武漢市の胡永秀さんが迫害で死亡
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 【明慧日本2023年4月17日】武漢市江岸区の法輪功学習者・胡永秀さんが先月30日、第六病院前で法輪功迫害の事実を人々に伝えているとき、公安警察に連行された。そのわずか6日後の4月5日、胡さんは迫害され死亡した。胡さんの自宅に霊堂が設けられているが、そこには派出所の警官が見張っていたという。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが1999年以来中国共産党によって迫害されている。

 胡さんは1959年6月17日に生まれ、武漢市江岸区の新天地コミュニティに住んでいた。 1998年10月に法輪功を学び始め、長年悩まされていた頚椎症、胃病、腰痛が治った。

 しかし、1999年7.20、共産党の江沢民グループは法輪功に対する残酷な弾圧を開始した。「容赦なく殺す」、「名誉を汚し、経済的に破綻させ、肉体を消滅させる」、「殴り殺しても気にせず、死んでも自殺とする」という指示で、法輪功学習者及びその親戚、友人たちは大変苦しみ、恐怖の日々を過ごすようになった。

 2001年11月、胡さんはある体調不良の学習者に会いに行ったところ、警官に連行され、殴られたり蹴られたりして、武漢公安局第一処に送られ、鉄格子に38時間拘束された。同時に、警官らは胡さんの家を家宅捜索した。

 2004年4~9月にかけて、胡さんはコミュニティの職員から頻繁に監視や尾行、嫌がらせをされていた。

 2011年4~9月にかけて、胡さんは再びコミュニティの職員から監視、尾行、嫌がらせをされた。同年9月21日夜7時、胡さんはコミュニティの警務室に呼ばれて行った。そこにいる7、8人が胡さんを引っ張り出し、パトカーに乗せようとした。その時、追いかけてきた胡さんの夫が彼らと口論した。胡さんはパトカーから離れ、連行を免れるため、放浪生活を余儀なくされた。その後、コミュニティは胡さんを見つけるため、胡さんの夫と息子を尾行したり、胡さんの実家へ行ったりして、嫌がらせや脅迫を行った。そのため胡さんの母親は精神的に深刻なダメージを受け、2012年12月28日に心臓発作を起こし死亡した。

 今年3月30日、胡さんは公安警察に所在を突き止められ、連行され、迫害されて亡くなるまでの詳しい状況はまだわかっていない。

 武漢市礄口区の法輪功学習者・宗明さん(59)は2022年4月19日、同市礄口区の「法制教育学習班」(洗脳班)に連行された。12月26日、洗脳班側は宗さんの家族を呼んで、迫害によって極度に痩せ、白髪だらけで、話すことも困難になった宗さんを家族に迎えに来させた。今年の元旦、家族は宗さんを病院に搬送したが、入院を拒否された結果、宗さんは救急外来で死亡した。

 明慧ネットの報道の不完全な統計によると、2022年、湖北省武漢市で少なくとも260人の法輪功学習者が迫害を受けた。そのうち3人が迫害で死亡し、9人が不当判な決を受け、101人が連行され、7人が不当に裁判をかけられ、7人が不当な裁判に直面している。また、6人が逮捕状を発付され、18人が拘留所や留置場に拘禁され、60人が洗脳班に入れられ、3人が精神病院に監禁された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/4/15/458826.html)
 
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