四川省の83歳の元教師 刑務所に不当拘禁
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 【明慧日本2023年4月9日】四川省瀘州市の法輪功学習者・趙昭荃さん(83歳)は2021年11月10日、瀘州市江陽区裁判所の職員により健康診断を理由に自宅から連れ出された。その後、裁判所は趙さんに懲役2年の判決を宣告した。それから、趙さんは1年以上、瀘州市留置場に拘禁され、健康状態が悪化し、身の回りのことができなくなった。しかし、今年2月中旬、趙さんは成都市の龍泉女子刑務所に送られた。

 趙さんは、瀘州市龍馬潭区特興鎮の郷鎮小学校を退職した教師である。真・善・忍の信念を貫き、人々に法輪功迫害の真実を伝えるためにたゆまぬ努力を続けてきた。そのため、中国共産党当局から繰り返し迫害を加えられた。

 1999年7.20、中国共産党による法輪功迫害が始まってから2005年まで、趙さんは数回連行・拘禁され、留置場に4回、洗脳班に2回、2001年に労働教養処分2年を科された。2016年と2021年に2回不当な判決を受けたが、高額罰金、年金剥奪などの経済迫害も科された。

 2016年3月30日の夜、趙さんはコミュニティの職員に騙され、法輪功を学んでいるという口実で一晩軟禁された。翌日、納渓留置場に送られ、江陽区裁判所で十数分間の不当裁判を受けた。2016年9月20日、江陽区国内安全保衛部門の警官は、法輪功学習者に対する裁判を見学させると言って、趙さんを自宅から裁判所に連れて行ったが、裁判所に着くと、趙さんの裁判がその場で行われた。その後、裁判所は趙さんに刑務所外の執行の懲役2年6カ月の判決を下した。

 2021年11月10日、趙さんは瀘州市江陽区の裁判所職員に「健康診断」を口実に自宅から連れ出され、以来、家に戻っていなかった。その後、趙さんが家族に送った手紙から、その日、趙さんが合江留置場に隔離され、2年の懲役を言い渡されたということを知った。趙さんはその後、瀘州市納渓区安富橋にある瀘州市留置場に拘禁されていたが、健康状態が悪くなり、自分の身の回りのことができなくなったため、同じ留置場に拘束されているほかの法輪功学習者が介護をしてくれたという。

 2022年8月4日、法輪功学習者・楊太英さんは、納渓区裁判所による裁判の法廷で、趙さんの状況を裁判所側に伝え、趙さんの解放を求めた。しかし、非人道的な中国共産党当局の司法関係部門は、深刻な健康状態になっている83歳の趙さんを解放しないばかりか、刑務所に送り込み、迫害を継続した。

 その間、趙さんの家族が趙さんの治療のための仮釈放を申請したが、ある人は「法輪功の人なら、いくらお金が払っても出ることはできない」、また、「骨壷を用意して待っていればよい」と言う人もいた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/3/25/458114.html)
 
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