文／マレーシアの大法弟子
【明慧日本2023年4月10日】
尊敬なる師父、こんにちは！
同修の皆さん、こんにちは！
私は2018年9月に法を得てから、4年が経ちました。今日初めて法会に参加させていただき、この場で私の修煉の一部分を共有できることを大変ありがたく思い、法に背き不適切なところがあれば、同修の慈悲なるご叱正をお願いします。
（一）大法の修煉に入る
私が法輪功を初めて知ったのは、1999年4.25事件以降でした。当時、弟（同修）が法を得てよくリビングで座禅し、家に多くの大法のパンフレットや横断幕が飾られているのを見ました。その頃、もしかしたら私はまだ、大法と縁がなかったのかもしれないので、法輪功について詳しく学びませんでした。
2018年7、8月頃、母が体調を崩し、2カ所の病院に通っても病状は改善されませんでした。弟は仕事が忙しかったため、同修のAさんにお願いして家に来てもらい、母に法輪功の動作を教えてもらいました。その後、師父の著作『轉法輪』も持ってきました。
9月のある日の朝、私は仕事に行かなかったのを覚えています。その時、母が煉功していたので、面白いと思って、私も一緒にやるようになり、師父が動作を教えるビデオを見ながらやり、母に動作を直してもらいました。私の法輪功に対する最初の理解は、病気治療と健康保持というレベルのもので、時間がある時、練習を重ねることで体が鍛えられ、時間がないときは少なく練習してもいいと思っていました。当時、法輪功が佛家の最高修煉法であり、宇宙の最高特性である真・善・忍を根本的な導きとし、宇宙の演化の原理に従って修煉することを知らず、師父の著作である『轉法輪』などの経書(経典)も知りませんでした。
このように、当時の私は動作を煉るだけで、学法や内に向けて修煉することを知りませんでした。数カ月経っても、自分の変化はほとんど見られず、依然として道徳的なことは気にせず、自分の好きなことをやり、常人社会で業力を作り、仕事では、競い合いました。そのようにしていると、2020年8月頃には、体調不良の症状が現れました。胃の調子が悪くなり、膨満感、酸欠、様々な不調が次々と現れ、漢方医や薬にお金をかけたり、病院で胃カメラ検査を受けることになりました。
そんな状況が2021年3月末まで7～8カ月以上続き、「何が悪いんだろう」と反省するようになりました。そこで、弟に煉功点がどこにあるのか聞いてみました。以前から、同修と一緒に煉功したいと思ってはいたものの、一歩を踏み出すことはできませんでした。今、体調不良の症状が現れたため、同修と一緒に煉功したいと思うようになったのです。煉功点では、動作を見てくれる同修がいます。そこで、私はある山の下にある煉功点へ行き、同修のBさんと出会いました。同修と話し、修煉は、煉ることだけでなく、修めることも必要であり、そして、修めるのが最も重要であることがわかりました。
その後、同修のBさんは「もっと学法をし、しっかり学ぶべきです。師父の著作『轉法輪』を学ぶことが一番肝心です」と教えてくれました。その他の、師父の各地での説法や『洪吟』はすべて補助的です。本を読まず学ばなければ、導いてくれる法はなくなり、それでは心性を修め、内に向けて探すこともできないのです。
ずっと独学で修煉していた私は、仕事や子どものことでさまざまなことがあり、大法のサイトを閲覧する時間がさらに少なくなってしまいました。その後、朝煉功をし、夜は空いた時間に学法できるようにしたため、内に向けて探して修めることが分かるようになりました。煉功するための時間がなければ、週末に補いました。
学法して、煉功して心性を修める一定の期間を経て、「胃の調子が悪い」という悩みもだいぶ良くなってきました。また、すべての病気は自分の業力が原因であり、苦しむことは業力の借りを返すことであり、苦しむことは業力や借りを返済することで、安楽というものはないことを法で学びました。人は自分の業を返さなければならないのです。
（二）大法を修煉することで、心身ともに恩恵を受ける
法輪功を修煉してからは、物質的な利益に執着することも、お金をそんなに重視することもなくなりました。自分より物質的に恵まれている人を見ても、羨ましがったり嫉妬したりすることもなくなりました。
