓さんを15日間拘束しようとした。パトカーの中で、馬所長は足で韓さんの頭や首、背中を踏みつけた。病院での検査結果、韓さんの血圧は140 mmHg以上で、頻脈、扁桃腺の異常、身体にはあざがあったと判断され、入所の基準に満たさなかった。

 1月31日、韓さんは留置場に送られ、血圧を測定したところ、韓さんの高血圧は180mmHgに達していた。

 2月1日の朝、留置場は韓さんに写真撮影を強要し、無理やりに手を掴んで指紋を作り、名前をサインさせた。夜、韓さんは寝返りが打てず、首も腰も動かすことができなかった。翌朝になると、他人に手伝ってもらわなければ起きられないほどだった。

 2月2日の朝、韓さんは鼻血がたくさん出て、めまいと吐き気があり、食事もしていなかった。留置場の医者が血圧を測ると、韓さんの血圧はすでに198 mmHgに上昇したため、留置場は派出所に電話した。連絡を受けた馬所長と数人の警官が留置場に到着した時、馬所長は韓さんの頭を平手で叩いた。韓さんはみんなの面前で、「私がこうなったのは、すべてあなたが私を殴ったからです」と訴えた。病院に着くと、馬所長は韓さんに「お前を死なせたらここに埋めてやる」と言った。

 3、吉林省の劉桂傑さん 不当に拘束され娘も警官に殴打される

 吉林省公主嶺市大嶺鎮の学習者・劉桂傑さん、王麗さんの2人は2月6日、地元の警官に不当に連行され拘束された。2月10日、警官は留守の劉さんの家に押し入って家宅捜索した。その後、劉さんの家族は警察に通報したが、家に来た警官は、劉さんの娘を殴打し、連行した。

 2月6日、劉さんは出かけたまま帰らなかった。2月8日、家族は大嶺派出所の警官からの電話で「劉桂傑を拘置所に送った。13日間拘留する」と告げられた。翌日、家族は公主嶺市公安局と拘留所に行き、劉さんとの面会を求めたが、すべて拒否された。

 2月10日午後、劉さんの家族は部屋にあったものが散乱し、パソコンがなくなっていることに気づき、警察に通報した。しかし、大嶺派出所の警官は警官と名乗る数人(普段着)を率いて劉さんの家に向かい、劉さんの娘の李静さんを強制的に車に乗せて連行し、さらに反抗した李静さんの頭部を殴打した。

 李静さんは警官らに大嶺鎮に連行され、取り調べを受けた。警官らは李静さんの仕事用の携帯電話2台を押収し、電話の記録を調べ、車のキーを取り上げ、李静さんの車を派出所に移動した。情報筋によると、劉さんは迫害され高血圧症を発症し、現在、公主嶺市中央病院に入院しているという。

 4、長沙市の雷揚帆さんと唐敏さん 再び不当に連行される

 長沙市の学習者・雷揚帆さん(49)と妻の唐敏さんは2月12日夜、長沙文芸路派出所の警官により不当に連行され、家宅捜索を受けた。翌日、雷さんと妻の唐さんはそれぞれ長沙第一留置場と第四留置場に移送され、拘束された。

'雷扬帆'

雷揚帆さん

'唐敏'

唐敏さん

 雷さんは中国銀行湖南省支店の人事マネージャーを務めていた。法輪功の真・善・忍の基準に従って良い人を目指し、苦労をいとわず真面目に勤務し、上司や同僚に認められた。1999年7月、中共の江沢民集団が法輪功への迫害を開始した後、雷さんは長年にわたり繰り返し迫害を受け、労働教養を二度強いられ4年間不当に拘禁されたことがあり、拷問により自白を強いられて命を失うところだった。雷さんは真・善・忍への信念を貫いたとして、不当に公職を解任された。

 唐さんは、中南工業大学を卒業して湖南中医薬大学の図書館に長年勤めていた。口数が少ない唐さんは、謙遜な人柄で常に他人のことを配慮し、周りからは高い評判を得ている。しかし十数年来、真・善・忍に基づく法輪大法を学んだとして、健康な唐さんは4回も精神科病院に拘禁され、1年6カ月の労働教養を科され、薬物を大量に注射され、洗脳による迫害を受けたため、心身に大きなダメージを受けた。その後、勤務先の湖南中医薬大学に解雇され、通常の退職手続きも拒否された。

 今年2月12日の夜10時頃、湖南料理店でバイトをしていた雷さんと唐さんは、長沙文芸路派出所の警官により不当に連行され、当日の夜11時から翌日の午前1時まで、家宅捜索を受けた。

 長沙市公安局芙蓉支局は2月14日の午前、雷さん夫婦に拘留通知を出し、刑事拘留を言い渡した。

 5、繰り返される迫害 南京の教師・潘成英さん再び拘束される

 江蘇省南京市溧水県第一中学校の元教師で、学習者の潘成英さん(49)は1月5日、永陽派出所の警官に連行され、南京市留置場に拘禁された。2月5日、「保証人を立てて尋問を待つ」条件付きで保釈され、留置場から自宅に戻った。

 潘さんは法輪功を学んだ後、真・善・忍の基準に従って良い人になるように努力し、心身ともに恩恵を受けた。善良で、仕事熱心な潘さんは、どんな仕事を分担されてもやり遂げ、上司、同僚、保護者、生徒から評価された。しかし、中共が法輪功を迫害する中で、法輪功を学んでいるとして何度も連行され、労働教養と不当な判決を宣告され、学校側から免職された。

 (続く)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/3/13/457663.html)
 
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