文盲から『轉法輪』を暗誦できるようになった
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文/湖南省の大法弟子 李真

 【明慧日本2023年4月13日】私は今年(2014年)で72歳になります。1998年3月に喜ばしいことに法輪功(大法)に出会いました。この10年間、私が大法から得たものは、いかなる言葉をつくしても言い表せません。心中、師父に対して尽きせぬ恩義を感じています。私がどうやって法輪功修煉者になったのか、またどうやって文字が読めない文盲から『轉法輪』を暗唱できるようになったかをここで師父にご報告し、同修と交流したいと思います。

 修煉を始める前、私はよくお寺に行って線香をあげ、さらに自宅には観音菩薩像を祀っていました。近所の人が私に法輪功を勧めてきたとき、私は大法がその人の言うように神秘的なものだとは信じませんでした。毎日、佛像を拝むと、佛像は微笑んでいるか、恐ろしい形相をしているかどちらかだったのです。しかし、そこで憑き物と低い霊体が邪魔をしていたとは知らずに、菩薩が神々しさを現しているのだと思い込み、毎日敬虔に線香をあげ叩頭していました。その頃、私はよくめまいが起き、一旦起きると頭がくらくらして目が回り、目がチカチカして動けなくなりました。そのため、毎日菩薩に「発作が起きないよう加護してください」とお願いしていました。

 家で数年間、菩薩を拝み、お寺にかなり寄付もしましたが、私の病気はかえって頻繁に起きるようになり、ひどくなっていきました。しかし、私は佛像を少しも疑うことなく、むしろより敬虔に拝むようになりました。

 近所の人は、私が佛に対して非常に敬虔なのに、真に修煉していないのを見て、とても心配してくれ、何度も説得にきました。ある日、その人がわざわざ私のところに来て、『轉法輪』を読んでくれました。本の中で、「釈迦牟尼は、末法の時期に至ると、寺院の僧侶たちも自分自身さえ済度できなくなると言っていましたが、まして居士など、なおさら構ってくれる者もいません。あなたがある師に弟子入りしたつもりでも、その師も修煉者に過ぎず、着実に修煉しなければ彼も駄目なのです。心を修めなければ誰も成就できるはずがありません。帰依は常人の中の形式であり、帰依したからといって佛家の者になったと言うのですか? 佛が面倒を見てくれるとでも言うのですか? とんでもありません。毎日頭を地につけて血が出るほど拝んでも、線香を束にして燃やしても、何の役にも立ちません。自分の心を着実に修めなければ何にもなりません」[1]と聞いた時、突然理解しました。どうりで毎日、毎月、毎年、叩頭しても、病気が治らないわけだと理解しました。それ以来、私は法輪功を修煉することに決めました。

 大法は本当に生まれ変わったように、わたしを別人に変えました。長年私を苦しめてきためまいの症状が治り、慢性的な心臓病や、痛すぎて背骨まで変形したヘルニアが治り、本当に無病で体が軽くなっていました!

 私は心の底から師父に感謝し、「こんな素晴らしい法なのに、もう少しで好機を逃すところだった! 必ずしっかり修めて、しっかり師父に報いたい」と思いました。

 大法を学ぼうとする気持ちはすでに固まっていたのですが、私は修煉するにおいて最大の困難に直面していました。それは、読み書きができないことでした。毎日、済南や大連などで師父が説法された録音テープを聞くことしかできませんでした。私は他の同修のように、どれほど大法の本を手に持って読みたいと思ったことでしょうか!

 私が心から学法したいと思っているのを見られた師父は、私のために同修を通して「あなたはできる」と言ってくださいました。私は「師父は必ず私を加持してくださる」と思いました。そして私は本を読み始めました。『論語』から始め、一文字ずつ認識し、一言ずつ読み、一文ずつ覚えました。ただ、今日読んだものは、明日になると忘れてしまいました。同修や孫は根気よく教えてくれました。忘れたら、また教えてくれました。それからというもの、師父の加持のもと、1日に2段落しか読めなかったのが、1日に1ページ、そして1日に1講読めるようになりました。地元の同修は、競って法を学び、競って修煉し、法を暗唱するようになりました。毎回みんなが集まって学法する前には、『論語』と師父のいくつかの経文を暗唱します。中には『轉法輪』を暗記した人もいました。そんな彼らの精進した姿を見て、私は非常にうらやましく思い、自分に教養がないことを、本当に残念に思いました。同修は私に「読むことができるのなら、絶対に暗唱できる。1日に一文覚えただけでも、いつかは全部暗唱できるようになる」と励ましてくれました。同修の励ましが、私に自信をつけ、 私も大法を暗記するようになりました。

 『論語』を暗記するのには2日しかかかりませんでした。暗唱を聞いた同修は、「本当にたいしたものだ。全部合っている!」と言って、とても喜んでくれました。これは師父が私に知恵を与えてくださったのだと分かっています。

 私は自信がかなりつき、毎日暗唱を続けました。時間があれば暗記し、結果たった1カ月で、『轉法輪』を一通り暗記しました。多くの同修は、読み書きのできない老人があろうことか、これほど分厚い天書を暗唱できるなんて、まさに奇跡だと驚いていました! 私は、「これは大法の威力です!」と言いました。

 大法の指導と師父のご加護のもと、私は着実に人間が元に戻る道を歩んでいます。毎日、健康で楽しく三つのことをやっています。偉大なる師父に心から感謝します! 神秘的な大法に感謝します!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/1/29/282008.html)
 
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