中国法会|一緒に人を救いに行こう(一)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年4月15日】私は今年62歳で、2001年から法輪大法を修煉しています。同修の甲さんは66歳で主婦です。甲さんの夫である同修の乙さんは69歳です。同修の甲さんは正念が強く、常に危機に遭遇しても驚きません。また、真相を伝える方法にもとても熟練していました。住居を追われていた時も、私は甲さんを乗せて電動バイクに乗り、2年間一緒に人を救いに出かけました。同修の乙さんは主に私たち2人が人を救うための資料を準備し、時には人を救いに行く途中も、真相シールなどを貼り付けていました。

 昨年(2021年)の疫病の流行以来、各地でPCR検査や健康コード(訳注:スマホ画面上で表示するQRコードで、持ち主の新型コロナウイルスの感染リスクを示すもの)のチェックが要求され、私たちが真相を伝える上で新しい状況が生まれました。そのため、私たちは真相を伝える重点を農村地域に向けるようになりました。私たちは基本的に学法煉功、正念を発すること行い、毎日自転車で40〜50キロメートルを走り、田んぼ沿いや工事現場で働く労働者に真相を伝えました。往復の距離が長いため、電池が足りなくなることがありましたが、同修の助けを借りて、途中で充電できる場所をいくつか確保しました。例えば、同修の家や同修が管理する簡易な建物などでした。時々、充電できる場所で水を飲んだり、自分で持ってきた食べ物を食べたりしました。夜に帰れなくなった場合は、充電できる場所で一晩泊まりました。

 昨年(2021年)末、私たちは乙さんの実家に行って明慧カレンダーを配布し、真相を伝えることに決めました。乙さんの実家は私たちが住んでいる街から90キロ離れていました。私と甲さんは毎週火曜日と木曜日の朝に正念を発し、2時間運転して乙さんと約束した場所に到着しました。それから、自分の電動バイクを乙さんに充電してもらい、私たちは甲さんと一緒に乙さんの電動バイクに乗って真相を伝え、明慧カレンダーを配り、三退を勧めました。一般的に、11時までにカレンダーを配り終え、毎回30人から40人を三退させることができました。

 濃霧の中で縁のある人を探す

 その日、私が甲さんと外出した時、外は霧がかかり始め、霧はますます激しくなっていきました。乙さんの実家に到着すると、数メートル先は誰がいるかも分かりませんでした。私たちはカレンダーを持ち、師父にご加持をお願いし、私たちと縁がある人に出会えるようにお願いしました。

 ある村の外れに到着すると、声は聞こえるものの、人の姿は見えませんでした。私たちが人の声に従って進むと、一群の人々が小麦畑で水やりをしていました。私たちは「お兄さん、新年のカレンダーをプレゼントします」と言いました。彼らは「何のカレンダーですか?」と言いました。私たちは「これは法輪功のカレンダーです。法輪功は佛家の修煉大法であり、人を善に向かわせ良い人になるよう教えます。現在、疫病が深刻化しており、特効薬は人々を感染から救うことはできませんが『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と心から念じることで難を逃れることができます。法輪功は人を救うためのものです。中国共産党は私たちが良い人になり、人々を救うことを許しません。もうすぐ、天がそれを滅ぼすでしょう。その邪悪な組織から脱退することで、平安を守ることができます。みなさんは学校に行ったことがありますか? 少年先鋒隊員に加入したことがありますか? 共青団や党に加入したことはありますか?」と聞きました。するとみんなは、学校に行って赤いスカーフを巻いていた(訳注:少年先鋒隊に入った)と言いました。そして、私たちは彼らに仮名をつけて、少年先鋒隊を脱退させました。彼らは「ありがとうございます!」と言いました。私は、みなさんを守ってくださっているのは大法の師父だということを伝えました。

 村に着くと、私たちは「真相カレンダーを受け取る縁のある人が現れるようにしてください」と師父にお願いしました。しばらくすると、たくさんの人が現れました。私たちはその人たちにカレンダーを渡し、真相を伝えると、みな三退しました。

