【明慧日本2023年4月5日】(明慧記者・景如玉、紀珍妍)スペイン・セビリアでの公演を終えた神韻ニューヨーク芸術団は、3月14日にブラジル最大の都市サンパウロを訪れ、3月17日から25日までサンパウロとパラナ州の州都クリチバで10公演を行った。
ブラジルといえば、ブラジルサッカー、熱帯雨林、マホガニーを思い浮かべる人が多い。考古学者によると、ブラジルは8000年から1万年前に人が住んでいたとされているが、文字の記録の歴史が始まったのは、150年4月22日にポルトガルの航海士ペドロ・カブラル氏が発見した後である。つまりブラジルは古代の歴史を持つ国でもある。
では、中国5000年の神伝文化を紹介する神韻の「世界トップショー」は、ブラジルの観客にどのような「花火」をもたらしたのか、さっそく見てみよう。
3月14日午前7時頃、神韻のアーティストたちが空港の到着ロビーから出てくると、金色の風船を持った熱狂的なファンらがすぐに出迎えた。ロビーでは、ポルトガル語で「ウェルカム・シェンユン」と叫ぶファンの声とともに、「ようこそ神韻! ようこそ神韻!」と歓声が上がり、神韻のアーティストたちに金色の風船を差し出した。
3月14日、サンパウロ国際空港の到着ロビーで記念撮影する神韻のアーティスト(大紀元) |
神韻芸術団のプリンシパルダンサーである連旭さんは、「私たちは東洋の情熱を熱狂的なブラジルの観客に届けたいです。ブラジルの観客が、我々の公演を好きになってくれることを願っています」と語った。
神韻芸術団のプリンシパルダンサー・連旭さん(大紀元) |
神韻の司会者である唐瑞さんは、「ブラジルに来られて嬉しいです。ブラジルの観客は神韻を本当に好きになってくれると思います。飛行機の中で、2人のブラジル人に出会ったので神韻を紹介しました。彼らは素晴らしいと言ってくれました! そして彼らは『今週末の公演をぜひ観に来たいです!』と言ってくれました」と話した。
神韻の司会者である唐瑞さん(大紀元) |
ダニエラ・ホールさんは神韻のファンである。当日空港に神韻を迎えに来ており、一時は声を詰まらせるほど興奮したと言った。ホールさんは「神韻が来てくれて本当に嬉しいです。感動しています。世界が混乱している中、今神韻がこの神伝文化をブラジルへ届けることはとても重要で必要なことです。中国5000年の歴史ある神伝文化は不可思議です」と語った。
3月17日午後8時30分、サンパウロのブラデスコ劇場で、神韻ニューヨーク芸術団のサンパウロでの6日間7公演の初演が音楽とともに幕を開けた。地元の多くの有名人も鑑賞に訪れた。公演を見終えた彼らは、心から感嘆したという。世界的な金融グループであるBNPパリバのグローバル市場責任者であるレナータ・バレットさんは、神韻を「美しい芸術品」だと評した。
3月17日から22日まで、神韻ニューヨーク芸術団は、ブラジル・サンパウロのブラデスコ劇場で7公演を行い、各界の著名人が鑑賞に訪れた。写真は、18日公演のカーテンコールの様子(大紀元) |
3月24日と25日、神韻ニューヨーク芸術団はブラジル第7の都市であるクリチバ市に移動し、グアイラ劇場で3公演を行った。クリチバ教育局長は、「神韻はブラジルに豊かな文化的財産をもたらしています」と述べている。
3月24日から25日にかけて、神韻ニューヨーク芸術団はクリチバ市のグアイアラ劇場で3公演を行った。写真は3月25日の満席の様子(大紀元) |
クリチバ市教育局長「神韻はブラジルに豊かな文化的財産をもたらしている」
クリチバ市の教育局長のエステラ・エンドリッチさんは公演を鑑賞した後、「神韻の素晴らしい公演は、この地に美しい伝統文化をもたらしました。ブラジルに豊かな文化的財産をもたらすものです」と述べた。 またエンドリッチさんは、「神韻が、中国の伝統文化をこの芸術で伝えてくれたことに感謝します 」と神韻に心からの感謝の意を表した。
3月24日夜、神韻公演鑑賞したクリチバ市の教育局長のエステラ・エンドリッチさん(中)と、同僚のマーガレス・カルド・フックスさん(左)、ギルヘルム・セルさん(右)(大紀元) |
エンドリッチさんは「神韻の素晴らしくて見事な公演は、精神的な力、絶妙な流暢さ、抜群な技巧を現しています。人々に感動と衝撃を与えています。神韻を迎えることができ光栄に思っています」と話した。
エンドリッチさんは、「私が最も感銘を受けたのは歴史です。なぜなら、あなた方(中国)の伝統はブラジルの伝統とは全く異なっていますが、私たちにとって非常に新鮮で美しいものだからです。 あなた方が届けてくれたこの深遠な古代文化は、ブラジルの発展を助け、私たちの文化を豊かにしてくれるでしょう。神韻は、ブラジルに大きな財産をもたらしてくれたのです」と述べた。
また「神韻を観ると、人は幸せな気持ちになり、喜びを感じさせてくれます」と、エンドリッチさんは最後に語った。
金融大手の幹部「公演全体が美しい芸術作品のようです」
3月19日午後、神韻を鑑賞したBNPパリバ取締役グローバル市場責任者のレナータ・バレットさん(大紀元) |
レナータ・バレットさんは神韻を鑑賞した後、興奮気味に語った。「私は神韻がとても気に入りました! 公演は、中国共産党の政治的プロパガンダ公演の一つだと思っていましたが、私が見たものは全く違っており、全く予想外でした」