師父は「常人が得ようとしているものは個人の利益で、どうすれば暮しが良くなるか、どうすれば楽に暮せるかということです。煉功者はそれと正反対に、常人の得ようとするものは求めようとしません。そのかわり、常人は修煉しないかぎり、われわれの得るものを得ようとしても得られません」 [1]と説かれています。
修煉した後、私はすべての悪い生活習慣をやめ、生活の中で道徳性を向上させ、職場では、闘争心を捨て、同僚と自分を比較して越えようともせず、常に他人のことを考え、仕事の量が他人より多いという不満を持たなくなりました。同僚とトラブルがあったときも、人のせいにするのではなく、内に向けて探すようになりました。また、自分の発言や振る舞いにも気を配り、他人を傷つけるようなことを言わないように気をつけています。常に自分が修煉者だと思い、誰に対しても、何に対しても、いつでも慈悲の心を持ち、常に大法に照らして行動しています。
この修煉の過程の中、元夫への恨みや不満も思い出しました。離婚はしていますが、今の私は修煉者なので、恨みや憎しみを修めて取り除き、元夫に対する執着を手放すべきだと思いました。すべての出来事には因縁関係があり、取り除いていない執着がある限り、円満成就できないことを知っているからです。
今は、元夫の不倫や私にしたこと、まだ背負っている何十万もの銀行の負債と払わなかった養育費を追及しなくなったのです。私は、夫婦の恩情や恨みは業力の由来であり、おそらく私は前世で彼に借りがあり、現世で彼に返すべきであるとわかりました。私が恨みを捨て、このことについて執着を取り除かせて下さり、師父の慈悲に感謝いたします。それだけでなく、私も元夫に大法の良さを伝え、1日も早く法を得られるようにしていきたいと思っています。
（三）迫害の真相を伝えるプロジェクトに参加する グローバル救援電話プラットフォーム
今年の1月22日、私は世界脱党センターのRTC電話プラットフォーム(以下、RTC)の第一回研修会に参加しました。二週間の研修を受けてから、RTCで法輪功迫害への真相を伝えるために電話をかけます。私はこの数カ月間、協調人に協調する同修、技術担当の同修、その他の同修たちが、この真相を伝えるためにRTCプロジェクトの裏側で黙々と献身的に働き、全体を一つに形成させたことで、向上して昇華していくことができ、とても感謝しています。
協調人は、同修が中国共産党組織を脱退することを進めることに成功した事例やその他のケースをたくさん共有してくれるので、非常に心が込められています。そのケースの中には、話を聞かない人、恐怖心がある人、葛藤がある人、反応してくれる善良な衆生、長い時間真相を聞いていても脱退しない人、返事をしてくれない人、罵る人などなど、様々でした。これらのケースはすべて、私たち初心者に学ぶ機会を与えてくれました。脱退してもしなくても、それぞれ独自の考え方やプロセスがあり、同修の電話がけの背後には長年の経験やこだわりの積み重ねがあり、すべては衆生を救いたいという思いが込められています。
年齢に関係なく、師父が法を正すことを助け、衆生を救いたいという気持ちさえあれば、すべての同修がこのRTCグループ通話に参加することができます。これは衆生を救うための良い活動で、同時に、修煉のための環境も提供してくれます。師父は私たちに三つのことをしっかり行うようにと望んでおられるので、私はより多くの人を救うため、そして、自分のさまざまな執着を取り除くために、このRTCで真相を伝えるプロジェクトに参加することにしました。
協調人は、新しい同修が通話練習をするための指導をする時、私が実際に電話を掛けたり、同修の電話を聞いたりする機会があります。最初の数回、自分で電話をした際、電話が鳴って衆生が出た時、心拍数が速くなり、再生するボイスメッセージが見つからなかったのです。そこで、私が反応する間もなく、相手は電話を切ってしまったのです。私は不安でたまらず、なぜ私はこんなに不器用なのだろう思いました。同修が会話しているのを聞きながらメモをとってはいたものの、急いでいるときは、流すべきボイスメッセージをすべて忘れてしまい、慌てて余裕がなくなり、ボイスメッセージの場所や内容を把握するために時間が必要でした。いくつかの例を真似して、自分なりに考え方を工夫し、他の同修が電話掛けをするとき、一緒にその同修のために発正念をして、衆生が真相を聞いて救われることを妨害する背後にある邪悪を取り除いたことで、みんなが一つになり、正念も強くなり、エネルギー場も強くなったので、たくさんの衆生を脱退させることができました。