 村を出て少し歩きました。霧がかかっていて、どこに何があるのかわかりませんでした。誰かの話し声が聞こえたので音をたどってみると、7人の男性が塀を築いているのが見えました。私たちが話をすると、7人の男性たちはみんな理解してくれて、先を争ってカレンダーを欲しがり、さらに三退しました。しばらくして、また誰かの話し声が聞こえてきました。行ってみると5人の人がいて、その5人の人も三退させました。

 その時、カレンダーをすべて配り終わりましたが、まだ霧は晴れていませんでした。道路に出ると木を切り倒している数人の人がいたので、真相を伝え、お守りを渡して三退させました。このような濃霧の天気でも、まだこれほど多くのカレンダーを配布し、多くの人を三退したことから、私たちは師父のご慈悲がどこにでも存在していることを深く感じました。私とAさんは「師父、ありがとうございました!」と大声で叫びました。

 工事現場の駐車場で縁のある人に出会う

 ある日の午後、私と甲さんは工事現場の駐車場に真相を伝えに行きました。工事現場の駐車場では労働者たちが手押し車を押していました。私は一人の労働者に「私は仕事を終えたので、あなたに平安のお守りを贈ります」と言いました。その労働者は振り返って、私を一目見て「法輪功ですか、それとUSBメモリーはありますか? あれば一つください」と言いました。私はその労働者に真相を伝えるためのUSBメモリーを渡し、現在の疫病が深刻な状況であることをその労働者に伝えました。そして「師父は私たちに人を救うようにとおっしゃっています。このUSBメモリーを見ることで、みなさんは自分たちの命を守ることができます」と私はその労働者に伝えました。その労働者は「わかりました、わかりました」と言いました。その後に私は「疫病は良い人とは関係がありません。それは悪い人を淘汰するために特別に存在しています。『法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい』と覚えてください。真・善・忍に従って、良い人として行動すれば、平安を保つことができます」と言いました。その労働者は「はい」と言いました。私は、中国共産党が良い人を迫害し国を危険にさらし、人々を苦しめており今は神が中国共産党(以下、中共)を滅ぼす時であり三退して命を守るべきだ、ということを話しました。そして、私はその労働者を少年先鋒隊から脱退させました。

 私は録音していたのですが、突然その労働者が「また(誰かが)来ました、急いでください!」と言ったのが聞こえました。私が気が付く前に、1台の車が私の右側に停まりました。運転手が車のドアを開けて「USBメモリを1つください、家に帰って見てみます」と言いました。私はその運転手に一つ渡しました。車内には4人の労働者がいて、みんなUSBメモリを欲しがりました。私は労働者たちに真相を伝え、労働者たち全員が三退しました。

 西側にはまだ6人の労働者がいたので、私たちは真相を伝えるためにその6人の労働者のところに向かいました。甲さんがさっそくお守りを労働者たちに渡すと、1人が「写真を撮ろう」と言いました。甲さんは「お兄さん、あなたはこんなに良い人なのに、こんなことはしてはいけませんよ」と言いました。その労働者は笑って去っていきました。私はその場所で1人の労働者に真相を伝え、甲さんが他の4人に真相を伝えました。真相を伝え終えると、写真を撮りたがっていた労働者がまたやってきて「お守りを一つください」と言いました。私は彼にお守りを渡し、真相を伝えると、その労働者は同意し、三退しました。

 その日、その工事現場で、私たちは18人に真相を伝えて三退させました。

 凍てつくような寒さの中を地方に行って真相を伝える

 年明けのある日、凍てつくような寒さで、とても寒い日でしたが、私たち3人は一緒に地方に行って真相を伝えました。人っ子一人見当たりませんでした。私たちは師父に「師父、私たちは寒さや疲れは恐れませんが、ただ人がいないことが心配です。師父、縁のある人に真相を伝えられるように按排しください」とお願いしました。

