アメリカ人に法輪功について伝える中での体験
■ 印刷版
 

文/アメリカの大法弟子

 【明慧日本2023年4月12日】この半年余り、私はほとんど毎日のように仕事が終わった後、駅に行ってアメリカの人々に、法輪大法の素晴らしさと法輪功迫害の実態を伝えると同時に、「中国共産党を終わらせよう」の署名を集めていました。その過程で私は、現地のアメリカ人の中国共産党(以下、中共)への嫌悪と憎しみの気持ち、そして中国の人々への同情を感じとることができました。

 ある日、夕方から雪が降り出しました。私は仕事を終え、いつも通りに駅に行き、署名を集めました。暖かい待合室で、一人が署名をしてくれた後、私は次の人を探して法輪功迫害の実態を伝えようとしていたところ、25歳ぐらいのハンサムで背の高いアメリカ人の青年が笑顔で私のところにやってきました。彼はカバンの中から小さな蓮の花を取り出しました。それは私が贈ったもので、彼はすでに署名をしてくれていましたが、私は毎日接する人が多すぎて、全然思い出せませんでした。

 青年は私に「この前あなたがくれた資料を読んで、涙が出ました。臓器狩りの犯罪に驚きました。仕事を終えてから、自分の時間を犠牲にしてわれわれに事実を伝えているあなたに感心しました。臓器狩りの現実を知り、私は自分の日常の悩み事がそれに比べると、何でもないと分かりました。私に何かできることはありますか?」と尋ねました。

 私は彼にもっと大法のことを伝えるべきだと思い、『轉法輪』を勧めました。彼は私の資料にある『轉法輪』を紹介するページをスマホで写真を撮って、帰った後探して読んでみると言いました。

 彼は私に「中国で戦争が起こらなければ、中共は消滅されませんか?」と尋ねました。私は「戦争はないでしょう。もし世の中のすべての人があなたのように、中共の邪悪を知ることができれば、誰もそれと仲間にならなくなり、中共は見捨てられ、存在しなくなります」と言いました。彼は嬉しそうに、戦争は避けられたと安堵し、「これは平和な戦争ですね」と言いました。彼の名前はブライアンだと教えてくれました。私も自分の名前を紹介して、別れを告げました。その後、私が駅で署名を集めていた時、再び彼に会い、友人のように遠くから私の名前を呼び挨拶してくれました。

 誠実に話すことは、人の警戒心を取り除き、人との距離を縮めることができます。それは宇宙の特性である「真・善・忍」の「真」に符合しているからです。人々に大法の真実を伝えるというやり方は、師父が後世に残されたいものを平和的に処理されている方式だと理解しました。どんな複雑な状況でも、理不尽な弾圧の中でも、このような方式で平和的に解決することができるのです。

 ある時、私は駅でアメリカ人の中年女性に会いました。彼女は12、3歳に見える女の子と少し小さい男の子の2人の子供を連れて列車を待っていました。私は女性に法輪功迫害の実態を伝えた後、署名用紙を渡すと、女性は「中共のことはよく知っています」と言って、すぐに署名してくれました。女性は2人の子供に「あなたたちもこれに署名してね。家に帰ってから、なぜ署名するのかを教えるからね」と言いました。子供たちは母の話を聞いて素直にペンを持ち、丁寧に名前を書きました。女性は子供たちの額にキスをして「ありがとう」と言いました。女性は「子供たちの叔父が中国の学校で英語を教えていますが、中国のゼロコロナ政策で、都市のロックダウンが続いているため、今、帰国することができません」と悲しそうに言いました。身内を心配する焦りと無念さが伝わってきて、中国人の私は何も言えませんでした。私は署名を大事に受け取り、大法の資料を女性に渡して、親子の協力に感謝しました。

 私が法輪功修煉者に対する中共の残酷な迫害を伝える時、涙を流しながら聞く人もいました。ある時、若い母親に実態を話しました。彼女のそばには4歳か5歳ぐらいのとても可愛い男の子がいました。私が伝えた内容を聞いて、彼女はすぐに目が赤くなり、涙を抑えながら署名をしてくれました。目の前の善良なアメリカ人女性が、迫害を受けている他国の人々のために、署名に協力して声をあげています。中共が100年の間に起こした数え切れない悲劇を思い出すと、私も泣きそうになりました。私は女性に資料を渡して、何度もありがとうと言いました。

 ある日、気位が高そうなビジネスマンに会いました。彼と彼の妻と息子さんは列車を待っていました。私は近づいて法輪功のことを伝えた後、署名をお願いすると、彼はすぐに応じてくれました。私が渡した資料を受け取り、彼は中国でビジネスをしていると言い、「中国人はとても素晴らしいですが、中共の政府は本当に悪いです!」と言いました。それを聞いて、私は「中国と中共を区別してくださって、本当にうれしいです。中共は中国に起源したものではありません」と伝えました。彼はまた何かを言おうとしましたが、列車が来たため、急いで行くしかありませんでした。