バレットさんは、世界的な金融グループであるBNPパリバの取締役であり、グローバル市場責任者でもある。バレットさんは、社会の真実を明らかにする演目がとても好きだという。「私はこの内包が好きです、公演はまったく予想を超えており、とても良かったです。公演全体が美しい芸術作品のようで、 美しかったです。 舞踊の技巧も群を抜いており、非常に美しかったです!」と絶賛した。
また神韻の公演が伝える神聖な内包に共感を持ったバレットさんは、「私は神の力を信じています。これが文化だと思います。公演は美しく、私たちはこれらの伝統的な価値観に追随すべきだと思います」と語った。
パラナ州文化大臣「神韻の全演目の構成は真・善・忍を伝えている」
3月25日午後、神韻公演を鑑賞したパラナ州文化大臣クリスティアーネ・サロモさん(右4)と家族、友人一行12人(大紀元) |
ブラジル・パラナ州の文化大臣であるクリスティアーネ・サロモさんは、「真・善・忍という普遍的な価値が、すべての芸術(構成)に見られます。 神韻が示す人間と神のつながりは、『まさに今の私たちに必要なもの』と考えています。私たちはこの世間にいるのですが、神性の部分を忘れてはいけません」
「どの演目もとても素晴らしかったです。私たちは信仰、政治、芸術など、あらゆる側面から(中国文化を)理解することができました!」と称賛した。
ブラジル第5の州であるパラナ州の文化大臣であるサロモさんは、神韻のアーティストたちの伝統文化復興への取り組みを称賛した。「公演は素晴らしい経験でした。我々はすべての古代文化を復興させる必要があります」と述べた。
ブラジルの大富豪「真・善・忍の三文字がなければ、人生は無意味」
3月17日夜、神韻公演を鑑賞したサンパウロの老舗金融投資会社のオーナーのオスマル・ゾグビ氏と妻のサンドラ・ゾグビさん(大紀元) |
ゾグビ家はブラジル財界の金融一家で、最も裕福な一家である。 オスマル・ゾグビ氏は億万長者であり、一族の長でもある。 様々な産業に関わり、ブラジルANFPC(全国紙パルプ工業会)会長などを歴任している。
ゾグビー氏は、「私も妻も神韻をとても愛しています! 今回の公演は非常に素晴らしく、同時に深い内包を持ち、真・善・忍という普遍的な価値が深く人々の心に入り込みます」と話した後、3本の指を差し出し、(真・善・忍は)最も感銘を受けた言葉だと言った。「私は世界が真・善・忍を求めていると思います。この三文字がなければ、私たちの人生は無意味なものになってしまいます」と語った。
ゾグビ氏は、この公演に慈悲なる創世主に触れたことに感銘を受けたという。「現代の私たち人間には、人間らしい倫理観が欠如しており、仁慈と理性を啓発してくれるものがとても必要で、今日それを見たのです」と述べた。
ブラジルの人間国宝医師「神韻を鑑賞すれば、新たな人生を得させてくれる」
3月20日夜、神韻を鑑賞したフランシスコ・サンパイヤ医師と妻のアンドレイア・サンパイオさんと息子(大紀元) |
「この公演は、すばらしいものがあまりにも多くて見きれません。とても美しくて感動しました。不思議で特に優れている公演であり、とても心が洗われるような公演でした」。神韻を鑑賞して感激したフランシスコ・サンパイヤ医師は、「神韻を鑑賞すれば、新たな人生を得させてくれます」と言った。サンパイヤ医師は、ラテンアメリカでトップクラスの病院であるシリオ・レバノン病院に勤務しており、サンパウロ・リファレンス脳神経外科・脊椎外科研究所の所長も務めるブラジルの人間国宝である。ブラジルのサッカー選手、故ペレの主治医でもあり、2人のブラジル大統領を含むブラジルの著名な要人も彼の医療を仰いだことがある。
神韻は中国の伝統文化の復興に力を注いでおり、それはとても重要なことだと二人の考えは一致している。サンパイヤ医師は「とても重要なことです! なぜなら、伝統文化は消えつつあり、このこと(伝統文化の消失)は今、どの国でも起きていることだからです。だから、息子を連れてきたのです。 彼には、さまざまな伝統文化とその背景にある美しさを学んでほしいのです」と語った。
サンパイヤ医師は神韻公演を鑑賞した後、「私たちに新たな人生を得させ、より穏やかに、心に愛を持たさせてくれました」と述べた。
神韻を鑑賞した企業CEO 神性の啓発を受け法輪大法の書籍を購入
3月22日夜、神韻を鑑賞した企業CEOのエベンソン・ロブレス・ドット氏と、心理学者マリア・イライザさん(大紀元) |
「舞踊は人の心をふるい動かしてくれます! 独創的な衣装と深遠的な歴史ストーリーのある演目はとても魅力的でした!」と話すエベンソン・ロブレス・ドット氏は、 神韻を鑑賞した後、購入した『轉法輪』を嬉しそうに披露した。
ドット氏は、工業用厨房機器の販売・レンタルを行う地元企業のCEOである。神韻の演目で、座禅修行のエピソードに『轉法輪』という本が登場するが、神韻のアーティストたちは法輪大法の修煉を通じて、芸術的な啓発を受けて中国の伝統文化を復興していると話し、購入した『轉法輪』をすぐに取り出して「この本は、私に正しい考え方を教えてくれると思います」と言った。
イライザさんは「神韻は慈悲を伝えており、それは人類にとって有益なメッセージです」と述べた。
(編集責任者:李宜)