 一つの村を過ぎると、前方に幌付きの三輪スクーターが停まっていました。行って見ると、三輪スクーターに乗った2人の老人が車内で風を避けながら話をしていました。甲さんは「お兄さん、お二人に平安を保つお守りを差し上げます」と言って、真相を伝えました。最後に、私たちは2人の老人に「吉祥」と「如意」という仮名を与え、『金の種』と『三退の手引き』という真相冊子を渡しました。

 「如意」という仮の名前を付けた人が真相冊子を受け取ってパラパラと読んだ後「私は50年間党員でしたが、脱退したいのですが、どこで脱退すればいいですか?」と言いました。私は「あなたが脱退に同意していただけるのであれば、私たちがあなたの脱退手続きを手伝います」と言いました。「如意」という仮名を付けた人は「わかりました、ありがとうございます!」と言いました。私たちは「私たちの師父に感謝してください」と言いました。私たちは再び前に進んでいくと、畑を灌漑している人たちを見ました。彼ら全員に真相を伝え、三退させました。

 その後、私たちはある市場に行きました。甲さんがある女性に真相を伝え、真相アクセサリーをその女性に渡しました。その女性はとても喜んで「もう一つください」と言いました。甲さんは「一つあれば平安を保つことができます」と言いました。その女性は隣の屋台を指差し「彼にも一つください」と言いました。隣の屋台の人にも真相アクセサリーを渡しました。私たちはその女性と隣の屋台の人に真相冊子を渡し、2人とも三退しました。

 その日はとても寒かったのですが、師父のお導きの下、私たちはそれでも20人に真相を伝えて三退させました。

 間一髪で助かる

 真相を伝えるために常に外出しているので、警官や悪人に遭遇することもよくありましたが、私たちはいつも師父のご加護の下で、無事に乗り切ってきました。

 その日、私たち3人は大きな市場で真相を伝え、南から北まで真相を伝えながら真相冊子を配布しました。市場から出た後、スイカを売っている3人の人が西側でスイカを運ぶカートに座っているのを見ました。私は甲さんと一緒に真相を伝えに行きました。私が真相を伝えた後、顔を上げると、スイカを運ぶカートの東側にパトカーが停まっており、私たちから3、4メートルの距離にありました。その時、私たちとスイカを売る人がいただけで、誰もスイカを買っていませんでした。

 甲さんはスイカを売っている人に真相を伝えていました。私は甲さんに「急いで、行きましょう」と囁きました。甲さんには私の言葉が聞こえなかったようなので、私は甲さんを引っ張りました。彼女はパトカーを見るとすぐに「走りましょう」と言いました。私たちは車に乗って去りましたが、警察は追跡してきませんでした。もし師父が私たちを見守ってくださらなかったら、その日はトラブルに巻き込まれていたかもしれませんでした。

 ある時、地方で、甲さんはとある場所で真相を伝え、私は別の場所で真相を伝えていました。私はある男性に「お兄さん、あなたに平安を保つお守りを差し上げます」と言いました。その男性はお守りを見るとすぐに「いいえ、いりません」と言いました。私は「大丈夫ですよ。『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と覚えていれば、平安を保つことができます」と言いました。その男性は突然表情を変えて「逃げるなよ、大隊(訳注:村民委員会)の人を呼んであなたを捕まえさせます」と言いました。私は「お兄さん、あなたはとても優しい人です。そんなことはしてはいけません」と言いました。その男性は携帯電話を探しましたが見つからず、それでも「あなたを捕まえる必要がある」と言いました。私はこのように思いました。「あなたの言葉は正しくありません。師父は『いかなる心も動じなければ、全ての変動を制することができます』」[1]と説かれています。

 この時、甲さんも真相を伝えていた場所からこちらにやって来ました。私は甲さんに「早く行きましょう」と手振りで合図を送り、私たちはすぐにそこを離れ、別の場所で真相を伝えました。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『米国中部法会での説法』

 (続く)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/15/451374.html)
 
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