河北省邯鄲市71歳の姫瑞嶺さん、不当に懲役3年
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 【明慧日本2023年4月17日】河北省邯鄲市の法輪功学習者・姫瑞嶺さん(71歳男性)は、昨年7月18日、警官らに不当に連行された。そして、今年3月24日に肥郷区裁判所で懲役3年の実刑判決を言い渡された。

 姫さんは邯鄲市に在住。2022年7月18日午後1時ごろ、開元派出所の警官らがいきなり明仁病院の当直室に押し入り、仕事中だった姫さんを強制的に自宅に連れて行き、家宅捜索を行った。スマホ4台、パソコンとプリンターなどの個人財産を押収してから姫さんを連行した。

 午後3時ごろ、姫さんの妻が買い物から帰ってくると、家が荒らされていることを目にして、盗難に遭ったと思い、警察に通報した。開元派出所の警官らは自分たちがやったと認めたが、個人財産の返還は拒否した。

 消息によると、2022年7月18日、邯鄲地区政法委員会と610弁公室が共同で計画を立てると、警察を出動させ、現地の法輪功学習者たちに嫌がらせをした。少なくとも9人の学習者を連行し、9人の中にいた姫さんと劉艶濤さんを起訴した。

 今年2月27日午前、姫さんの家族が依頼した弁護士は、肥郷区裁判所の裁判長・柳延峰から「明日午前9時に肥郷区裁判所で裁判を行う」という電話での通知を受けた。翌日午前9時、弁護士2人と姫さんの家族たちは肥郷区裁判所に到着した。しかし、弁護士2人が裁判長に連絡すると、「法廷審理は復興区裁判所で行う」と返事をされた。事前に法廷の場所を変えることは「公権力を利用して、弁護士や家族への嫌がらせをする」違法行為である。

 弁護士と家族は仕方なく邯鄲に戻らなければならなかった。10時過ぎ、法廷審理が始まった。しかし、傍聴のため法廷に入れたのは姫さんの妻と息子一人だけで、他の家族は傍聴できなかった。弁護士は裁判所側に極力交渉したが、もう1人、傍聴者を増やすことさえできなかった。 

 審理開始時、弁護士の質問によって当事者の姫さんは、当日の法廷開廷の通知を受けていないことが明らかになり、刑事訴訟法に明記された「開廷の3日前に、法廷が当事者に通知しなければならない」ことに違反したことが判明した。

 庭審の質問の段階で、柳延峰裁判官は姫さんに「法の執行を妨害する罪」を課したので、姫さんは反論した。「私は何の法律も破っていません。真・善・忍を修煉しているのは、自分自身を厳しく律することであり、社会に何の悪影響も損失も与えていません。また、誰にも害を与えたことがないので、私は罪を犯していません」

 2人の弁護士は姫さんの無罪を主張した。非合法的な審理は、午後12時過ぎに終了し、柳延峰裁判官はその時点で審理結果を発表しなかった。3月24日、柳延峰裁判官が姫さんに懲役3年の不当判決を宣言した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/4/11/458698.html)
 
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