 私が今使っている資料は、四つ折りの両面印刷のチラシで、正面は法輪功を紹介する内容で、特に坐禅の写真を見て穏やかさを感じ、習いたいと言う人もいます。資料の裏には、法輪功修煉者が迫害される事例や写真が載っています。多くの人は中共が迫害を行なう衝撃的な写真を見て、すぐに「中国共産党を終わらせよう」の署名用紙に署名しました。資料には、100年にわたる中共の中国人民への殺人の歴史について暴露する内容もあり、資料を見た人々は、皆驚いたと言います。

 法輪功迫害の実態を聞いた人々はほとんど資料を受け取り、多くの人は私に「この資料をいただけますか?」、「もう1部もらえませんか?」と聞き、詳しく読んでみたいと言います。私はいつも「中共に迫害されている私たちの立場から書いた貴重な資料なので、ご覧になった後、友人に見せてあげてください」と言うと、大切にしまう人もいれば、すぐにソーシャルメディアに投稿すると言ってくれる人もいます。ある女性は「私の娘は赤ちゃんの時に中国から養子に来ました。この資料を見せてあげます」と言いました。ある白人の年配の男性は、とても法輪功のことを知りたいと言って、私に資料を求めました。

 駅で法輪功迫害の実態などを伝え始めたところ、警官は「許可証明がなければ、駅でこのようなことはできません」と言って、私の活動を止めました。私は警官に持っている資料を見せて「私はここにお金を求めに来たのではありません。一部の親切な人が私にお金を出すと言っても、私は決して受け取りませんでした」と説明しました。それでも警官は「許可がなければ、道路で活動するしかありません」と言って、私を止めました。仕方なく、私は帰りました。

 次の日、私はやはり行かなければならないと思いました。「多くの人々が真実を聞き、大法に救われるのを待っていますから、行かないわけにはいかない!」と思い、駅のカスタマーセンターにメールを送り、許可を申し込みました。しかし、返事はありませんでした。その後、私は直接駅のカスタマーサービスセンターを訪ね「ここに資料を置いて、駅員さんに休みの時に読んでいただけませんか? 皆さんに折紙の蓮の花も用意しました」と言いました。担当者から「会社の規則でできません」言われました。

 2日後、私はカスタマーサービス窓口を通り過ぎた時、10人近くの担当者がそれぞれの窓口で業務を行っていました。制服を着た背の高い黒人女性担当者はベルを鳴らして私を呼びました。彼女は私に「元気ですか? すべて順調ですか?」と親切に挨拶してくれました。私が駅で署名活動をしていることを知っていて、私を気遣ってくれたと思い「ありがとうございます。元気です」と言いました。そこで、私が署名用紙を渡すと、彼女は署名してくれました。私は彼女に折り紙の蓮の花を贈って感謝の気持ちを表しました。私は「まだもう少しの蓮の花と資料がありますが、スタッフ室に置いて皆さんに見ていただけませんか?」と言うと、彼女は「もちろんいいですよ」と了承してくれました。私は彼女に資料と蓮の花を渡しました。

 それ以来、誰も私を妨害したことはありません。私は駅で真相を伝え、人を救うことを続けました。私が毎日行っているので、彼らは皆私を知っています。実は彼らも真実を知る必要があります。もちろん、もっと重要なのは、人々が大義の前で勇敢に善を選んだことです。

  8カ月の間、私は法輪功とは何かや、法輪功迫害の実態を伝える過程で、多くのアメリカ人の支持を得ることができ、9000余りの署名を集めました。彼らの励ましの言葉は私に勇気を与えてくれました。その中で最も多かった言葉は 「ありがとうございます! 頑張ってください! 私はあなたと一緒にいます! 応援します!」でした。

 また、一部の文化レベルが高くない、素朴で善良な人たちが、心配そうに「中国に反対するのですか? 中国には良い人がたくさんいます」と言いました。私は彼らに「中共は中国ではありません。中共は中国人を代表することはできません。逆に、中共は中国人の人権を踏みにじるなど、ずっと悪い事をしてきました」と伝えました。彼らはすぐに理解し、ほとんどの人は「中国共産党を終わらせよう」に署名してくれました。

 春がやって来ました。一年の計画は春にあり、これからも法輪大法の素晴らしさを伝え、より多くの人が救われるように大法弟子の三つのことをやり遂げます!

 個人的な体験ですので、法に符合していないところがあれば、ご指摘をお願いします。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/4/4/458369.html)
 
関連文章