15年間不当に拘禁された楊適怡さん 再度拘禁される
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 【明慧日本2023年3月29日】湖南省湘潭市の法輪功学習者・楊適怡さんはかつて、2回の実刑判決を受け、計15年刑務所で拘禁された。昨年の年末、楊さんの父親が亡くなり、今年2月20日、楊さんは雲塘派出所の警官に連行された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが1999年以来中国共産党によって迫害されている。

 今年2月20日、湘潭市公安局雨湖分局の雲塘派出所の警官数人は楊さんの借家に押し入り、楊さんを連行し、湘潭市留置場に送った。翌日、警官から楊さんの息子に「お前の父親を含む6人が法輪功の横断幕をかけた。ほかの5人は逃げたが、お前の父親を連行して留置場に送った。着替えを送るように」という電話があった。実は、楊さんは横断幕をかけていなかった。警官は、楊さんに対する家族の憎しみを扇動しようとして、嘘をついたのである。

 楊さんの母親は以前、尼さんだったが、共産党政権によって、俗人に戻させられ、結婚するよう強要された。

 楊さんは若い頃から、修煉に憧れ、あちこちに出かけ、正しい法門を探したが、見つからなかった。法輪功に出会って、正法門を見つけることができ、修煉の道に入った。母親も喜んでくれた。

 しかし、中国共産党当局はが1999年7.20、法輪功迫害を引き起こした。楊さんはそれ以来、安定した生活ができなくなった。楊さんは連行されるたびに、両親や息子が楊さんの解放を求めてあちこちと走り回った。楊さんが帰宅すると、当局の人員は楊さんの自宅に行き、嫌がらせをしたりして、両親と持病がある息子にダメージを与えた。2014年、楊さんが労働教養所に拘禁されている間、母親が亡くなった。

 2020年7月、楊さんは7年6カ月の拘禁期間を終え、湖南省株洲攸県網嶺刑務所から開放された。家には98歳の父親と精神障害の息子しかいなかった。

 2022年の初め、父親は転んで足を骨折した。楊さんは1人で父親が亡くなるまで、介護をした。

 しかし、その2カ月後、楊さんは連行され、警官からの電話を受けた息子は恐怖を感じ、苦しめられた。

 楊さんは真・善・忍を信仰し、より良い人になろうとしているだけで、連行や労働教養処分、洗脳班の拘禁、実刑判決など、繰り返し迫害を加えられた。

 2000年、人々に法輪功迫害の実態を伝えた楊さんは警官に連行され、長沙新開舗労働教養所に1年6カ月拘禁された。

 2011年9月27日午前、楊さんは家から連行され、湘潭市伍家花園洗脳班に1カ月間拘禁された。

 2003年、法輪功迫害の実態についての資料を配った楊さんは、懲役8年の実刑判決を宣告され、網嶺刑務所に送られ拘禁された。

 2013年1月14日、長沙寧郷で法輪功についての資料を配布したため、楊さんは懲役7年6カ月の判決を言い渡され、網嶺刑務所に送り込まれた。

 今年2月、借家で連行された楊さんは現在、湘潭市留置場に拘禁されている。

 楊さんの迫害に加担している人に「悪事を働くと悪報がある」と忠告したい。

 かつて法輪功学習者に対する迫害に関与し、悪い報いを受けた例を挙げよう。2018年5月11日、湖南省湘潭市委員会の元書記・陳三新は、重大な規律違反を犯した疑いで調査された。2022年3月、湖南省湘郷市委員会の政治法律委員会の元書記・彭建平は、重大な規律違反を犯した疑いで調査された。2022年6月16日、湘潭県政治法律委員会書記・唐仁光は汚職の問題で裁きを恐れて自殺した。2023年2月、湖南省湘潭市雨湖分局の元局長・何建軍が調査された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/3/17/457814.html)
 
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