研修後のグループ通話の翌日、河北省石家壮市の少女が脱退に同意してくれ、彼女に少先隊を脱退するための仮名を贈りました。その時は、こんなに簡単に勧められるんだと思い、歓喜心が湧いてきました。その後、この全ては皆師父が段取りしてくださっており、縁のある衆生を送り込んでくださり、弟子を励まし、加持して下さり、私たちはそれらを実践しただけであることを悟りました。
この数か月間、私は仕事から帰って、毎晩RTCで電話掛けをやり続けています。同修たちが電話をする時の状況や経験、そのプロセス、脱退を勧めることに成功した事例を共有しました。また、最近の心性での向上を共有することで、同修たちが自分の欠点と照らし合わせ、比して学び比して修すことで、向上できる機会を得ることができました。同修たちとの交流をとても大切にし、それらの交流を聞いていると心が豊かになると感じました。
真相電話を掛ける過程で、さまざまな人と接することになり、真相を聞いて、ありがとうと言い続ける善良な人、法輪功迫害の実態を理解して共産党組織から脱退する人、8分、17分、25分とさらに長い時間真相を聞いた人もいます。一方では、真相を聞こうとしない人、理解できない人、標準語が話せない人、罵る人、聞くのが怖い人、半信半疑な人などなどもいました。また、最初は電話を切ったのですが、かけ直すと真相を理解し、共産党組織から脱退する人もいました。
電話が無事に繋がり、真相に衆生が耳を傾けてくれる限り、相手が共産党組織から脱退することに同意しようがしまいが、私たちは真相のボイスメッセージを流し続けなければなりません。衆生が真相を理解し、その背後にある邪悪は解体されるのだと悟りました。また、その衆生は別の同修からの電話に出て、救われる可能性もあるのです。一人の衆生が脱退しても、真相に耳を傾ける人が少数であっても、あきらめずに最後までやり続け、大法弟子の誓いが何のためにここにあるのかを忘れてはいけません。
師父は、次のように説かれています。「しっかり法を勉強し、真相を伝えて人を救うことは、大法弟子がこの世にやってきた目的です」[2]
電話掛けをするたびに修煉になり、自分の心性に対する試練なのです。通話中に罵る衆生に遭遇したときは、不快な気持ちになり、落ち込んでしまい、長い時間が経っても回復できず、その日はもう電話する気がなくなるのです。脱退に成功した時は、自分のことを見せびらかし、顕示心理が生じてしまいました。
そして、一定期間に電話をしているうちに、心を落ち着かせ、衆生を救うという心を持つことができるようになりました。今は電話をするとき、うまく出来ても出来なくても、それに拘らず言い訳をしなくなりました。うまくいかないときは、師父の『洪吟』の詩を読み、気分を整えてから続けるようにしています。また、ここ数日の修煉状態について、何がいけなかったのか、精進していなかったのか、内に向けて探し始めています。怠惰な心、安逸心、恐怖心、苦を嘗めることに恐れる心、顕示心理、メンツを保ちたい心、文句を言う心、言われたくない心など、多くの心を見つけることができました。
（四）結語
師父は、「この法を伝えることはとても難しいだけでなく、得ることも容易なことではありません」[3]と仰っています。ですから、私はこの時期に法を得たことを大変ありがたく思い、私を救ってくださった師父に感謝いたします。大法弟子として、もう途方に暮れているわけにはいかないので、三つのことをしっかりと行い、自分をしっかり修め、師が法を正すことを手伝い衆生を救わなければいけません。師父と大法を信じ、円満成就して師父のもとに帰ります！
以上は、現時点の修煉状態での個人の認識であり、次元や表現力が限られているため、法に背き不適切なところがあれば、同修の慈悲なるご叱正をお願いします。
合掌！
師父に感謝いたします！
同修の皆さん、ありがとうございます！
注：
[1] 李洪志師父の著作：『轉法輪』
[2] 李洪志師父の経文：『二〇二一年台湾法会へ』
[3] 李洪志師父の著作：『米国法会での説法』「ニューヨーク法会での説法」
