北京市の81歳の法輪功学習者、不当に懲役3年
■ 印刷版
 

 【明慧日本2023年4月14日】北京市豊台区裁判所は今年2月8日、同区の法輪功学習者・胡行銑さん(81歳女性)に対して裁判を行った。3月30日、同裁判所の2人が胡さんに判決状を持ってきて、懲役3年、罰金3千元(約、5万7000円)を科した。胡さんはこの判決を不服としてすでに控訴した。

 胡さんは1995年に法輪功を学び始め、心身ともに健康になった。

 2020年4月23日午前、豊台区方荘派出所の警官ら6人が突然胡さんの自宅に押し入り、家宅捜索を行い、胡さんと胡さんの息子を連行した。消息筋によると、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じている人に通報され、通報を受けた警官らが胡さんの自宅へに行き、部屋の賃貸登録のためという口実で胡さんの息子を騙してドアを開けさせた。胡さんは身分証の提示を求めたが、拒否された。警官らは胡さんと息子を押さえてから家宅捜索を始め、法輪功の書籍1箱、ノートパソコン3台、プリンター1台、スマホ5台を押収した。

 その後、警官らは胡さん親子を方庄派出所に連行し、午後3時に胡さんを病院に連れて行って身体検査をした後、豊台区留置場に連れて行ったが、留置場側に受け入れを拒否されたため、再び派出所に連れ戻した。夜9時、胡さんの息子は帰宅できたが、胡さん自身は拘束された。翌日、警官らは胡さんを病院に連れて行ってPCR検査を行い、夜9時には「裁判待ち」で息子に家に連れて帰らせた。 

 1年後の2021年3月22日、豊台区検察庁は胡さんに召喚状を出したが、胡さんに無視された。4月8日、方庄派出所が召喚状に応じて胡さん親子を検察庁に連れて行き、サインを強要した。胡さんはサインを拒否したため、女性検事は激怒し、大声で叫び、「4月9日と12日にまた2回目の召喚があり、応じなければ逮捕する」と脅したが、胡さんは応じなかった。

 2021年5月12日、豊台区裁判所は、再度胡さんに召喚状を発布したが、胡さんは応じなかった。2021年11月8日午後、豊台区裁判所と検察庁の人員が起訴状を送付し、翌日午後3時に胡さんの自宅で裁判を行う準備をしたが、コロナの影響で裁判は2023年2月8日に遅延した。

 今年3月28日、胡さんは「29日に身体検査」という通知を受けた。3月30日、北京市豊台区裁判所の胡春生ら2人が胡さんに懲役3年と罰金3000元を宣告した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/4/11/458684.html)
 
関連文章